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日時:2015年5月29日 12:00 投稿者:pt21c

2015年4月20日(月)18時よりプレスタワー17階にて開催しました。

 

 講師    航空自衛隊 第一航空団司令兼浜松地司令

        空将補 上田 知元(うえだ・ともゆき)氏

  演題    「航空自衛隊の活動」

 

【講演概要】

 航空自衛隊の主たる任務は防衛出動。国民保護や海上警備、弾道ミサイル防衛、

対領侵措置、国連平和維持活動などは従たる任務となる。定員は約5万人、

その半数以上が実任務にあたる航空総隊に所属し、国内4つの防衛区域エリア

(北部、中部、西部、南西)ごとに、戦闘機、レーダーサイト、地対空ミサイルシステムなどの

戦闘機能を持っている。

我が国の周辺諸国を見ると、中国軍は第4世代戦闘機が増えているだけでなく、

さらに質を向上させた第5世代戦闘機開発を進め、日本の自衛隊の2倍以上の主力戦闘機を保有。

AWACS、爆撃機、弾道ミサイル、空中給油機、空母、巡航ミサイルを備えている。

ロシアは、戦闘機数は中国に比べれば少ないが、空中での機動性を安定させたり、

コンピュータやレーダーを積み替えてバージョンアップしたり、即応体制強化と軍事力の近代化を進めている。

北朝鮮は、新しい戦闘機は無いものの、核ミサイルを一千発単位で持っていることが問題。

もし実際に撃たれた場合、日本が持つ防御ミサイルでは、半数ほどしか対処できない。

また、日本のレーダーでは、打ち上げられたことが感知できないため、アメリカの偵察衛星情報に頼ることになる。

このように、実際に脅威を与える能力を持つ周辺諸国を把握し、我が国では、日米共同の実践的な訓練に参加し、

防衛準備を行っている。「防空識別圏」は、この圏内を飛ぶ飛行機は、どこの国の何のための飛行かを

確認するエリアだが、そこからさらに領空侵犯が疑われる場合は、指令から5分以内に離陸し、無線で注意する。

この対領空侵犯措置(スクランブル)回数は、東西冷戦期以降、特に中国に対しての数が増加し、

今年度は過去最高の回数になるかもしれない。

 

浜松基地は、教育部隊と実任務につく部隊があり、約2500人が勤務。

パイロットは約3年の厳しい教育を受け、その中から6~7割がウィングマークを付けパイロットデビューする。

ブルーインパルスのパイロットはパイロットの中でも、特に操縦技量が高く、チームワークがとれる人間が選ばれる。

今年もブルーインパルスが飛行できる日を調整し、エアフェスタを開催する予定だ。


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