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イベント関連:月例セミナー

日時:2013年9月27日 13:17 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部

 
月例セミナーレポート

2013年9月18日(水)21世紀倶楽部月例セミナー

真価問われる安倍政権
―課題と展望―
講師:髙橋正光氏 時事通信社 政治部長

【講演概要】
 今の安倍政権はまさにピーク。参院選によってねじれ国会は解消され、東京オリンピック招致にも成功した。政権発足から9ヶ月という月日が経っていながら、内閣支持率6割超えの高い数字は、これまでほとんどない。高支持率の理由を分析すると、ひとつは、デフレ克服の経済対策一本に絞っていること。二つめは、総理の相談役である菅義偉官房長官の存在が、政権にとって大きな「重し」になっていること。例えば情報管理の一元化や、政治家の失言等の事態収拾も彼が調整役になっている。そして三つ目は、壊滅的な支持率にも表れる、体たらく野党の存在が安倍政権の追い風になっている。
 しかし注意する点もある。アベノミクスといっても、まだ実際の成果が表れていないのが現実。さらに時間をかけても経済対策が実現できなければ、逆風になる可能性もある。また原発問題についても、国際的に注目を浴びており、うまく処理できなければ原発再稼動の動きもストップする。さらに、日中関係の悪化も政権にとって大きな痛手になる。とはいえ、現在の野党を見る限り、すぐに現在の政権が失脚することは考えられない。二年後の総裁選まで安倍政権が存続することは間違いなさそうだ。
 現在の具体的課題として、注目される集団的自衛権については、「年内にも大きな転換が起こるのではないか」と報道されているが、おそらく来年の春以降になるだろう。また消費税に関して、8%への増税は、政治論的に上げざるを得ない状況だが、さらに10%への増税については、衆院選や参院選への影響を考え、見送りになるのではないか、という見方が強い。
 ちなみに、現在の安倍政権は、総理自身と麻生太郎副総理、菅義偉官房長官、甘利明経済財政政策担当大臣の4人が政権の方向性や重要政策を決めているのが実態。「官高党低」と報道されているに、今は官邸(総理サイド)の力が非常に強く、自民党は、なかなか官邸にものを言うことができない。総理に指示されたら、突き進むしかない「オールポチ状態」と比喩されている。

 

 


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