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日時:2016年3月23日 16:28 投稿者:pt21c

2015年11月19日(木)21世紀倶楽部月例セミナー

演題  温泉パワーで健康に!温泉マイスターの温泉雑学講座
講師  牧野光子 氏 (温泉マイスター )


【講演概要】
昭和23年に定められた温泉法には、「地中から湧き出すときの温度が25℃以上、もしくは19種類の決められた成分のうち一つでも規定量以上含まれているのが温泉」と定められている。源泉数日本一は大分県だが、静岡県は鹿児島に続いて第3位。しかも温泉宿数においては全国トップを誇ることを知る人は意外に少ない。
温泉に入るときは、疲れているときや食事直後、飲酒後は避ける。そして入浴数は24時間内に2回、多くて3回までに留めるほうが湯疲れをおこしにくい。
国際医療福祉大学の前田眞治教授が推奨する「温泉の効能を取り入れやすくする入り方」を紹介する。最初に10杯の掛け湯で、体を湯の温度に慣らしてから、5分入浴。湯から上がって3分ほど休憩後、今度は湯の中で手足や体のストレッチをしながら8分入浴。毛穴が開いたところで髪や体を洗い、最後に少し熱めの湯に3分入浴する。入浴時間帯は副交感神経と交感神経が入れ替わる午前9時過ぎと午後9時過ぎが理想的。温泉の効能は3時間続くと言われているので、シャワーで洗い流さず風呂から出たほうが、効能は高い。
塩分値の高い温泉は、塩の細かな結晶が毛穴をやさしく包んでくれるため、湯冷めしにくい。アルカリ値が高く、ぬるぬるした温泉は、皮膚が化学反応を起こして溶け出している状態なので、マッサージしすぎないことがポイント。体調や肌の調子に合わせて温泉の入り方を意識してほしい。静岡県内、そして浜松近隣にもいい温泉がたくさんあるので、ぜひ温泉に浸かり元気になって頂きたい。

【オススメ温泉】富士を望む温泉/天恵(御殿場)、大野路(裾野)、ごてんば市温泉会館など。滝鑑賞の湯/天城荘(河津)、花火鑑賞の湯/湯の花膳(熱海)、25m露天風呂/赤沢温泉(伊東)、千人風呂/金谷旅館(下田)、岩風呂/白壁荘(湯ヶ島)、川端康成の定宿/湯本館(湯ヶ島)、秘湯/観音温泉(下田)、畳の温泉/湯の花亭(土肥)、洞窟風呂/修善寺ホテル、酒屋の風呂/こんや銘酒館(静岡)、夕日が沈む浜名湖を望む/サゴーロイヤルホテル(浜松)、鉄分風呂/九重(浜松)など。
※著書「しずおか極楽露天風呂100(静岡新聞社)」


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