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日時:2017年8月25日 12:42 投稿者:pt21c

演題:走る村、うるぎ600(びと)の村づくり

講師:清水秀樹氏(長野県売木村長)

【講演概要】

 長野県売木村は茶臼山の北に位置する、長野県で2番目に人口の少ない村。

桃源郷といえるようなのどかな村で、ハザカケ米と

高原野菜(トウモロコシ、トマト、ミョウガ等)、

そして観光(ゴルフ場、キャンプ場、こまどりの湯)が中心。

私が村長になった2012年から村の情報発信に力を入れ、

特にウルトラマラソンの重見高好選手を村専属ランナーとして

迎え入れたことをきっかけに「走る村」を推進。世界で活躍する彼の様子が

NHK番組で放映されたことも後押しとなり、全国各地のランニングクラブの方々や、

興味を持ってくれた方が村を訪れ、交流が拡がっている。

さまざまなイベントも開催。今年4回目となった「星の森音楽祭」は、

降りそそぐような星空の中で音楽を満喫。「婚活イベント」では

ゴールインしたペアが売木村で暮らし子供も誕生した。

事業政策では、先人が大切にしてきた「うるぎヒノキ」のブランド化を進め、

村営住宅に使用したり、ヒノキローソクを製作したり、各地の建設材として

売り込みにも力を入れている。また一昨年から「君の椅子事業」を始め、

誕生した子供に地域の木で制作した椅子をプレゼント。

この他、昔盛んだった炭焼きを見直すプロジェクトも開始している。

特産品には、伝統菓子を復活させた「たかきびまんじゅう」、

移住者のヤギ農家が作る「ヤギミルク」、地元で摘み取ったつみくさ料理も好評。

さらに地元漬物の特産化も始めている。

現在、太鼓・笛の演奏者やインバウンド推進担当のドイツ人など、

多くの若者が地域おこし協力隊や集落支援員として村内で活躍中。

それぞれが知恵と力を出し合い、「古民家再生事業」「移住定住対策」

「観光事業」などに取り組んでいる。

今年から新たにスタートした「企業連携 心のデトックス事業」は、

外部の勇志社員が村仕事を手伝いながらリフレッシュしてもらう企画。

これまでさまざまな事業に取り組む中で、何より人と人との繋がり、

心の交流が肝心だと痛感している。9年後にはリニアの時代が訪れる。

この小さな売木村に「行ってみたい」と思い、

実際に訪れ癒されてもらえる村を作り、次世代に繋げていきたい。


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