【講演概要】浜松まちなかにぎわい協議会は、2年前に「自分たちのまちは、自分たちの手で」をスローガンにスタート。鍛治町のマルHビルに事務所があり、浜松市や民間から集まった6人が常勤。財源確保は、法人格である浜松マネジメント株式会社が担当している。これからの街づくりは、「浜松が持つ地域資源の魅力をコンセプトに掲げ、みんなで作る街づくり」を目指すべき。若い世代がどんな思考で、未来に何を求めているかを考えながら街づくりを進めるため、商店街、企業、一般住民など、さまざまな街中関係者のネットワークづくりが重要と考えている。これまで「まちゼミ」「夏の芸術祭」「冬フェス」など各種イベントの実施によって、ネットワーク構築だけでなく、商業者が再度勉強し直す良い機会となり、また店舗同士、商店街同士、企業や市民との交流を深めることができた。資金確保では、全国でも始まったばかりのエリアマネジメント広告を進めている他、この4月からギャラリーソラモの指定管理を受け動き始める。この場所で大きな利益を生むことはできないが、イベントを実施することで街中のにぎわいにつながると考えている。街づくり戦略では、個人と法人の歩み寄りが重要。それぞれ環境や状況が違うため、問題共有は難しいが、企業として成り立つメリットが、街中の人たちとうまく合致したとき、街が少しずつ動いていくだろう。また、地権者へのアプローチを進め、地主、ビルオーナー等にも街づくりに参画してもらい、合意形成できる体制を整え、人口減少や高齢化などに対応できる街づくりを進めていきたい。今後は、再度、基礎調査と分析を行いビジュアライズ化し、ワークショップなどを開催することによって、まちづくりの関心度をアップさせ、具体的に空き店舗を利用したトライアルを行う予定。持続可能な街づくり組織を構築するためにも、協議会はその主体ではなく、あくまで「街をこうしたい」という思いを持って活動する人たちをサポートする位置でありたい。その基盤作りのため、皆様のご協力をお願いしたい。
3月 セミナーレポート
3月 セミナーレポート
2012年3月21日(水)
21世紀倶楽部定例セミナー
「街中活性化に取り組んだ一年」
講師 河合正志氏 「浜松まちなかにぎわい協議会」事務局長
【講演概要】
浜松まちなかにぎわい協議会は、2年前に「自分たちのまちは、自分たちの手で」をスロ
ーガンにスタート。鍛治町のマルHビルに事務所があり、浜松市や民間から集まった6人が常
勤。財源確保は、法人格である浜松マネジメント株式会社が担当している。
これからの街づくりは、「浜松が持つ地域資源の魅力をコンセプトに掲げ、みんなで作る
街づくり」を目指すべき。若い世代がどんな思考で、未来に何を求めているかを考えながら
街づくりを進めるため、商店街、企業、一般住民など、さまざまな街中関係者のネットワー
クづくりが重要と考えている。
これまで「まちゼミ」「夏の芸術祭」「冬フェス」など各種イベントの実施によって、ネッ
トワーク構築だけでなく、商業者が再度勉強し直す良い機会となり、また店舗同士、商店街
同士、企業や市民との交流を深めることができた。
資金確保では、全国でも始まったばかりのエリアマネジメント広告を進めている他、この
4月からギャラリーソラモの指定管理を受け動き始める。この場所で大きな利益を生むこと
はできないが、イベントを実施することで街中のにぎわいにつながると考えている。
街づくり戦略では、個人と法人の歩み寄りが重要。それぞれ環境や状況が違うため、問題
共有は難しいが、企業として成り立つメリットが、街中の人たちとうまく合致したとき、街
が少しずつ動いていくだろう。また、地権者へのアプローチを進め、地主、ビルオーナー等
にも街づくりに参画してもらい、合意形成できる体制を整え、人口減少や高齢化などに対応
できる街づくりを進めていきたい。
今後は、再度、基礎調査と分析を行いビジュアライズ化し、ワークショップなどを開催す
ることによって、まちづくりの関心度をアップさせ、具体的に空き店舗を利用したトライア
ルを行う予定。持続可能な街づくり組織を構築するためにも、協議会はその主体ではなく、
あくまで「街をこうしたい」という思いを持って活動する人たちをサポートする位置であり
たい。その基盤作りのため、皆様のご協力をお願いしたい。