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日時:2017年6月28日 12:02 投稿者:pt21c

演題:浜松市政報告~地方創生に向けた浜松の取り組み~

講師:鈴木 康友氏(浜松市長)

6月19日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。

谷川治静岡新聞社常務が挨拶し、大石剛21世紀倶楽部代表のメッセージを代読した。

続いて、平成28年度事業内容・収支報告、

29年度事業計画・予算案が参加者の拍手で承認された。

その後、鈴木康友浜松市長による記念講演が行われた。

【講演概要】

産業の力で自立的に発展してきた浜松。現在の産業政策では、

次世代型の光電子産業や医療&光学連携、デジタルコンテンツの産官学連携などを

推進する「①はままつ産業イノベーション構想」、農地を転用し工場用地として認める

「②新・ものづくり」特区、「③海外ビジネス展開への支援」、

起業家たちの「④創業支援」を4本柱に進めている。

農業政策においては多品種生産地の強みを生かし、付加価値の高い

「農業経営」を推進。経営塾を開催したり、海外への販路開拓を支援したり、

新規就農者の育成・支援にも力を入れている。

林業政策では、市面積の7割を保有する森林を生かし、

持続可能な林業経営政策を展開。今や国際森林認証制度であるFSC森林認証を

取得した面積は市町村では全国首位。流通・販路の拡大も進み、

まさに「浜松モデル」を形成し、地産地消のみならず全国・世界へ発信している。

お陰で「林業成長産業化地域」に指定され、国から重点的な予算支援を受け、

今後更に拡大を進めていく。

エネルギー政策では、10kw以上の太陽光発電導入件数・全出力の設備導入量で

日本一の実績を誇る。同時に政令指定都市として全国初の地域新電力会社

「浜松新電力」を設立し、電気の地産地消を推進。更にバイオマス発電所を設置し、

電力だけでなく熱供給を可能にすることで、エネルギー効率の良い

スマート工業団地運営を目指していく。

文化面では「音楽の都・浜松」を確固たるものにすべく、

平成26年「ユネスコ創造都市ネットワーク」音楽分野にアジア初の加盟が認定された。

平成28年には世界最大規模の楽器ショー「ナム・ショー(アメリカ開催)」に

招待され世界へアピールすることができた。来年第10回を数える

国際ピアノコンクールをはじめ、ますます芸術文化の推進体制を構築させたい。

また、多文化共生の取り組みでは、課題解決だけでなく、外国人の持つ文化的多様性

、才能を街の活力に生かす積極的な取り組みを展開。

世界の外国人集住都市との連携にも力を入れている。

このように浜松には多くの誇るべき宝物がある。そして何より、

80万人口の都会に海・山・川・湖の自然を満喫できるスポットが身近にある環境は、

日本一ストレスの少ない暮らしやすい街として評価が高い。

今後マリンスポーツの聖地として整備することも検討中。

引き続き皆さまのご支援ご協力をお願いする。


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