この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。
今回は山極芳樹(やまぎわ・よしき)氏 静岡大学工学部教授を
ゲストにお招きしました。氏のモットーは
『SF(サイエンスフィクション)をSF(サイエンスファクト)に』、
趣味は映画鑑賞、出身地は滋賀県です。
平成29年7月2日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。
【宇宙エレベーターを開発へ】
現在のロケットの問題は全体の9割が推進剤で実際に運べるものは1割ぐらいです。
そこで推進剤を使わない新しい宇宙輸送システム
「宇宙エレベーター」の研究をしています。
地上と宇宙ステーションをケーブルで結び、
エレベーターで物資を運ぶものです。
ケーブルは10万㌔の長さが必要になり、
鋼など通常の材料だと自重で切れてしまいます。
しかし,軽くて強い材料のカーボンナノチューブが発明され、
宇宙エレベーターが空想から現実になりそうだということで、
10数年前から研究が盛んになってきました。
カーボンナノチューブをケーブル化する技術はまだありませんが、
今の技術でできることから研究を進めています。
10㌢角の小型衛星を2つ組み合わせた「 はごろも 」の中にケーブルを仕組み、
2つの衛星を切り離し、宇宙でケーブルを伸ばす実験です。
現在コマンドを送るデータ通信の調整を行い、状態が整えば実験を実施します。
今後も宇宙エレベーター実現に向けて
静岡大学工学部では学生たちと研究を続けてまいります。
平成29年7月2日SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」
この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。
今回は山極芳樹(やまぎわ・よしき)氏 静岡大学工学部教授を
ゲストにお招きしました。氏のモットーは
『SF(サイエンスフィクション)をSF(サイエンスファクト)に』、
趣味は映画鑑賞、出身地は滋賀県です。
平成29年7月2日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。
【宇宙エレベーターを開発へ】
現在のロケットの問題は全体の9割が推進剤で実際に運べるものは1割ぐらいです。
そこで推進剤を使わない新しい宇宙輸送システム
「宇宙エレベーター」の研究をしています。
地上と宇宙ステーションをケーブルで結び、
エレベーターで物資を運ぶものです。
ケーブルは10万㌔の長さが必要になり、
鋼など通常の材料だと自重で切れてしまいます。
しかし,軽くて強い材料のカーボンナノチューブが発明され、
宇宙エレベーターが空想から現実になりそうだということで、
10数年前から研究が盛んになってきました。
カーボンナノチューブをケーブル化する技術はまだありませんが、
今の技術でできることから研究を進めています。
10㌢角の小型衛星を2つ組み合わせた「 はごろも 」の中にケーブルを仕組み、
2つの衛星を切り離し、宇宙でケーブルを伸ばす実験です。
現在コマンドを送るデータ通信の調整を行い、状態が整えば実験を実施します。
今後も宇宙エレベーター実現に向けて
静岡大学工学部では学生たちと研究を続けてまいります。