この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。
今回は静岡県西部地域局局長の高橋良和(たかはし・よしかず)氏をゲストにお招きしました。高橋氏のモットーは「なんとかなる」。趣味は家族(旅行・ショッピング・映画鑑賞等、一緒に行動することが多い)、出身地は浜松市です。
令和7年7月27日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。
【目指すは「遠州」ブランドの向上】
県西部地域局の所管は浜松、磐田、掛川、袋井、湖西、御前崎、菊川、森の7市1町。業務は「危機管理」と「地域振興」が大きな2本の柱です。
一つ目の危機管理では災害対応を担い、日ごろから各種訓練や研修に加え、学校・事業所での防災教育・啓発活動に取り組んでいます。また、ボランティア団体やインフラ企業との連携も推進。実際の警報発令時には、職員が即座に登庁して情報収集などを行います。御前崎市を抱えるため、原子力災害対策も重要な任務です。
地域振興では、まず移住・定住の促進。西部地域は中京圏からの関心が高いため、人の呼び込みに力を入れています。交流人口の拡大に向けては、インスタグラムのフォトコンテスト「スナップエンシュウ」を展開中。スポーツを切り口にした地域の魅力発信や、遠州塩の道、太平洋岸、浜名湖周遊などの自転車道を活用した地域活性化にも取り組んでいます。三遠南信地域の交流も大切な業務です。
富士山や伊豆に比べると「遠州」の知名度はまだ低いため、市町や民間と力を合わせて、「衣食住」「遊」「職」の魅力にあふれた遠州のブランド力向上を目指していきます。
21世紀倶楽部10月例会&11月例会のお知らせ
10月の例会は浜松市の山名副市長と浜松市の㈱アトランスの渡邉代表取締役の両名を講師にお迎えし、「健康経営について」を共通テーマにそれぞれご講演いただきます。
山名副市長は産業などの地域の発展を市民の健康が支える都市 「ウエルネスシティ」の実現を目指す「浜松ウエルネスプロジェクト」について紹介します。
渡邉代表取締役は社員満足度改善の観点から「健康経営」の具体的な取り組みについて紹介します。
日時は10月28日(火)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。
11月の例会はヤマハ株式会社 研究開発統括部 主席技師の剣持秀紀氏を講師にお招きし、「歌声合成技術VOCALOIDと新しい音楽」をテーマにご講演いただきます。最近、人間の声ではなく、合成した歌声を使った楽曲が、日本のみならず世界でも人気を集めるようになってきています。このムーブメントを支える歌声合成技術VOCALOIDの内容と開発ストーリー、音楽に与えた影響について紹介します。
日時は11月26日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。