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日時:2016年6月30日 13:33 投稿者:pt21c

演題:浜松市政報告~地方創生に向けた浜松の挑戦~

講師:鈴木 康友 氏(浜松市長)

6月22日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。

倶楽部代表を務める大石剛静岡新聞社社長があいさつした後、

平成27年度事業内容・収支報告とともに、28年度の事業計画・予算案が参加者の拍手で承認された。

その後、鈴木康友浜松市長による記念講演が行われた。

【講演概要】

日本国内は「財政危機」と「人口減少」という2つの大きなリスクを抱え、今後地域の自治体経営はますます厳しくなることを覚悟しなくてはならない。

特に浜松は地域面積の半分が過疎地であることや、管理する道路や橋梁が基礎自治体内で一番多いなど、

少しでも油断すれば行政コストが跳ね上がる体質のため、行財政改革で効率的な運営をすることが必須。

そこで市は、行政経営諮問会議を設置し、職員数の削減、外郭団体への損失補填・債務保証額ゼロを実現し、

自立した都市経営を推進している。積極的な市債削減も進み、信用評価の格付けで高く評価されている。

地方創生に向けては、「産業」「子育て支援・教育」「まちづくり」という三本を柱にした総合戦略を策定し、

中でも産業力強化に重点を置いている。以下、具体的な政策を紹介しよう。

①創業支援では、日本全体の経済活性化を目的に発足した「スタートアップ都市推進協議会」に参画し、

ベンチャー企業支援等に他地域自治体と連携し、産学官金が一緒に取り組んでいる。

②天竜木材のブランド化では、ドイツに本部を置く森林管理協議会FSC(木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関)

の認証取得を推進。現在当地域が、全国で最も有力な認証エリアになってきている。

これを強みに天竜木材を国内外にアピールすると共に、民・官連携で地産地消を推進し、

地域の林業を再生させていきたい。

③エネルギービジョンに向けた政策では、太陽光発電の導入促進により、昨年発電量日本一を実現。

またスマートシティ推進協議会を設立し、その担い手として浜松新電力会社を立ち上げた。

今後期待が集まるエネルギー事業には、多くのビジネスチャンスがあるので、是非皆さんも注目してほしい。

④世界的な都市の概念とされる「創造都市(注)形成」に、浜松市は早くから取り組んでいる。

平成26年にはユネスコ創造都市ネットワークへ加盟し、今年秋には大きな規模で世界音楽の祭典を予定している。

⑤シティプロモーションでは、秀吉と家康の二人の天下人が出世したパワースポットとして

浜松東照宮に二人の像を製作。さらに、来年のNHK大河ドラマでは『おんな城主 直虎』が放映予定され、まさに追い風。

成功に向けて、オール浜松で取り組んでいく。

(注) 創造都市=地域固有の文化や資源を活かした活動が活発に行われ、

その活動が新たな価値や文化、産業創出に繋がり、市民の暮らしの質や豊かさを高めていく都市のこと。


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