日時:2022年1月17日 11:34 投稿者:pt21c

ゲスト: 静岡ブルーレヴズCRO 五郎丸 歩 氏
演題:楕円球の魅力~ラグビーを通して磨いた人間力~
【トークショー概要】
■現在の役職/現在私は静岡ブルーレヴズのクラブ・リレーションズ
・オフィサーとして、クラブとステークホルダーを結ぶ役割を担当。
スポンサー集めやラグビーのPR、また運営企画・実施なども行ってい
る。静岡ブルーレヴズとなりホストエリアは静岡県全域に拡がった。
西部地区だけでなく中部や東部エリアまで、いかに関心を持っていた
だくかが課題だ。五郎丸プロデュースとして1月23日のホストゲーム
開幕戦では新アイデアを盛り込んだ。試合前日から葛城北の丸に宿泊
し、試合の見どころの解説付き一泊二日チケットを企画販売。高額な
がら即売することができた。
■ワールドカップ2015、2019を振り返って/2019年に日本がワンチー
ムで活躍した原点は、2015年の対南アフリカ戦の逆転勝利だったと評
される。2015年の出場メンバーはエディー・ジョーンズ・ヘッドコー
チの下、泥水を飲むような厳しい練習経験を積んできた。当時はまだ
ラグビーへの関心は低かったが、2019年の日本開催に繋げるため日本
代表は勝つしかない。彼の指導があったからこそワンチームが出来上
がった。以来、日本代表は一気にスター扱いとなり環境は一変した。
ところが、その後のエコパでのホーム試合で満席を想像したものの、
スタジアムは空席が目立った。このとき、企業スポーツに甘んじてい
たと実感し、日本のラグビー環境を変えていかなくてはならないと少
しずつ気づき始めていった。2019年大会で解説担当としてスタジアム
入りしたとき、満席のスタジアムを見て感無量。駅前でファンが盛り
上がっている様子を見て、日本でこの光景が見られることが感動だっ
た。
■フルバックから見ていたチーム/選手時代、チームの最後尾に位置
するフルバックは全体が見えるのでグランドにいる監督のようなポジ
ション。2015年の際はリーチマイケルキャプテンのたたみかけるタッ
クルに心強さを感じていた。彼は日本人以上に日本文化を外国人に知
らせようと努力していた人物でとても良い刺激をもらった。ゲームで
の動き方は、幼少期のサッカー経験が生きている。子供時代はさまざ
まなスポーツを体験し、最終的に何をやりたいかを自分で決めるのが
理想。競技レベルだけでなく物事の考え方の広がりがプレーに生きて
くると思う。
■プレッシャーへの対応/ワールドカップ前夜は恐怖で緊張がこみ上
げた。プレッシャーは自分でコントロールできない。自分ができるこ
とは、すべきことをひとつひとつ考え整理していくこと。すると次の
日にはすっきりして緊張感が緩和される。ラグビーは体格も性格も違
う選手たちが交わるスポーツ。チームを生かすには自分がどう動くべ
きかを考えなければワンチームにはなれない。自分の持ち味を出しチ
ームに活かせることがラグビーの面白さ。
■今後の抱負/ラグビーのオフシーズン(7か月)の使い方を考えたい。
収益を上げ、地域に根付いたチーム運営を考えると一年間の有効活用
が重要。試合だけでなくキャンプなども「All for 静岡」で地域貢献
して広げていきたいと考えている。ベテランの多くが2021年シーズン
で引退した。世代交代期の現在は5年スパンで応援してもらうと面白い
チームに成長していくと思う。皆さまの応援に感謝。期待に応えられ
るよう魅力あるチーム、ラグビー環境づくりに尽力していきたい。


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