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日時:2017年11月29日 13:48 投稿者:pt21c

演題:湖西市の新たな将来ビジョン

   ~継続可能な発展のために~

講師:影山 剛士氏(湖西市長)

【講演概要】

「自分が生まれ育った故郷・湖西市の役に立ちたい」という想いで前職を退職し、

市長選に臨んだのがちょうど1年前。本日は少子高齢化による財政減収が見込まれる中、

今後の持続可能な発展のための取り組みをお話する。

人口6万人の湖西市は、「一事業所当たりの出荷額」「養豚頭数」「コデマリ出荷額」

「ハイブリットカー用バッテリー全世界シェア」が県内第1位を誇る。

浜名湖ではフライボードなど新たなマリンスポーツが注目を集め、

山では登山やウォーキングを楽しむ人が多数訪れ、

また豊田佐吉をはじめとした歴史拠点やさまざまな観光スポット、

湖西ブランドの食も町の大きな魅力になっている。

しかし昼夜間の人口差が約7千~1万人。昼間は市内の製造企業等で働き、

周辺エリアの浜松や豊橋などに暮らしている人が多い。

もっと市内に住んでもらえるよう早急に生活環境を整える必要があると考えている。

それにはまず「幸福度日本一」を目指し、子ども医療費の無料化を推進中。

また現在年間12億円の公費を投入している湖西病院の経営改革や、

産婦人科医不足の解消、事業所内保育の充実等を図ったり、道路、住宅、

商業施設の整備を進めたりと、少子化・人口流出の歯止めに力を入れている。

高齢者の交通施策では、コミュニティバスのデマンド化(ドアツードア方式導入)推進や、

利用料金の助成を今後はタクシー利用等に広げられないかを検討し、防災対策では、

命山の整備や津波避難デッキの建設などを行っている。

自治体運営の根幹ともいえる「産業振興」においては、

企業側からのニーズに応えるべく「浜名湖西岸土地区画整備事業」を進め、

約50haの新たな工業団地を造成している。また「新居関所保存整備事業」により

観光資源の魅力をさらにアップさせ、

平成32年度には年間6万人の観光人口を目指していく。

市長となり1年。

これからさらに、皆様に「湖西市が住みやすく、魅力あるエネル

ギッシュなまち」と感じてもらえるように全力投球していきたい。


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