日時:2012年10月 4日 11:19 投稿者:pt21c

2012年9月21日(金)
21世紀倶楽部定例セミナー
浜松市(政)の課題
講師 伊藤篤志 氏 (浜松市副市長)

 

【講演概要】
まずは地震と津波対策について。8月末、内閣府 南海トラフの巨大地震モデル検討会が「南海トラフの巨大地震に関する津浪高、浸水域、被害想定」を発表した。それは、浜松市内7区全域が最大震度マグニチュード7、津波高は南区で最大16mと想定された。これは、浜松市が対策をしていた第三次被害想定の3倍の数値である。
 浜松市の津波対策の基本は、「知らせる、逃げる、防ぐ」の3つ。市域全体をカバーした防災行政無線やFM放送、携帯電話等も利用し、いち早く市民に知らせる。そして津浪が到着すると想定される20分以内に、浸水域以上の場所へ避難するため、ビルや施設、タワー、マウンドなどの避難場所を確保している。また、現在、㈱一条工務店さんの寄付金を活用し、浜松市沿岸域約17.5㎞という、暫定を上回る防潮堤整備を進めることが、県、市、一条工務店の三者で合意となり、先日、中田島で鍬入れ式が行われた。防波堤完成までには、まだまだ積み上げるべき課題はあるが、関係者が協力し合い、なるべく早く実現させていきたい。そして、さらに市内の地域ごとに、きめ細かな把握をし、津波によって亡くなる方を限りなくゼロにしたいという考えで対策を進めていく。
 次に、浜松市と静岡市のデータ比較を紹介する。そこから見えてきた浜松の課題は、まさに日本が抱える課題といえる。ポイントは、市外からどのように人を流入させ、人口増加に繋げるか。それには、働く場や都市の魅力をアップさせることが大切だ。リーマンショック以降、経済情勢が低迷しているとはいえ、浜松の一次・二次産業は、まだまだのびしろがあり、六次産業化の取組みも期待されている。従来の産業分野のみならず、医療、介護、健康、健康長寿に繋がる新しい研究・サービス産業を育てることが重要だ。住みよい町、子供を育てやすい町、そんな文化力を創るために、市ができることを行い、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」の実現を目指していきたいと考えている。

講師:伊藤篤志副市長

浜松市政の課題

9月21日懇親会15階21世紀倶楽部にて


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