インフォメーション

日時:2025年4月10日 10:11 投稿者:pt21c

4月の例会は、
天竜浜名湖鉄道株式会社代表取締役社長の
松井宜正氏を講師にお迎えし、
「天竜浜名湖鉄道・今、そしてこれから」
というテーマで、
天浜線への誘客の取り組みなどについて
ご講演いただく予定です。

日時は、4月24日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

5月の例会は、
橋本エンジニアリング株式会社代表取締役社長の
橋本裕司氏を講師にお迎えし、
「新事業創出〜パラアスリートが使う軽量車椅子開発の裏側〜」(仮題)
というテーマでご講演いただく予定です。

日時は、5月29日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2025年4月 9日 13:58 投稿者:pt21c

誠に勝手ながら
令和7年4月26日(土)から
令和7年5月6日(火)までの期間を
お休みとさせていただきます。

会場ご予約等のご用件は、
Eメール 21c-club@shizuokaonline.com
までお知らせください。

日時:2025年2月28日 11:57 投稿者:pt21c

3月の例会は、
昨年11月湖西市長選挙に初当選し、
12月6日に市長に就任した田内浩之氏を講師にお迎えし、
「魅力的な湖西市を子供達へ」というテーマで、
災害対策、産業振興、子育て環境の整備など
次世代につながる政策について
ご講演いただく予定です。

日時は、3月27日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

4月の例会は、
天竜浜名湖鉄道株式会社代表取締役社長の
松井宜正氏を講師にお迎えし、
「天竜浜名湖鉄道・今、そしてこれから」
というテーマで、
天浜線への誘客の取り組みなどについて
ご講演いただく予定です。

日時は、4月24日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2025年2月 6日 14:39 投稿者:pt21c

2月の例会は、
共同通信社編集委員の太田昌克氏を講師にお迎えし、
「トランプ2.0時代の日本と世界」というテーマで、
第2次トランプ政権が世界や日本の政治、経済に与える影響を中心に
ご講演いただく予定です。

日時は、2月18日(火)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

3月の例会は、
昨年11月湖西市長選挙に初当選し、
12月6日に市長に就任した田内浩之氏を講師にお迎えし、
「魅力的な湖西市を子供達へ」というテーマで、
災害対策、産業振興、子育て環境の整備など
次世代につながる政策について
ご講演いただく予定です。

日時は、3月27日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年12月25日 16:07 投稿者:pt21c

2025年1月の例会は、
日本銀行静岡支店支店長の蒲地久司氏を
講師にお迎えし、
「最近の金融経済の動向」というテーマで、
静岡県経済の現状と動向などについて
語っていただきます。

日時は、1月27日(月)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

2月の例会は、
共同通信社編集委員の太田昌克氏を講師にお迎えし、
「トランプ2.0時代の日本と世界」というテーマで、
第2次トランプ政権が世界や日本の政治、経済に与える影響を中心に
ご講演いただく予定です。

日時は、2月18日(火)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年11月28日 14:39 投稿者:pt21c

12月の例会は、磐田市出身で、
バルセロナ五輪女子52kg級
銀メダリストの溝口紀子氏をお迎えしての
トークショーを企画しました。

インタビュアーは、
SBSテレビ・ラジオなどに出演している
フリーアナウンサーの鬼頭里枝さんです。

日本女子体育大学教授で、
袋井市スポーツ協会会長として活躍する溝口氏には
「テレビでは語り尽くせなかったパリ五輪(柔道)を振り返る」
というテーマで、
日本柔道選手の活躍や、五輪全般の魅力や課題についても
語っていただきます。

日時は、12月19日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

2025年1月の例会は、
日本銀行静岡支店支店長の蒲地久司氏を
講師にお迎えし、
「最近の金融経済の動向」というテーマで、
静岡県経済の現状と動向などについて
語っていただきます。

日時は、1月27日(月)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年11月21日 14:35 投稿者:pt21c

誠に勝手ながら
令和6年12月24日(火)から
令和7年1月7日(火)までの期間を
お休みとさせていただきます。

会場ご予約等のご用件は、
Eメール 21c-club@shizuokaonline.com
までお知らせください。

日時:2024年10月31日 15:41 投稿者:pt21c

11月の例会の講師は、
モーターサイクルプロフェッサーで
静岡大学客員准教授の辻井栄一郎氏です。
講演のテーマは
「原理原則に立ち返った、常識破りの挑戦
〜究極の開発手法〜」です。

日時は、11月27日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

12月の例会は、磐田市出身で、
バルセロナ五輪女子52kg級
銀メダリストの溝口紀子氏をお迎えしての
トークショーを企画しました。
インタビュアーは、
SBSテレビ・ラジオなどに出演している
フリーアナウンサーの鬼頭里枝さんです。

日本女子体育大学教授で、
袋井市スポーツ協会会長として活躍する溝口氏には
「テレビでは語り尽くせなかったパリ五輪(柔道)を振り返る」
というテーマで、日本柔道選手の活躍や、
五輪全般の魅力や課題についても語っていただきます。

日時は、12月19日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年9月27日 11:18 投稿者:pt21c

10月の例会の講師は、
静岡県感染症管理センター長で医師の後藤幹生氏です。
講演のテーマは
「新型コロナ対応を踏まえた静岡県のこれからの感染症対策」です。

日時は、10月25日(金)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

11月の例会の講師は、
モーターサイクルプロフェッサーで
静岡大学客員准教授の辻井栄一郎氏です。
講演のテーマは
「原理原則に立ち返った、常識破りの挑戦
〜究極の開発手法〜」です。

日時は、11月27日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年8月27日 15:49 投稿者:pt21c

9月の例会の講師は、
静岡県立大学経営情報学部の六井淳学部長です。
講演のテーマは「AI(人工知能)の現状と共存への道」です。

日時は、9月24日(火)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

10月の例会の講師は、
静岡県感染症管理センター長で医師の後藤幹生氏です。
講演のテーマは
「新型コロナ対応を踏まえた静岡県のこれからの感染症対策」です。

日時は、10月25日(金)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年7月24日 09:18 投稿者:pt21c

8月の例会の講師は
TBSテレビ報道局解説委員(災害担当)の福島隆史氏です。
講演のテーマは
「『南海トラフ地震臨時情報』が発表されたら〜その時浜松は〜」です。

 日時は、8月22日(木)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。


9月の例会の講師は、
静岡県立大学経営情報学部の六井淳学部長です。
講演のテーマは「AI(人工知能)の現状と共存への道」です。

 日時は、9月24日(火)午後6時から
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年7月 5日 15:37 投稿者:pt21c

誠に勝手ながら8月14日(水)を除く
8月10日(土)から8月18日(日)にかけて
お休みとさせていただきます。

8月14日(水)は午前10時から午後4時まで
通常営業しております。

休業期間中の会場ご予約等のご用件は、
Eメール 21c-club@shizuokaonline.com
までお知らせください。

日時:2024年7月 5日 15:27 投稿者:pt21c

7月の例会の講師は21世紀倶楽部会員の
浜松ホトニクス株式会社代表取締役社長丸野正氏です。
講演のテーマは
「光技術による社会貢献と高付加価値化への挑戦」です。

 日時は、7月24日(水)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。


8月の例会の講師は
TBSテレビ報道局解説委員(災害担当)の福島隆史氏です。
講演のテーマは
「『南海トラフ地震臨時情報』が発表されたら〜その時浜松は〜」です。

 日時は、8月22日(木)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年5月30日 16:39 投稿者:pt21c

例年6月末に開催している総会と記念講演会は、
今年は7月に開催します。
記念講演会は、初当選から2年目を迎えた
中野祐介浜松市長による市政報告会「浜松から地方創生」です。

 総会は7月3日(水)午後4時半から。
 記念講演会は午後5時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。 

7月の例会の講師は21世紀倶楽部会員の
浜松ホトニクス株式会社代表取締役社長丸野正氏です。
講演のテーマは
「光技術による社会貢献と高付加価値化への挑戦」です。

 日時は、7月24日(水)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年4月25日 10:58 投稿者:pt21c

5月の例会の講師は浜松市出身で、
インターネット上で企業の営業や
マーケティングを支援する事業などを行っている
都内の株式会社「イノベーション」の
代表取締役社長富田直人氏です。
テーマは「私の起業家人生」
~起業、上場、地元支援とこれから~。
「イノベーション」を起業するまでの歩みや
起業後の取り組みや
静岡県、富田氏の故郷でもある浜松市を
ベンチャーや起業家の街にしたいという思いと
支援の在り方などを語っていただきます。
            
 日時は、5月29日(水)午後6時から。  
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

例年6月末に開催している総会と記念講演会は、
今年は7月に開催します。
記念講演会は、初当選から2年目を迎えた
中野祐介浜松市長による市政報告会です。

 総会は7月3日(水)午後4時半から。
 記念講演会は午後5時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。 

 ※7月の例会は24日(水)に予定しています。

日時:2024年4月 1日 16:30 投稿者:pt21c

4月の例会の講師は、
磐田市出身で、はままつフラワーパークを
管理運営する浜松市花みどり振興財団理事長の
塚本こなみ氏です。
テーマは「感動をお渡しする為に」。
フラワーパークでのこれまでの取り組みや
3月23日から開催されている
浜名湖花博「2024」の見どころなどを
語っていただきます。
 日時は、4月23日(火)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

5月の例会の講師は、
浜松市出身で、インターネット上で企業の営業や
マーケティングを支援する事業などを行っている
株式会社「イノベーション」の
代表取締役社長富田直人氏です。
テーマは「私の起業家人生」
~起業、上場、地元支援とこれから~。
「イノベーション」を起業するまでの歩みや
起業後の取り組み、静岡県、そして富田氏の故郷でもある
浜松市をベンチャーや起業家の街にしたいという思いと
支援の在り方などを語っていただきます。
 日時は、5月29日(水)午後6時から。  
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年3月 4日 10:14 投稿者:pt21c

3月の例会の講師は、
沼津市出身で三重大学人文学部教授の
山田雄司氏です。
テーマは「現代に活かす忍術」。
忍者研究の第一人者である山田氏に、
忍術書に記された様々な忍術の中から現
代人にも役立つ術について
解説していただきます。
 日時は、3月28日(木)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

4月の例会の講師は、
磐田市出身ではままつフラワーパークを
管理運営する浜松市花みどり振興財団理事長の
塚本こなみ氏です。
テーマは「感動をお渡しする為に」。
フラワーパークでのこれまでの取り組みや
3月23日から開催される
浜名湖花博「2024」の見どころなどを
語っていただきます。
 日時は、4月23日(火)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2024年2月 6日 10:49 投稿者:pt21c

2月の例会の講師は、
共同通信社編集委員兼論説委員の久江雅彦氏です。
テーマは「2024年の政局展望」です。
 日時は、2月28日(水)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

3月の例会の講師は、
沼津市出身で三重大学人文学部教授の
山田雄司氏です。
テーマは「現代に活かす忍術」。
忍者研究の第一人者である山田氏に、
忍術書に記された様々な忍術の中から現
代人にも役立つ術について
解説していただきます。
 日時は、3月28日(木)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2023年12月18日 15:52 投稿者:pt21c

2024年1月の例会の講師は、
日本銀行静岡支店支店長の水野裕央氏です。
テーマは「最近の金融経済の動向」です。
 日時は、1月23日(火)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

2月の例会の講師は、
共同通信社編集委員兼論説委員の久江雅彦氏です。
テーマは「2024年の政局展望」です。
 日時は、2月28日(水)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2023年12月18日 15:28 投稿者:pt21c

誠に勝手ながら
令和5年12月26日(火)から
令和6年1月9日(火)までの期間を
お休みとさせていただきます。

会場ご予約等のご用件は、
Eメール 21c-club@shizuokaonline.com
までお知らせください。

日時:2023年12月 4日 16:18 投稿者:pt21c

 12月の例会は、バレーボール元日本代表で、バレーVリーグ
女子2部ブレス浜松のゼネラルマネジャー大林素子さんをお迎え
してのトークショーを企画いたしました。
 インタビュアーは、SBSテレビ・ラジオでもお馴染みのフリー
アナウンサー鬼頭里枝さんです。
 スポーツキャスター、女優、歌
手としても活躍する大林さんには、ご自身のバレーボール人生そ
して様々な人との出会いで学んだこと、何事にも挑戦し続けるこ
との大切さなどを語っていただきます。
 日時は、12月20日(水)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

 2024年1月の例会の講師は、日本銀行静岡支店支店長の水
野裕央氏です。テーマは「最近の金融経済の動向」です。
 日時は、1月23日(火)午後6時から。        
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2023年11月 2日 14:29 投稿者:pt21c

11月の例会は、経営コンサルティング会社「シャイン&コー」
の代表取締役社長で、『アイデアをお金に変える「マネタイズ」
ノート』の著者、市原義文氏を講師に迎え、「課題解決のための
アイデアの生み出し方」をテーマに講演していただきます。
ローソンや投資ファンドの投資先で数々のアイデアを創出し、
新規事業開発などで一定の成果を挙げてきた市原氏が会社の
課題解決に必要なアイデアの生み出し方について語ります。
日時は、11月24日(金)午後6時から。
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

12月の例会は、バレーボール元日本代表で、バレーVリーグ
女子2部ブレス浜松のゼネラルマネジャー大林素子さんをお迎え
してのトークショーを企画いたしました。
インタビュアーは、SBSテレビ・ラジオでもお馴染みのフリー
アナウンサー鬼頭里枝さんです。スポーツキャスター、女優、
歌手としても活躍する大林さんには、ご自身のバレーボール人生
そして様々な人との出会いで学んだこと、何事にも挑戦し続ける
ことの大切さなどを語っていただきます。
日時は、12月20日(水)午後6時から。
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2023年10月 4日 09:31 投稿者:pt21c

 10月の例会は、元浜松市博物館館長で、現在浜松市文化財課の
専門官を務める太田好治さんを講師に迎え、徳川家康公や築山殿、
西郷局といった家康公の身内とゆかりのある浜松市の歴史遺産につ
いて講演していただく予定です。
 日時は、10月26日(木)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。


 11月の例会は、経営コンサルティング会社「シャイン&コー」
の代表取締役社長で、『アイデアをお金に変える「マネタイズ」ノ
ート』の著者、市原義文氏を講師に迎え、「課題解決のためのアイ
デアの生み出し方」をテーマに講演していただきます。
 ローソンや投資ファンドの投資先で数々のアイデアを創出し、新
規事業開発などで一定の成果を挙げてきた市原氏が会社の課題解決
に必要なアイデアの生み出し方について語ります。
 日時は、11月24日(金)午後6時から。
 会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2023年8月31日 14:16 投稿者:pt21c

 9月の例会は、都内に本社を置く「MIKAWAYA21株式会社」の代表取締役
青木慶哉氏を講師に迎え、「シニア向けビジネスの可能性」をテーマに
講演していただきます。
 青木氏は新聞販売店オーナー時代から着目していたシニア向け生活サポート
「まごころサポート」事業をスタートさせ、今では全国展開するまで事業を
拡大させています。
日時は、9月28日(木)午後6時から。
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

 10月の例会は、元浜松市博物館館長で、現在浜松市文化財課の専門官を
務める太田好治さんを講師に迎え、徳川家康公や築山殿、西郷局といった
家康公の身内とゆかりのある浜松市の歴史遺産について講演していただく
予定です。
日時は、10月26日(木)午後6時から。
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2019年7月12日 14:52 投稿者:pt21c

講師:浜松市長
    鈴木 康友 氏
演題:「浜松市政報告」

【講演概要】
浜松は健康寿命(厚生労働省 調査)が男女とも三期連続
政令 指定 都市で第一位、 幸福度ランキング(日本総研分析)でも
総合ランキング一位を記録した。財政状況 で は 12 年間行財政改革に
取り組み、市債残高を計画的に削減 し、 経営感覚を伴った
戦略的な資産経営にいち早く移行してきた。そのため老朽化インフラ問題が
浮上しながらも、浜松の経営は日本のトップクラス となっている 。
過疎地域や膨大なインフラを抱え、国土縮図型の浜松の経営が成功すれば、
それは日本のモデルになるだろう。 区の再編について先の住民投票の結果は、
地域経営と混同されてしまったことで誤解も多かったと感じている。
自治体戦略 2040 構想研究会でも、柔軟で効率的な運営を検討している。
浜松市の規模なら2区または3区が理想 であり、それにより市民サービスが
低下することは無いと自信を持って いる。
引き続き スケジュール感をもって チャレンジしていく。
【多文化共生社会】
浜松は約25 年多文化共生に取り組み続け、特に子供たちの教育に力を入れ
てきた。今では日本一共生が成功している町と評価され、外国人集住年会議の
取組みを世界に紹介 している 。それを機に欧州中心に文化的多様性を
まちづくりに活かす都市間ネットワークにアジアの都市として初めて加盟した。
国として外国人材受け入れが急速に進む中、浜松では多言語対応の相談窓口を拡充し、
外国人人材を中小企業に活用する人材雇用促進に力を入れている。
【地方創生】
地域活性化とは人口減少に負けない持続可能な都市経営だと考える。
今後も産業の育成が必須 となる 。
そのため「イノベーション・ベンチャー支援」では、自動車産業のキーワード
「 C・A・S・E 」を踏まえ次世代自動車センターを開設 した 。
浜松ベンチャー連合を作りビジネスしやすい環境づくりに取り組んでいる。
さらにサテライトオフィスを整備し市外からも起業家を呼び込み、
産業創出に繋げる取り組みも行っている。
【農林業】
全国第7位の農業生産額を誇る浜松はまだまだ発展できると考え、
農業経営塾で農業を牽引するリーダーを育成 している 。
また林業ではFSC森林認証による天竜材のブランド化を推進 し、
全国で最も公共施設等にFSC認証材を使用している地域となっている。
浜松地域での利用はもちろん、東京オリンピック・パラリンピック関連施設、
名古屋城天守閣にも使用され、また今年度から海外輸出にも取り組んでいる。
【エネルギー政策】
東日本大震災後、電力の持続的かつ安定的確保のため新エネルギー推進事業本部を
設置 した 。太陽光発電では導入件数日本一を維持しているだけでなく、風力、
バイオマス、新技術創出などにも取り組み、低炭素なスマートシティ構築を
目指している 。
【シティプロモーション】
日本航空や世界トップシェフとの連携で浜松パワーフードを紹介したり、
ダンスエンタテインメントとタイアップ したり、さまざまな
プロジェクトを推進 している 。
ラグビーワールドカップに向けヘリコプターチャーターサービスも企画中。
大河ドラマ「いだてん」にはいよいよ浜松出身・田畑政治氏が本格登場 する 。
ますます 「 日本一!元気な町 」 を目指
す。 引き続き 皆様のご理解とご支援をお願いする。

日時:2018年8月 3日 14:20 投稿者:pt21c

演題:『賀茂真淵­今、国学とは』

講師:賀茂真淵翁遺徳顕彰会会長 山下 智之氏

【講演概要】

万葉集を愛した国学者賀茂真淵(1697年誕生)は菅原道真と同様、学問の神様であり浜松

にとって偉大な人である。旧浜松市歌をはじめ、浜松一中(現県立浜松北高)、

浜松商業高校など多くの校歌に真淵のことが歌われていることからも、

立派な人物であることが郷土に知れ渡っていたことが分かる。

真淵は国学者荷田春満に師事し、春満の後任に抜擢され江戸に向かった。

春満は享保の改革の八代将軍徳川吉宗の御用学者であり、真淵は吉宗の

次男・田安宗武を教授し、その息子が寛政の改革の松平定信である。

さらに天保の改革の水野忠邦は浜松の縣居神社の前身「縣居霊社」に揮ごうするなど、

江戸の3つの改革はどれも根底に国学の精神が流れている。

戦国時代から幕末にかけては海外の文化が日本に押し寄せた。ペリー来航当時、

高杉晋作14歳、坂本龍馬18歳、吉田松陰24歳、西郷隆盛26歳、勝海舟30歳の若者たちが

日本の事を真剣に思い、個々に考えを出した若き先人たちが国を造りあげてきたことを

覚えていてほしい。そして、日本は外国の文化伝来で発展したことは確かだが、

鉄砲が伝来した際には、それを真似て自ら造り上げる能力を既に持っていた。

さらに古くは、中国の漢字には無い国字も独自に生み出してきた。

現在も日本には、「ミノルタ/実る田んぼ」や

「花王の月マーク/いつでも変化できる月の満ち欠け」など、

国学の精神を象徴している企業も多い。こうした根底に流れる国学こそが、

「ものづくり日本」「ものづくり浜松」となった大きな要因だと思う。

これからますます国際化社会が進む中、私たちは真の日本人でなくてはならない。

それにはまず日本史と国語を学ぼう。英語が話すことができても古文書を

読むことができないのは悲しいことだと思う。「頭を雲の上に出し...」で知られる

童謡「ふじの山」は賀茂真淵が詠んだ「駿河なる富士の高嶺はいかづちの音する

雲の上にこそ見れ」という歌を元に作られている。私たちは知らず知らずに国学を

身に付けていながら知らないことが多い。「明き(明朗)」「浄き(清廉)」

「直き(素直)」という「誠」の心を神髄とする国学をしっかりと学び、

我が浜松も地域性を活かしてがんばる街でありたいものである。

ノーベル物理学賞受賞の天野浩教授、文化勲章を受章した静岡文化芸術大学理事長の

有馬明人教授等、賀茂真淵を祀る縣居神社を参拝した人は、大成すると言われている。

ぜひ多くの方に参拝して頂きたい。

日時:2018年8月 3日 13:54 投稿者:pt21c

演題:『ジェトロ浜松の活動について』

講師:ジェトロ浜松貿易情報センター 志牟田 剛所長

【講演概要】

1958年に設立された独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業と世界を

つなぐのが仕事である。重点事業は①外国企業を日本に「つなぐ」

②日本の農林水産物を世界に「つなぐ」③日本企業を世界に「つなぐ」

④調査・研究成果や知見を、企業・政府・世界に「つなぐ」の4柱。

海外事務所は54か国74事務所あり、職員約1800名のうち半数近くが海外で働くなど、

世界ネットワークが充実している。2014年に設立された浜松事務所が管轄する

県西部には、輸送機器・光電子・楽器・農林水産食品・遠州織物などの産業が多く、

活力を感じる。インバウンドでの観光をはじめ、今後、ラグビーワールドカップや

オリンピック・パラリンピックの開催もあり、ビジネスチャンスは

ますます増えていくだろう。海外展開に向けてグローバル人材を育成したり、

企業商品の輸出を考えたり、外資系への拡大に取り組んだり、

地域企業のニーズに合わせて実践的に役立っていきたいと考えている。

海外展開の際には現地の最新情報収集などの初期段階から海外展開の実現、

そして拡大政策まで一貫してサポートし、業種を問わず、国や地域別に具体的な

貿易実務などもフォローしている。中でも浜松事務所にはインドデスクが設けられ、

現地5か所の情報拠点と共にインドビジネスを支援。最近のビジネス動向や

輸出状況の情報発信や貿易投資相談も多い。また各種セミナー開催や、

海外での展示会・商談会に向けたジャパンパビリオンの設置も好評である。

セミナー・イベント等の情報は無料のメールマガジンを配信しているので

興味のある方はぜひ利用してほしい。最後に私が4年半駐在したポーランド

についてお話しする。2004年にEU加盟後、堅調に経済成長し

ビジネス環境が整っている。EU内でも比較的人件費が安く、

自動車や航空などの産業クラスターが集積し、消費市場としての魅力もあり、

近年日本企業のプロジェクトが活発化している。

こうした経験等を含め、ジェトロ内にはさまざまな経歴の

スタッフがおり対応させて頂く。浜松で精一杯取り組んでいくので

どうぞお気軽にお声掛け下さい。

日時:2018年4月 6日 10:35 投稿者:pt21c

演題:『静岡大学工学部の近況紹介と顕微鏡の話』

講師:川田 善正氏(静岡大学工学部長)

【講演概要】

静岡大学工学部のゆかりの人々を振り返れば、1926年に高柳健次郎先生がテレビを

発明後、CVCCエンジンやクウォーツ時計、カミオカンデ、アイボやVHSビデオの

開発なども工学部の卒業生が力を注いできた。世界最初の電子式テレビが誕生して

から約100年後の現在、静大では8Kスーパーハイビジョン用のカメラ開発を

進めている。当学部には、電子技術と材料系を融合した「電子物質科学科」という

他大学に無いようなユニークな学科や、機械工学科には、電気自動車などにも精通

できる「光電・精密コース」、宇宙に放出する衛星を作ったり、宇宙エレベーター研究

をしたりする「宇宙・環境コース」、人間環境にロボットを活かす開発研究などを行う

「知能・材料コース」がある。また大学院には事業開発マネジメントコースを設け、

経営センスを身に付けさせている。敷地内には「電子工学研究所」があり、

東京医科歯科大学生体材料工学研究所など複数の研究所と組織を組み、

「生体医歯工学共同研究拠点」を置いている他、浜松医科大学、

光産業創成大学院大学、浜松ホトニクス株式会社と光開発に取り組む

「光創起イノベーション研究拠点」を置き、地域活性化を図っている。

さらに今年4月からは「産業イノベーション人材育成プログラム」を立ち上げ、

企業から持ち込まれた課題を、専門の研究教員と学生等の組織で解決方法を検討

していく仕組みをスタートさせた。企業で取り組みたい事があれば是非声を

掛けてほしい。また光・電子工学と浜松医科大学の光医学を融合させた

光医工学共同専攻を開設し、21世紀が抱える諸問題解決に向けた高度な人材養成

にも積極的に取り組んでいく。具体的に私が取り組んでいる顕微鏡研究は、

光を使いナノ領域の小さなものを計測、加工、制御するため、新たな光学顕微鏡の

開発を目的としている。レーザー光を一点だけに当て、通過する光を検出することで

画像を表示する走査型光学顕微鏡はDVDやCDなどの仕組みにも利用されているが、

小さく集光するには限界がある。そこで開発しているのが

「EXA(電子線励起光学)顕微鏡」。電子線は微小な光スポットを形成することができ、

生きたものをそのまま見たり、水中のものも観察したりできる。

光学顕微鏡の技術と電子顕微鏡の空間分解能を組み合わせた新技術を更に高め、

今後、医学・薬学、バイオ・ナノ分野での科学技術進展に活かしていきたい。

日時:2018年4月 6日 10:31 投稿者:pt21c

の番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は藤原 道生(ふじわら・みちお)氏 一般社団法人ブレス浜松代表理事、

ブレス浜松バレーボールクラブ監督をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『今あるものでベストを尽くせ』、趣味は読書、映画鑑賞、散歩、

ロードバイク、出身地は青森県十和田市です。

平成30年2月18日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【Vリーグの女子バレークラブ】

 2012年11月に浜松市に誕生した女子バレーボールクラブです。

現在、Vプレミアリーグ(1部)の下部リーグ、VチャレンジⅡ(3部)です。

元々は新潟県の実業団チームで、会社の業績不振で解散し、伊豆に移りましたが、

5年前に浜松に拠点を設けました。

地域とのつながりを持って365日地域の皆さんの目に触れる仕組みを

目指しています。貢献し続けられるクラブ、地域に必要とされるクラブが

理想です。プレースタイル、戦術、トレーニングスタイルも他のクラブとは

違うものをやっている自負があります。10年後に他のチームが真似できないチーム

が出来上がっている構想を進めています。

浜松でのみ見られるクラブを創り、それが浜松でのみ体験できる観光資源と相まって、

県内外から大勢の人を呼び寄せることができる「資本」になりたいと願っています。

春から中学生を対象にしたスクールを開催する予定で、

育成型クラブへの変換を図りたいと考えています。

日時:2018年3月 2日 10:50 投稿者:pt21c

演題:『限界の先で感じたこと』

講師:望月 将悟氏(静岡市消防局消防司令補)

「トランスジャパンアルプスレース」は、日本海(富山湾)から太平洋(駿河湾)まで、

北アルプス~中央アルプス~南アルプスを縦断する415km(フルマラソン10回分)、

累積標高差2万7千m(富士登山7回分)を、自身の足のみで8日間以内に踏破する

過酷な山岳レース。2002年に始まり、以後2年ごとに開催。講師の望月将悟氏は

2010年大会に初出場で優勝し、その後2016年大会

(ゴールタイム:4日間23時間52分)まで4連覇中。

【講演概要】

私が生まれたのは静岡市街から約60km北にある井川の中でも、さらに大井川の源流に

近い集落。小さな頃から目の前の河原や山が遊び場で、親が栽培するシイタケや茶を

積んだ約15㎏の荷を背負い、山の斜面を何度も行き来して運んだ手伝い経験が、

現在の自分の体力の下支えになったのではないかと思う。本業の消防士としては

山岳救助隊員として遭難者や滑落者を救助するのが任務。日本警察消防スポーツ連盟

主催のステアレース(階段駈け上がり)では消防士スタイルでタイムを競い、

福岡タワー、東京タワー、宮崎シーガイア等で優勝。その他2015年の東京マラソン

では40ポンド(18.1㎏)の重りを背負い、3時間06分16秒のギネス世界記録達成

の経験もさせてもらった。トランスジャパンアルプスレースは、賞品や賞金は

一切ない。誰からもサポートを受けず、山小屋にも宿泊できないのがルール。

すべて自己責任で、さまざま変化する山岳地帯の気象条件の中、独りで生き抜く

知識と技術、そして的確な判断ができるかが試される。10分~15分の仮眠を繰り返す

一日の合計睡眠時間は約2時間。寝不足と疲労で幻聴や幻覚が出ることもしばしば。

限界に達した時、「辛いのはみんな一緒」という想いや、応援してくれる人たちの

声が力をくれる。そしてゴールしたときは「ありがとう」の気持ちでいっぱいになる。

レースには勝ち負けより、自然界にどこまで寄り添い、受け入れることができるかを

感じるため挑戦している。自然界には計り知れない試練と優しさがあり、想像できない

感情や感覚を得ることができる。常に自分の限界を超えなければその先の未来は

見えないと思う。そして何より自分は山に登ることが好きなのだ。

今年8月には第9回が開催される。静岡市の大浜海岸にゴールする予定なので、

興味のある方は是非応援願います。 

日時:2018年3月 2日 10:39 投稿者:pt21c

演題:最近の金融経済情勢

    ~2018年の課題と展望~

講師:小髙 新吾氏(日本銀行静岡支店長)

【講演概要】

日銀はわが国のデフレマインドの抜本的転換のため「量的・質的金融緩和政策」を

導入し、2%の物価上昇率目標を目指している。徐々に政策効果が見られ経済状況が

改善してきていることから、2年後には目標に達するだろうとみている。

日本経済の実質GDP を見てもここのところ連続してプラスが続き、それに伴い消費の

動きも見られ、全体的にバランスが取れた成長になってきた。

県内の状況を見ると、以前はリーマンショックの影響から全国より落ち込みが

激しかったが、景気動向では設備投資や輸出も増え、個人消費も持ち直してきている。

昨年この場で「緩やかに回復しつつある」と説明したが、今年は「緩やかに拡大」

と状況が上向いた。今後のポイントは、企業がどこまで所得環境好転を持続できるか、

また世界経済の動向にも注視し、人口減少時代へ迅速に対応することが大切になる。

なかでも人口減少と人手不足には、「女性・高齢者の就業促進」と

「ITやAI導入や事業再編」を進めることが必要だろう。

女性や高齢者の労働力率は着実に上昇しているが、静岡県は子育て中の

女性正規雇用者の割合が全国の中でも低く保育所も少ない。

しかし「ずっと仕事を続けるほうがよい」と考えている女性は多く、

長く働くことができる環境づくりが急務といえる。

また労働生産性を上げるには、これまでと異なる分野にチャレンジし、

付加価値を付けて生産性を上げる努力が必須である。タブレットを導入する飲食業、

ドローン活用の建設業、ロボット導入の医療福祉分野など生産性を上げる取り組みも

見られるようになってきた。さらに多くの知恵を発揮するため、あらゆる業種について

静岡が持っている優れた技術力を活かして後進の育成を図り、グローバル化の中、

オール静岡で取り組みながら生産性アップを目指していくべきであろう。

ぜひ更なる挑戦をして飛躍の年にしてほしい。

【PR】

日本銀行金融研究所貨幣博物館は2015年に30年ぶりにリニューアル。

貨幣制度史に加え「お金の使われ方」等も展示中(入場無料、土日開館、

半蔵門線三越前駅から徒歩1分)。また日銀静岡支店では

店内見学も行っているのでご利用を。

日時:2018年1月17日 10:24 投稿者:pt21c

12月20日「21世紀倶楽部例会・忘年会」がプレスタワー7階

(静岡新聞ミーティングルーム)で、吉井佐和フリーアナウンサーの進行のもと

開催された。まず誕生月会員、長野法律事務所の長野哲久さんが登壇。

「21世紀倶楽部は自分にとっての憩いの場。

ここで出会った皆さんの健康を祈願します」と乾杯の音頭を取り、

参加者全員が高らかにグラスをかかげて会がスタートした。

会員やビジターたちとの和やかな懇談タイムの間には、

ジュビロ磐田の服部年宏強化本部長が紹介された。

「日頃ジュビロをサポートくださり感謝します。昨年は目標を上回る6位の成績で

終わることができましたが、来年はそれ以上に頑張りたい。

引き続き応援願います」と挨拶。会場からは大きな拍手が贈られた。

協賛者様から寄せられたさまざまな品がもれなくプレゼントされる

「お楽しみ抽選会」は、谷川治静岡新聞社常務がくじを引き、当選者を発表。

ビールや酒、いちご、新巻鮭、麺類、鑑賞鉢、ジュビロや自衛隊のグッズ、

スピーカーなどが次々に手渡された。終盤、古紙4トン分やホテル宿泊券は

参加者全員のジャンケン勝ち抜き合戦となり会場はさらに大盛り上がり。

最後は興奮も冷めやらぬ中、「来年も素敵な一年になりますように」

と祈願し2017年を締めくくった。

~協賛者様一覧~

ヤマハ(株)  キリンビール(株)  アサヒビール(株)静岡支店  

サゴーエンタプライズ(株)  (株)魚政  (株)ハナ清プロン サカツコーポレーション(株)

航空自衛隊浜松基地  濱松屋(株)  エムエフジャパン  (株)ジュビロ

(株)SBSプロモーション  遠州紙工業(株)  サントリー酒類(株)  花の舞酒造(株)

ご協賛頂きまして御礼申し上げます

※順不同

日時:2017年11月29日 13:48 投稿者:pt21c

演題:湖西市の新たな将来ビジョン

   ~継続可能な発展のために~

講師:影山 剛士氏(湖西市長)

【講演概要】

「自分が生まれ育った故郷・湖西市の役に立ちたい」という想いで前職を退職し、

市長選に臨んだのがちょうど1年前。本日は少子高齢化による財政減収が見込まれる中、

今後の持続可能な発展のための取り組みをお話する。

人口6万人の湖西市は、「一事業所当たりの出荷額」「養豚頭数」「コデマリ出荷額」

「ハイブリットカー用バッテリー全世界シェア」が県内第1位を誇る。

浜名湖ではフライボードなど新たなマリンスポーツが注目を集め、

山では登山やウォーキングを楽しむ人が多数訪れ、

また豊田佐吉をはじめとした歴史拠点やさまざまな観光スポット、

湖西ブランドの食も町の大きな魅力になっている。

しかし昼夜間の人口差が約7千~1万人。昼間は市内の製造企業等で働き、

周辺エリアの浜松や豊橋などに暮らしている人が多い。

もっと市内に住んでもらえるよう早急に生活環境を整える必要があると考えている。

それにはまず「幸福度日本一」を目指し、子ども医療費の無料化を推進中。

また現在年間12億円の公費を投入している湖西病院の経営改革や、

産婦人科医不足の解消、事業所内保育の充実等を図ったり、道路、住宅、

商業施設の整備を進めたりと、少子化・人口流出の歯止めに力を入れている。

高齢者の交通施策では、コミュニティバスのデマンド化(ドアツードア方式導入)推進や、

利用料金の助成を今後はタクシー利用等に広げられないかを検討し、防災対策では、

命山の整備や津波避難デッキの建設などを行っている。

自治体運営の根幹ともいえる「産業振興」においては、

企業側からのニーズに応えるべく「浜名湖西岸土地区画整備事業」を進め、

約50haの新たな工業団地を造成している。また「新居関所保存整備事業」により

観光資源の魅力をさらにアップさせ、

平成32年度には年間6万人の観光人口を目指していく。

市長となり1年。

これからさらに、皆様に「湖西市が住みやすく、魅力あるエネル

ギッシュなまち」と感じてもらえるように全力投球していきたい。

日時:2017年11月29日 13:44 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は井指 賢(いさし・まさる)氏 

㈱ジャパン・ビジネス・ニュース代表取締役をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『失敗経験こそ人生の資産』、趣味は釣り(浜名湖から外洋まで)、

出身地は浜松市です。

平成29年10月22日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

ネット関連の最新情報提供

 主な事業内容は、これからネットを使って起業したい人、

新規事業を立ち上げたい企業を対象に、どんなビジネスが世界ではやっているのか、

どんな芽が生まれているのか、日々取材しレポートにまとめ、会員制で配信しています。

どう立ち上げればよいかコンサルもしています。

個人でも企業でもスモールビジネスから始めるのが世界の趨勢です。

スモールビジネを10件トライして9件失敗しても残りの一つが成功すれば、

それが大きな事業に飛躍していきます。

トライ&エラーを繰り返していくことがITビジネスの面白さです。

まず一番興味ある分野でニッチのテーマを掘り下げることです。

ドローンが普及してきましたが、飛行させるには厳しい規制があり、

相談できる専門家も育っていません。

ラジコン好きからドローンの専門家になっている人もいます。

40歳過ぎて釣りを始めました。釣りとビジネスは、仕掛けを考える、

釣れるポイントを探る、獲物を釣り上げる技術など、共通項があります。

日時:2017年10月30日 13:19 投稿者:pt21c

演題:地方創生とプロ人材活用

講師:中嶋 壽志氏(静岡県プロフェッショナル人材戦略拠点マネージャー)

【講演概要】

大学生・大学院生への調査で、大半が東京圏で働きたいと考えているという結果がある。

実際、地方都市から毎年10万人の20代若者が首都圏に出ていく現実があり、

地方の企業は、せっかく大学生を採用しても定着せず、

短期間で辞めてしまう悩みを抱えている。

これは地方に魅力ある仕事(高給=労働生産性の高い仕事)が少ないことが問題。

これまでは地方でも製造業は比較的賃金が高かった。しかし現在の産業構造では、

「ものづくり県」と言われた県内の製造業が減少し、

そこで溢れた人材は医療・福祉などのサービス業へ流れている。

特に自動車メーカーの海外生産率が高くなるにつれて当地域の生産は減少した。

それに伴い県内の製造比率は下がり、中でも浜松市の製造出荷額増加率の

落ち込みは激しく、大きな構造変化が起こっている。

こうした状況を改善し、地方に人材を還流させようと、内閣府の地域創生の

考えから誕生したのが「プロフェッショナル人材事業」だ。

拠点は東京以外の46道府県にあり、企業側の立場で求人情報を発信し、

登録された民間人材派遣会社と連携して進めている。

現在静岡県のマッチング率は全国一位。企業は採用が決定した場合は

成功報酬(平均は採用者年収の30~35%)を支払うが、

専門分野に10年以上実務経験した県外人材を採用した場合は、

静岡県から補助金を受けることができる。さらに今年度は都市部大企業と連携し、

長年活躍してきた役職定年者に、地域で経験を活かしてもらうことを進めている。

地域が元気になるためには、企業自体も変わることが必要。

それには「人」がとても重要である。販売戦略は分析しても人材戦略を

検討する企業は意外に少ない。失敗しない採用のポイントは、

学歴やそれまでの仕事内容を重視するのではなく、

その人に「会社で何をしてもらいたいか」をはっきりさせること。

そして相手が「この人と一緒に仕事をしたい」と思う優秀な

人材を面接担当にすることが大事。プロ人材とうまくマッチングできれば、

教育費をかけず即戦力で成果を上げることができる。

ぜひ求人の際はお気軽にご連絡を。

日時:2017年9月28日 12:07 投稿者:pt21c

演題:グローバル人材の宝庫は足元にあり

  ~定住外国人第二世代の活躍に光をあてて~

講師:池上 重弘氏(静岡文化芸術大学 副学長)

【講演概要】

3ヶ月以上日本で暮らしている在留外国人(中長期在留者)数は、

この25年ほどで100万人から200万人に増加。

一時リーマンショックの際に減少したものの、最近再び増加し東京オリンピックのある

2020年まではこの傾向が続くものと想像できる。国別に見ると、

浜松市内は外国人のほぼ半数がブラジル人だが、全国的にはフィリピン人が多く、

最近はベトナム人が増加傾向にある。

この中で、永住資格を持つ人口は約45%を占め、その他定住者や日本人の

配偶者等を考えれば約6割が移民と同じような状況といえる。

つまりそれほど多くの在留外国人が、私たちと同じように日本で経済消費し、

子供たちを教育しているということだ。

そのため、日本生まれ日本育ちの定住外国人二世が確実に増加。

中には日本語が不自由なまま成長し、親の不安定な就労環境で学校へも通えず、

負の連鎖を抱えてしまう家庭もある。生活の格差は確実に大きくなり、

これまでに無い日本の深刻な課題になっている。

しかし反対に希望も見えている。静岡文化芸術大学は2006年度、

初の南米系定住外国人学生が入学し、その後2011年度以降は毎年、

日本人学生と同じ入試を突破し、数名が入学している。彼、彼女たちは、

言葉や文化の壁を乗り越え、外国人差別の苦しみも克服し、自らの力で大学に進学。

複数の文化を知り得たマルチカルチュラルな視点を強みに、

日本企業に望まれて就職し活躍しているのである。

多様性は地域の活力を生み出し、それが地方創生に繋がっていく。

これからは外国人だからと排除するのではなく、

違いを豊かさとして受け入れる社会を目指すべき。そのとき、定住外国人の第二世代が、

日本社会と移住者コミュニティのつなぎ役として大きな力を発揮してくれるに違いない。

そしてさらに、産業の街で活躍できるグローバル人材となって、

この町に輝きを与えてくれるはずだ。いま、地元浜松の足もとに、

こうした未来の力となる若者たちがたくさん暮らしている。

是非その子たちの力を評価し、これから皆さんの会社等に活かしていただきたい。

日時:2017年9月15日 11:32 投稿者:pt21c

自分らしく、輝いて生きる!

静岡県西部地区にお住いの女性を応援します!!

各ジャンルで活躍する女性を講師に迎え、全6回の教養講座を開催致します。

毎回、講演前には、静岡新聞SBSの第一線記者による、分かり易い時事解説もあります。

【会場】 プレスタワー17階(浜松市中区旭町11-1)

【時間】 18:30~20:30(予定)

【受講料】3,500円(全6回)※21世紀倶楽部会員様は無料

【定員】 先着150名 ※ご参加は女性に限らせていただきます。

【講演内容・日程】

① 10月24日(火) 『笑顔と感謝が溢れる働き方~働く女性が輝くとき~』

  鈴木美江さん(笑み社会保険労務士法人 代表社員)

② 11月21日(火) 『航空自衛隊 ことはじめ~空の守りは浜松から~』

  宮下友佳さん(航空自衛隊第2術科学校 教育第4科長)

③ 12月14日(木) 『遠州織物に魅せられて』

  松下あゆみさん(HUIS-ハウスー代表)

ー2018年ー

④ 1月16日(火) 『女性のライフプランとお金の話』

  大林香世さん(ファイナンシャルプランナー、子育て・教育資金アドバイザー)

⑤ 2月27日(火) 『女性ホルモン入門~美しく健康にすごすために~』

  髙田佳世子さん(水本レディスクリニック院長)

⑥ 3月15日(木) 『音楽を楽しむには・・・』

  横田みどりさん(みどり音楽企画 代表)

  ゲスト演奏家:CHILDHOOD(チャイルドフッド)(ハンドフルート・ピアノ デュオ)

※定員になり次第、締切とさせていただきます。

日時:2017年8月25日 12:42 投稿者:pt21c

演題:走る村、うるぎ600(びと)の村づくり

講師:清水秀樹氏(長野県売木村長)

【講演概要】

 長野県売木村は茶臼山の北に位置する、長野県で2番目に人口の少ない村。

桃源郷といえるようなのどかな村で、ハザカケ米と

高原野菜(トウモロコシ、トマト、ミョウガ等)、

そして観光(ゴルフ場、キャンプ場、こまどりの湯)が中心。

私が村長になった2012年から村の情報発信に力を入れ、

特にウルトラマラソンの重見高好選手を村専属ランナーとして

迎え入れたことをきっかけに「走る村」を推進。世界で活躍する彼の様子が

NHK番組で放映されたことも後押しとなり、全国各地のランニングクラブの方々や、

興味を持ってくれた方が村を訪れ、交流が拡がっている。

さまざまなイベントも開催。今年4回目となった「星の森音楽祭」は、

降りそそぐような星空の中で音楽を満喫。「婚活イベント」では

ゴールインしたペアが売木村で暮らし子供も誕生した。

事業政策では、先人が大切にしてきた「うるぎヒノキ」のブランド化を進め、

村営住宅に使用したり、ヒノキローソクを製作したり、各地の建設材として

売り込みにも力を入れている。また一昨年から「君の椅子事業」を始め、

誕生した子供に地域の木で制作した椅子をプレゼント。

この他、昔盛んだった炭焼きを見直すプロジェクトも開始している。

特産品には、伝統菓子を復活させた「たかきびまんじゅう」、

移住者のヤギ農家が作る「ヤギミルク」、地元で摘み取ったつみくさ料理も好評。

さらに地元漬物の特産化も始めている。

現在、太鼓・笛の演奏者やインバウンド推進担当のドイツ人など、

多くの若者が地域おこし協力隊や集落支援員として村内で活躍中。

それぞれが知恵と力を出し合い、「古民家再生事業」「移住定住対策」

「観光事業」などに取り組んでいる。

今年から新たにスタートした「企業連携 心のデトックス事業」は、

外部の勇志社員が村仕事を手伝いながらリフレッシュしてもらう企画。

これまでさまざまな事業に取り組む中で、何より人と人との繋がり、

心の交流が肝心だと痛感している。9年後にはリニアの時代が訪れる。

この小さな売木村に「行ってみたい」と思い、

実際に訪れ癒されてもらえる村を作り、次世代に繋げていきたい。

日時:2017年8月25日 12:37 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は影山 剛士(かげやま・たけし)氏 湖西市長をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『全力投球』、趣味は野球、

ラグビー、ジョギング、出身地は湖西市です。

平成29年8月20日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【住んでよかった湖西を目指す】

 昨年12月に就任しました。1日、1カ月があっという間です。

朝から晩まで若さとフットワークを活かして、市内はもちろん、東京、名古屋に行き、

湖西市のPRを兼ねこまめに動くことを基本にしています。

湖西市は人口6万人と、隣の浜松、豊橋市に比べ大きくありません。

その中で存在感をいかに出していくかです。人口減少、

少子高齢化対策として子育て支援、高齢者福祉を手厚くして、

湖西市に住んでよかったと思ってもらえるまちを作っていきます。

29年4月から、中学生までの子どもの医療費を無料にしました。

給食費の助成なども考えていきます。また、コミュニティバスの利便性を図るために、

乗り合いタクシー型の実証実験の準備をしています。

市内には出産できる医療施設がありません。7月の産婦人科学会で、

市内で開業する医師に対して最大1億円の助成金を出すことをPRしてきました。

トヨタグループの創始者、豊田佐吉翁の出身地ですので、

自動車関連企業が多く操業されています。浜名湖西岸土地区画整理事業により、

さらに企業誘致を行います。

日時:2017年7月25日 13:30 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は山極芳樹(やまぎわ・よしき)氏 静岡大学工学部教授を

ゲストにお招きしました。氏のモットーは

『SF(サイエンスフィクション)をSF(サイエンスファクト)に』、

趣味は映画鑑賞、出身地は滋賀県です。

平成29年7月2日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【宇宙エレベーターを開発へ】

 現在のロケットの問題は全体の9割が推進剤で実際に運べるものは1割ぐらいです。

そこで推進剤を使わない新しい宇宙輸送システム

「宇宙エレベーター」の研究をしています。

地上と宇宙ステーションをケーブルで結び、

エレベーターで物資を運ぶものです。

ケーブルは10万㌔の長さが必要になり、

鋼など通常の材料だと自重で切れてしまいます。

しかし,軽くて強い材料のカーボンナノチューブが発明され、

宇宙エレベーターが空想から現実になりそうだということで、

10数年前から研究が盛んになってきました。

カーボンナノチューブをケーブル化する技術はまだありませんが、

今の技術でできることから研究を進めています。

10㌢角の小型衛星を2つ組み合わせた「 はごろも 」の中にケーブルを仕組み、

2つの衛星を切り離し、宇宙でケーブルを伸ばす実験です。

現在コマンドを送るデータ通信の調整を行い、状態が整えば実験を実施します。

今後も宇宙エレベーター実現に向けて

静岡大学工学部では学生たちと研究を続けてまいります。

日時:2017年7月25日 13:26 投稿者:pt21c

7月20日(木)プレスタワー17階の静岡新聞ホールで

『21世紀倶楽部納涼祭』が開催され、会員や会員同伴者等が懇親を深めた。

石田伸吾静岡新聞社・静岡放送浜松総局長の乾杯発声でスタート。

恒例となった鈴木淑介さん(倶楽部会員)が3種類のマジックを披露すると、

会場は和やかな雰囲気に包まれた。

続いてゲストが紹介され登壇。株式会社ジュビロの木村稔社長は

「中村俊輔選手が大きな力。

同時に若手選手を育成し皆さまに満足してもらえるよう頑張りたい」と発言。

また、浜松フットサルチームであるアグレミーナ浜松の新間智之社長、

前鈍内 マティアス エルナン選手、中村友亮選手からは

「浜松を背負って、結果を残せるように頑張るので応援願います」と

意気込みが語られると、会場から拍手が沸き起こった。

そして参加者へ抽選で、サイン入りのボールやTシャツ、

観戦指定席引換券などがプレゼントされた。

さらに2017年ミス浜松グランプリの辻奈々さん、

ミス浜松まつりの坪井麻理子さんと石野成美さんがステージへ。

3人は「日々学びながら、浜松を広くPRしていきたい」と一年間の抱負を語り、

さっそく袋井花火ペア招待券などのプレゼント抽選の助っ人となり会場を盛り上げた。

終盤には交替会員メンバー、浜名湖競艇企業団の菅本利隆企業長が挨拶。

最後は大石剛当倶楽部代表(静岡新聞社・静岡放送社長)

の締めの言葉で2017年納涼祭は幕を閉じた。

日時:2017年6月28日 12:02 投稿者:pt21c

演題:浜松市政報告~地方創生に向けた浜松の取り組み~

講師:鈴木 康友氏(浜松市長)

6月19日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。

谷川治静岡新聞社常務が挨拶し、大石剛21世紀倶楽部代表のメッセージを代読した。

続いて、平成28年度事業内容・収支報告、

29年度事業計画・予算案が参加者の拍手で承認された。

その後、鈴木康友浜松市長による記念講演が行われた。

【講演概要】

産業の力で自立的に発展してきた浜松。現在の産業政策では、

次世代型の光電子産業や医療&光学連携、デジタルコンテンツの産官学連携などを

推進する「①はままつ産業イノベーション構想」、農地を転用し工場用地として認める

「②新・ものづくり」特区、「③海外ビジネス展開への支援」、

起業家たちの「④創業支援」を4本柱に進めている。

農業政策においては多品種生産地の強みを生かし、付加価値の高い

「農業経営」を推進。経営塾を開催したり、海外への販路開拓を支援したり、

新規就農者の育成・支援にも力を入れている。

林業政策では、市面積の7割を保有する森林を生かし、

持続可能な林業経営政策を展開。今や国際森林認証制度であるFSC森林認証を

取得した面積は市町村では全国首位。流通・販路の拡大も進み、

まさに「浜松モデル」を形成し、地産地消のみならず全国・世界へ発信している。

お陰で「林業成長産業化地域」に指定され、国から重点的な予算支援を受け、

今後更に拡大を進めていく。

エネルギー政策では、10kw以上の太陽光発電導入件数・全出力の設備導入量で

日本一の実績を誇る。同時に政令指定都市として全国初の地域新電力会社

「浜松新電力」を設立し、電気の地産地消を推進。更にバイオマス発電所を設置し、

電力だけでなく熱供給を可能にすることで、エネルギー効率の良い

スマート工業団地運営を目指していく。

文化面では「音楽の都・浜松」を確固たるものにすべく、

平成26年「ユネスコ創造都市ネットワーク」音楽分野にアジア初の加盟が認定された。

平成28年には世界最大規模の楽器ショー「ナム・ショー(アメリカ開催)」に

招待され世界へアピールすることができた。来年第10回を数える

国際ピアノコンクールをはじめ、ますます芸術文化の推進体制を構築させたい。

また、多文化共生の取り組みでは、課題解決だけでなく、外国人の持つ文化的多様性

、才能を街の活力に生かす積極的な取り組みを展開。

世界の外国人集住都市との連携にも力を入れている。

このように浜松には多くの誇るべき宝物がある。そして何より、

80万人口の都会に海・山・川・湖の自然を満喫できるスポットが身近にある環境は、

日本一ストレスの少ない暮らしやすい街として評価が高い。

今後マリンスポーツの聖地として整備することも検討中。

引き続き皆さまのご支援ご協力をお願いする。

日時:2017年6月 5日 12:26 投稿者:pt21c

演題:法律実務に見る現代親族間紛争と家庭教育

講師:渥美利之氏 弁護士 浜松市教育委員

【講演概要】

遺産分割で骨肉の争いをする親子や兄弟。離婚訴訟で親権を奪い合い、

その両親の間に挟まれて苦しむ子供たち。そして非行に走ってしまった実子に対して、

どう接していいのか分からず途方に暮れる親の姿...。

私がこれまで弁護士として担当してきた事件や、現在の社会状況等を見ていると、

「日本はこのままで大丈夫か?」と憂慮することが多い。

そこで今回「法律実務に見る現代親族間紛争と家庭教育」というテーマを選んだ。

私は浜松市の教育委員を務めて4年目になる。

以前から「人間の精神はいつ養われるのか」と考え、

教育関係の本を何十冊と買い込んで学んできた。すると多くの教育関係者は

「学校に入学する前の幼少時教育が最も大事だ」と述べている。

しかし現在は、核家族化で祖父祖母と暮らしていないばかりか、

両親も共働きの世帯が多い。残念だが家庭での教育能力が落ちてしまっていると

言わざるを得ない。家庭外の教育は学校の先生が引き継いでいくが、

教育現場では子供と接する時間が足りず「理想の教育ができない」

と悲鳴を上げている。そうした中でも、近頃浜松の小中学校では「志」を

大切にしようという教育を目指し、「立志式」を行うところもある。吉田松陰曰く、

「志とは、世のため人のために堅く心に誓うもの」だという。

大変素晴らしい教育だと思う。

私は、学校の先生方に話をするとき「知識だけを教える教員ではなく、

子供たちの魂を養う教師の自覚を持ってほしい」とお願いしている。

教師とは人づくり。「今、貴方たちが育てている子供たちが

30年後の日本を支えていくのです」とお伝えしている。

私自身、自分を育ててくださった先生で思い浮かぶのは、

勉強だけでなく部活などで精神を鍛えてくれ、人柄や生き様を教えてくれた先生だ。

こうした教えこそが教育であり、日本人を創っているのではないだろうか。

家庭での幼少時と学校での教育こそが人づくりの根幹であり国づくりだと思う。

今後とも、学校教育に理解とご協力をお願いしたい。

日時:2017年6月 5日 12:15 投稿者:pt21c

2017年静新21世紀ビジネス塾のご案内

~好業績を持続させる働きがいのある会社をつくる~

全3回の講演会を通し独自の分野や技術、発想力で躍進している企業トップの

マネジメントを紹介します。

開催日   第1回2017年6月 7日(水)

      第2回2017年8月22日(火)

      第3回2017年9月 5日(火)

会 場   プレスタワー17階静岡新聞ホール

時 間   19:00~20:30

第1回2017年6月7日(水)

- 「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞受賞企業17社の経営学 - 

   ~働きがいのある企業の経営学~

講演 坂本光司氏(法政大学大学院政策創造研究科教授

・同大学院静岡サテライトキャンパス長) 

第2回2017年8月22日(火)

- TOTOグループにおける人財マネジメントについて -

~第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 経済産業大臣賞受賞企業~

講演 平野氏貞氏(TOTO㈱上席役執行役員 人財本部長(福岡県))

聞き手 西浦道明(アタックスグループ代表パートナー、元法政大学大学院客員教授)

第3回2017年9月5日(火)

- コーケンは凄い!何が?社員が凄い。そんな会社を私はつくりたい。-

~第7回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 中小企業庁長官賞受賞~

講演 村松久範氏(コーケン工業㈱代表取締役会長(磐田市))

聞き手 西浦道明(アタックスグループ代表パートナー、元法政大学大学院客員教授)

☆お申込み方法☆

21世紀倶楽部会員様は21世紀倶楽部へお申し込みください。(FAX053-455-2021)

21世紀倶楽部会員以外の方は

氏名・郵便番号・住所・電話番号・年齢・職業(勤務先)を明記し

下記方法でお申し込みください。折り返し受講証を発送します。

会員以外の方は参加料(全3回)2,000円(税込み)です。

初回受講時にお支払いください。

①ハガキの場合

〒430-0927 浜松市中区旭町11-1プレスタワー5階

静岡新聞社・静岡放送 浜松総局業務部「静新21世紀ビジネス塾」係

②FAXの場合 

053-453-5220

③メールの場合

h-gyoumu@shizuokaonline.com *件名に「ビジネス塾」と明記してください。

日時:2017年6月 5日 12:11 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は坂口 武利(さかぐち・たけとし)氏

葵の会浜松事務局長をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『悔いを残さない』、趣味は寺社巡り、出身地は長野県です。

平成29年4月30日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【葵祭に使う二葉葵を育てる】

葵の会浜松は平成25年に立ち上げました。京都三大祭りの一つ葵祭に使われる植物の

二葉葵を育てる活動をしています。京都・上賀茂神社でうかがった話によると、

二葉葵は徳川家の家紋である三葉葵の元になったと聞き、

浜松と深い縁があるなと感じ始めました。

1年目は育ててくれる育成プログラムに協力してくれる学校を募りました。

北星中学から始まり、今では県居小、双葉小、磐田北小、

磐田城山中が参加しています。葵の苗を株分けし、

参加校に里親として育ててもらい、2年目は増えた株を里帰り式として

「葵の森」にお返します。3年目にそこで選抜され、本番の葵祭で使われます。

静岡市、岡崎市、福井県、愛知県、東京都でも育成プログラムが広がっています。

昨年、葵サミットが開かれ、京都、浜松、静岡、東京をTV会議で結び、

北星中の生徒が発表しました。

自分たちの文化を知ることで、自然と人の関わり、

受け継がれてきた大切な文化を伝承していき、

次の時代に繋ぐことが使命だと思っています。

日時:2017年4月27日 11:35 投稿者:pt21c

演題:防衛駐在官 勤務雑感

講師:空将補 谷嶋正仁氏  航空自衛隊第1航空団司令兼浜松基地司令

【講演概要】

私は平成20~23年に防衛駐在官としてポーランドに赴任した。

防衛省から外務省に出向した自衛官は外務事務官として、

大使館などの在外公館に勤務する。防衛駐在官の派遣人数は

世界44大使館2代表部へ陸・海・空合わせて64名(平成28年度末時点)。

2013年のアルジェリア人質事件以降、安全保障の重要性から近年増加傾向にある。

主な業務は大使の軍事的補佐や日本の安全保障政策等の発信、防衛交流や協力促進、

日本からの来訪者対応など幅広い。特に任国や任国の関心国の軍事に関する

情報収集では人脈作りが欠かせない。そのため「自宅設宴」と称するホームパーティに

要人を招いたり、各種行事や会食会に参加して日本文化を紹介したりした。

大学教授などの知識人と会うときには、自分の意見を伝えるため事前の勉強を心掛けた。

夫婦同伴の席も多く、社交性豊かな妻の功績は大きく、大変感謝している。

ポーランドの面積は日本の約85%、人口は約30%。親日家が多い理由は、

過去に多くの残留孤児を救った日本への感謝の気持ちや、

敗戦国から見事に経済復興を遂げた尊敬の念はもちろん、

最近では寿司やアニメなどの影響も大きい。また武道も盛んで武士道精神を

共通認識できる精神面での繋がりも見逃せない。

経済はGDPが日本の12%程度、欧州諸国の第6位で、

2009年の経済危機の中欧州唯一のプラス成長国。東日本大震災の折には政府から

約3000万円の義援金や一般市民による募金活動で支援してくれた。

国土が隣国によって分割され消滅した経験を持つポーランドは、

安全保障に関して非常に高い意識を持ち、NATO、EU、そしてアメリカとの

3本柱をいかに太くするかを試みている。そして大国を目指すのではなく、

小国にも耳を傾け代弁できる中二階の立場を目指している。

今後ますますNATOやEUでの地位や発言力が高まると予想される

ポーランドから支持を得ることは、

日本にとってアジア保障の促進を考えてもとても有意義。

これからますます両国の良い関係性を持続・発展していくことを願っている。

日時:2017年3月29日 14:16 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は田中 誠一(たなか・せいいち)氏 常葉大学教授をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『全人的(身も心も)人づくり』、

趣味は和の食文化研究 、出身地は東京都大田区大森です。

平成29年3月12日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

プロスポーツ指導の第一人者】

日大三島高校が創設される時、体育教師として赴任しました。

陸上競技者だったので、陸上競技部を作り、選手養成をし、

4年目でインタハイ準優勝、5年目で優勝しました。

その当時の中核選手がアジアの鉄人ハンマー投げの室伏重信、

金メダリスト広治君のお父さんです。

読売巨人の監督藤田さんに呼ばれ、巨人選手の指導もしました。

どういう遺伝子を持っていて、どういう体にしたら潜在能力を最大限に出せるのか、

一人ひとりのプログラムを作らないとスポーツトレーニングは成り立ちません。

スポーツ指導のコツは、体をある目的で使う時に、

どんな体にしたらいいのかと言う理論が不可欠です。

キャリアサポートセンター長として就職支援をしています。

常葉大学では就職担任制を取りゼミの先生が個別に学生を指導し、

適性にあった職業に就けるように指導しています。

その成績と申しましょうか、成果として、

ここ数年90%半ばの就職率を獲得しています。

日時:2017年3月29日 13:53 投稿者:pt21c

演題:いい子はいらない

講師:白井三郎氏 静岡県ラグビーフットボール協会副会長

【講演概要】

世の中に先生といわれるのは2種類。

一つは命を預けるドクター、もうひとつは心を預ける学校の先生。

私は教科を教えるだけの教師ではなく、子供たちが心を預けられる

先生になりたいと長年努めてきた。ラグビーは前後半通して80分間。

ポジションによっては、一度もボールに触ることなく、

ずっとぶつかり合う痛みに耐えながら走り回る選手たちがいる。

チームのために力を尽くす人間がいるからこそ、最後にボールを回された人間が

トライできる。ラグビーはまさに「ワンフォーオール」のスポーツだということを

意識して観戦してほしい。私は人間形成には喜怒哀楽全てが必要だと思う。

しかし現在は子供たちに「喜・楽」ばかりを与え、辛く悲しい経験を

回避してしまう大人が多い。助けることは大人として楽である。

その気持ちを我慢して「怒・哀」を経験させることで子供は成長していく。

そして人を動かすために大切なのは「その気になる場を与え、やる気にさせる」こと。

それには互いの付き合い方が重要だ。決して上から強く押し付けるのではなく、

生徒を信頼し心を通わせ、一緒に悩み考えていく。すると生徒たちは自ら考え、

行動し、どんどん育ってくれる。これは私が生徒から教えられたことだ。

一般的に「いい子」というのは大人にとって手のかからない子供というだけで、

それが「いい奴」になるとは限らない。温室育ちの「いい子」ばかりを育てると、

どこかでしっぺ返しが来るように思う。成長過程では多少手のかかるヤンチャな生徒も、

信頼という水をやり続けることで、多くの喜怒哀楽を肥やしにして

「いい奴」に育っていく。そう導いてあげるのが先に生まれた大人の役目なのだ。

「生徒は教師の鏡 子は親の鏡」。生徒を見れば指導した者の姿が分かり、

子供を見れば親の様子を理解できる。私は自分の大切な生徒のためなら

大変なことも我慢できる。同じく親たちも愛する子供のためなら我慢できるはず。

もがき、あがくことで山を越えると、子供たちは強く大きく成長していく。

こうした経験から、自分の要となる大切なものを自ら見いだし、

ブレない人間に育っていってくれるに違いない。

日時:2017年3月 1日 12:11 投稿者:pt21c

演題:劇団たんぽぽ 創立70周年に思うこと

講師:上保節子氏 劇団たんぽぽ代表

【講演概要】

劇団たんぽぽの創設者は、浜松市滝沢生まれの小百合葉子という一人の女性。

小説家・坪内逍遥に師事し、児童文学の研究から女優の道へ。

戦後、帰る場所を失った子供たちに「夢と希望を」と劇団を立ち上げた。

常に「すべての子供たちに等しく」を演劇理念の一つとし、

日本返還前の沖縄公演を政府の助け無しに実現させる、

男気のあるカッコいい女性だった。

私は大井川上流のお茶農家に生まれ、牛や豚を飼い、

米も作る自給自足に近い暮らしの中、6人兄弟の末っ子として育った。

50年前に20歳で入団し「土臭いぞ」と言われることは嫌だったが、

実際の芝居では育った環境の様々な経験が役に立ち、大変感謝している。

演劇には何より多くの経験が宝になる。

劇団たんぽぽが上演してきた作品は、当初は子供たちに夢と希望を届ける

楽しい作品が主であった。しかし時代と共に「今の子供たちと一緒に何を語ろうか」

という視点で考えるように変化していった。長年舞台に立って感じることは、

子供たちは演劇を観て、その世界を疑似体験したり、

作品を通してそれぞれに感じ取ったりしていく。

だから自然体の芝居を子供たちに届けるだけでいいと実感している。

今の社会では、大切にしなければならない心や命について考えることが

少なくなってしまい、「いのちのまつり」「100万回生きたねこ」など、

命について考える芝居の公演依頼も多い。また近く上演を予定している

「ゆずり葉の季節(はる)」は、日本在宅医学会に委託され、

在宅介護をテーマにした演劇。ゆずり葉は、枝先に若葉が出たあと、

前年の葉がそれに譲るように落葉する。人間も同じように、

子供たちに大切なことを伝え育て、譲っていくことが大人たちの役目だと思う。

私たちの仕事は終わりが無い。

子供たちに「今、あなたは何を考える?一緒に考えてみない?」と問いかける

70年続けてきたスタンスをこれからも続けていきたい。

そして長年多くの方々にお世話になりここまでこられたことを感謝し、

私たちができることは真摯な気持ちで子供たちに向かい合い、

心の交流をしていくことだと、今回お話することで改めて感じることができた。

日時:2017年3月 1日 12:06 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は㈱浜松白洋舎代表取締役 杉原 徳彦(すぎはら・のりひこ)氏をゲストに

お招きしました。

氏のモットーは『明朗・愛和・喜働』、

趣味はアウトドア、旅行、出身地は浜松市です。

平成29年1月15日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【真心こめてクリーニング】

西部地域に48店舗出店しております。

「真心(こころ)で洗い真心で仕上げ真心で接します」

の気持ちを大事にしています。

工場内ではお客様と直接接することはないですが、商品を見ながら、

その先のお客様の顔を思い浮かべられなければ、いい仕事はできません。

お客様が何を望んでいるのか、どんなことをしてほしいのかを汲み取らないと、

真心を持って仕上げることは出来ないと思っています。

クリーニングした商品を見た時、着た時に喜んでもらえることが一番の喜びです。

クリーニング屋がお勧めするかっこいいシャツを着てもらいたくて

5年かけて開発したオーダーシャツの販売を昨年度より始めました。

今年は更に遠州地域は日本3大綿産地ということもあり、

「メードイン浜松(遠州)」の生地も用意しております。

地元生地を使うことで服に愛着を持って着ていただきたいという思いで作ります。

私共がご提供するワイシャツは何回洗っても縮まない芯地を使い、

汚れてもケアできるため安心して着用いただきたいと思います。

日時:2017年1月31日 12:19 投稿者:pt21c

演題:最近の金融経済情勢~2017年の展望~

講師:小髙 新吾氏 日本銀行静岡支店長

【講演概要】

わが国の金融政策は、デフレ悪循環の抜本的転換を目指し、

「量的・質的金融緩和政策」を導入。

原油価格の下落や消費税率引き上げ後の需要の弱さなどから、

2%の物価安定目標はまだ達成できていないが、同政策導入以降の3年間で、

わが国の経済・物価、金融情勢は大きく改善し、もはやデフレではなくなった。

またマイナス金利の導入は、国債買い入れとの組み合わせによって、

長短金利の大幅な押し下げにつながったが、

これは金融機関収益を圧縮する形で生じたものであったほか、長期金利や超長期金利

の過度な低下は、保険や年金などの運用利回りを低下させるほか、

企業における退職給付債務の増加などにもつながるため、マインド面等を通じて

経済活動に悪影響を及ぼす可能性も生じていた。そこで昨年秋から、新たな金融緩和の

枠組みである「長短金利繰作付き量的・質的金融緩和」を導入した。

日本銀行は、2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するために、

今後とも最大限の努力を続けていく。こうした中、現在の日本経済は所得環境や

輸出環境もそれほど悪くない。財輸出が伸び悩んでいても、

サービス輸出(知的財産権使用料、日本の特許利用料、インバウンドなど)が

増えているのが特長で、まだまだ伸びる余地がある。

今夜就任するトランプ大統領の発言で、今後一喜一憂せざるを得ない状況を

危惧しながらも、現状まずまずと判断している。

県内に視点を移すと、製造業の空洞化、雇用者所得の低迷から個人消費が伸び悩み、

今後、経済が持続的な成長をするためには、

労働生産性(時間当たりどれくらい稼げるか)を上げて経済成長を

実現することが必須となる。とはいえ、業況判断はかなり改善が見られる。

特に食品製造や旅行・ホテルなどが好調。まだ一般的な実感は無いかもしれないが、

設備投資も戻ってきたため、大きなマイナスが無い限り、静岡県は緩やかに回復するとみている。

もともと静岡県はものづくりの素養が高く、

今年は特に「直虎」のブランド力を活かしたマーケティング、販路拡大、

生産性向上が見込まれる。こうした流れと共に、特に必要な投資、研究開発、

人的投資を高めることにも力を入れていくべきだろう。

技術の進歩は、ともすると「ロボットが人の力を奪うのではないか」と

負の面を捉えられがち。しかし長い目で見れば人類経済の繁栄をもたらし、

所得や購買力を増やして新しい財や需要を作り、次なる産業育成にも繋がっていく。

フォトンバレー(光・電子技術関連産業集積)やストーリーある観光ネットワークなど、

県も産業環境整備に力を入れている。日本銀行も微力ながら力を尽くしていくので、

さまざまな分野の方々と一緒にオール静岡で取り組み、

今年も良い年にしていきたいと考えている。

【PR】2015年11月末リニューアルした日本銀行金融研究所貨幣博物館にもご来館を!

入場無料、月曜休館(※祝日開館)JR東京駅日本橋口から徒歩8分日本銀行分館内。

日時:2017年1月31日 12:12 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は花の舞酒造㈱名誉杜氏、

静岡県杜氏組合会長土田 一仁(つちだ・かずひと)氏をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『技術は原料を越えられない』、

趣味はダイビング、出身地は北海道です。

平成28年11月20日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【良質な県内産米にこだわる】

33歳で杜氏になり、若手も育ってきたことから今年57歳で名誉杜氏になりました。         

弊社はすべて静岡県産米を使っています。

杜氏の仕事の一つに良質な米を蔵に入れることです。

原料の米にたんぱく成分が多いと、酒が綺麗に仕上がりません。

農家に作ってもらう米は窒素肥料を抑えてもらいます。

収穫量が減る分は補てんしています。

農家との密なコミュニケーションは欠かせません。

仕込みで気を使うことは精米時に熱、ストレスをかけないこと、

しっかり米を洗うこと、それに給水です。

水を吸いすぎたり少なすぎたりするといいものはできません。

外硬内軟になれば麹を作っても、仕込んでも、綺麗なまるい酒ができます。

静岡県の酒は静岡県で開発された酵母を使うので、派手さはありませんが、

飲みやすく、飲み飽きない、しかも酔い覚めがさわやかです。

静岡タイプの酒は評価が高く、他県でも真似されています。

3年前に酒蔵を建て替え、見学者を積極的に受け入れています。

日時:2016年12月28日 13:04 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部 例会・自由語会『忘年会!!』

12月21日、21世紀倶楽部「忘年会」がプレスタワー7階 (静岡新聞ミーティングルーム)で

吉井佐和フリーアナウンサーの進行のもと開催された。

乾杯の音頭は誕生月会員、アンカープラネット代表の中西由美子さん。

「21世紀倶楽部の更なる盛行と参加者の健康と幸せ」を祈念し、

高らかにグラスが掲げられて会がスタート。

続いて(株)ジュビロの宮田浩司営業部長が登壇し「皆様のご支援に報いるためにも

来年はいい成績をおさめ、活気あるサッカーにしたい」と抱負を述べた。

さらに特別ゲストとして紹介されたのは、宝塚歌劇団宙組で活躍し、

今年「エリザベート」の舞台公演を最後に卒団した天玲美音さん(浜松出身)。

「人の心を動かすことができる演技の仕事が好き。これからも皆さんが幸せになるような

活動をしていきたい」と話し、会場からのリクエストに応えて、美しいポーズを披露した。

恒例となった「お楽しみ抽選会」は、石田伸吾浜松総局長が抽選。

観賞鉢や新巻鮭、果物、自衛隊やジュビログッズ、宿泊券など、

※協賛者様から寄せられたさまざまな品が、当選した一人ひとりに手渡された。

最後は、全員参加のジャンケン勝ち抜き戦となり会場は大いに盛り上がった。

こうして楽しい親睦のひとときを過ごし、21世紀倶楽部は2016年の例会行事を締めくくった。

~※協賛者様一覧~

ヤマハ㈱ キリンビールマーケティング㈱ アサヒビール㈱静岡支店

㈱魚政 ㈱ハナ清 サゴーエンタープライズ㈱ プロン㈱ サカツコーポレーション㈱

遠州紙工業㈱  航空自衛隊浜松基地 濱松屋㈱ 

㈱ジュビロガリバー住吉店(㈱ティ・エム・ワイ) ㈱SBSプロモーション サントリー酒類㈱

花の舞酒造㈱ 天玲美音  ※順不同         協賛者様 御礼申し上げます。

日時:2016年12月 5日 12:05 投稿者:pt21c

演題:浜名湖観光圏の取り組みとインバウンドの現状

講師:三井 いくみ氏

   (株式会社mocha-chai代表取締役/浜名湖観光圏 観光地域づくりマネージャー)

【講演概要】

当社は広告デザイン会社だが、4年前に外国人スタッフと共に、

訪日外国人向け情報サイト「iN HAMAMATSU.COM」を立ち上げ、

ウェブサイト運営とインバウンドサポート事業を行っている。

今年(株)シーポイントと一緒に開発した、GPS音声ガイド「GOOZEN(偶然)」は、

観光地でスマホから英語・中国語・日本語の観光音声ガイドを聞くことができるアプリ。

現在舘山寺周辺を紹介しているが、来年は湖西連峰のトレッキング情報など、

さらに使用エリアを拡大する予定。

また私自身、今年度から浜名湖観光圏の観光地域づくりマネージャーとして活動している。

観光圏とは、自治体の枠を超え、官民一体で取り組む観光地域づくりのこと。

現在、観光圏整備実施計画認定地域は全国に13エリアあり、浜名湖観光圏は

平成26年に認定されて以来、浜松市と湖西市が連携して「住んでよし、訪れてよし」の

観光地域づくりを促進中。これは、単なる観光地施設を形成するのではなく、

地域に住む人たちが、地元の風土・文化・人の気質を掘り下げ、

見出した地域の価値を更にブラッシュアップし、地域ブランドとしてアピールしていくことが

大きなポイントであることをご理解いただきたい。

既に当観光圏では「海の湖」というブランドコンセプトを掲げ、

ブランドイメージを体感できる着地型体験プロクラムの商品化を積極的に進めている。

浜名湖中央の浅瀬に立って撮影を楽しんだり、浜名湖SA発着の遊覧船を満喫したり、

浜名湖周遊サイクリングを推進したり、花観賞と飲食を組み合わせた

フラワーツーリズムプランをアピールしたり、さまざまな企画が手ごたえを感じ始めている。

最近のインバウンド観光の状況を見ると、

団体観光から個人観光が増え多様化していることが分かる。

浜名湖が友好交流協定を結んだ「日月潭」(台湾)は、観光に対しての意識が非常に高く、

世界からも注目される成熟した観光地。湖あり、田園風景あり、浮島ありと、

浜名湖とよく似ていることも注目し、これから日月潭から学ぶところがたくさんあるように思う。

私たちが自慢とする浜名湖の魅力を世界に発信するために、

「観光分野はフィールド外」と考えるのではなく、あらゆる分野の人たちが心を合わせ、

観光圏の取り組みを一緒に盛り上げていただけたらと思う。

日時:2016年10月27日 12:05 投稿者:pt21c

演題:賀茂の文化

講師:田中 安比呂 氏 賀茂別雷神社宮司

【講演概要】

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ/上賀茂神社)のご祭神は賀茂別雷神。

『山城国風土記』逸文等によると、玉依比売命(たまよりひめのみこと)が、

天神の放った紅い矢に感応して生んだ子とされ、大きな雷を分け入って天に上っていった

力の強い神様ということで、この名前を頂いたとされる。

ちなみに賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ/下鴨神社)には、母である玉依比売命と、

祖父にあたる賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が奉られている。

当神社には神話に基づく神事が数多い。日本初代天皇とされる神武天皇東征の際、

道案内をしたと伝わる八咫烏(やたがらす)にちなんだ「烏相撲(9/9日)」、

玉依比売命が禊(みそぎ)の際に拾った矢によって子を宿したことにちなんだ「斎王代御禊(5/4日)」、

神のお告げに従い馬を走らせた「走馬の儀(5/5日)」、賀茂別雷神の父神探しのため、

全国の神様を集めたことにちなんだ「賀茂祭神饌(しんせん)」等々。

また5/12日には、神様に天から降りてきて頂く「御阿礼(みあれ)神事」を神職だけで斎行されている。

京都三大祭のひとつとして知られる賀茂祭が始まったのは6世紀半ば。風土記によると、

不安定な天候や流行り病が続いたことから「卜い(うらない)」の言葉に従い、

神山での神事を改めてしっかり行ったところ、世の中が収まったため、以来毎年の国家的行事となった。

天皇が国民の幸せをひたすら祈る祭りで、当初神山で執り行っていた祭りを、

678年からは社殿で行うようになり、陰と陽を象徴する2つの立砂が神様の依代の役目となっている。

平安から鎌倉までは天皇の皇女様が斎王としてお務めをし、神様と一晩過ごすお役目が、

実に大きな意味を持ち、当時の和歌にも残されている。

賀茂祭が通称「葵祭」と呼ばれるようになった所以は、2本の枝の間に花が咲き、

種を落として子孫を増やし、茎が伸びて増え続ける縁起の良いアオイが各所に飾られるため。

「葵」は古歌では「あふひ」とされ、「ひ」には神様の御霊という意味があり、

この葵によって神様に会うことができ、人と人の出会いをもたらしてくれるとされている。

当神社は本殿と権殿(ごんでん)が並び、21年毎に式年遷宮を執り行い、

日本文化・技術の継承に努めている。現在御殿は国宝、その他の建物が重要文化財のため、

修復によって遷宮とし、神様にお住まい頂いている。毎年の葵祭(5/15日)当日には、

約500人の衣裳を纏った行列等があるので、是非一度ご覧頂きたい。

本日は皇紀2676年丙子の日、皆様との御縁も、葵によって結ばれた御縁と感謝申し上げる。

日時:2016年10月 6日 13:11 投稿者:pt21c

演題:「減災」から「防災社会」へ

講師:岩田孝仁 氏 静岡大学防災総合センター教授

【講演概要】

阪神・淡路大震災以降、できるところから被害を減らす「減災」という造語が使われ始めた。

しかし「減災でよし」としてしまうと、対策も「この程度でよい」との甘えになりかねない。

そこで今は、しっかり「犠牲者ゼロ」を目標に掲げ、

「減災」から「防災」の考え方に原点回帰している。

現代の社会環境は、排水能力が上がり河川整備も進んだことで、

一般的な台風や大雨が来ても普段と変わりなく生活できる。

こうした、日常の中で災害を想像できないことが、

レベルの高い災害に見舞われたとき、想定外の被害を生んでしまうのではないだろうか。

克服するには、ハード面の強化と共に、皆の想像力と知恵を高める必要がある。

南海トラフ巨大地震は、静岡県民の生活圏の大部分が、

震度6強~震度7に見舞われると想定されている。

これまで、住宅の耐震化は最終的に個人の意思決定に託されてきた。

しかし、高齢者単独の古い住宅の耐震化課題もあり、今後は都市計画事業など、

積極的な公的資金を投入した事前復興※の仕組みを検討すべきと考えている。

また津波対策では、防潮堤や水門などのハード対策と、

自ら避難する意識づけというソフト対策の両者が、

車の両輪のごとく実行されていく必要がある。

さらに、これまでの震災の記録を見直すと、被災者の救出に、

近隣住民の共助が大きな力になっていることが分かる。

高齢化が進む今、地域の力を確保することは大きな課題。

そこで、静岡県では2002年から中高生が防災訓練に参加している。

若者たちが、地域で活動することが当たり前の世の中になっていくことが、

一つの課題解決に繋がるのではないかと取り組んでいる。

日時:2016年9月 9日 13:26 投稿者:pt21c

ブラッシュアップ女性講座2016のご案内

~県西部の女性を応援します!~

10月からの静岡新聞SBSの記者による時事解説と各ジャンルで活躍する

女性を講師にお迎えした、全6回の教養講座を会員様へご案内申し上げます。

【会場】 プレスタワー17階 「静岡新聞ホール」  

【日程】 18:30~20:30(予定)  ~ 全6回 ~

【第1回】10月11日(火)

「人生いろいろ~今を大切に~」 

村松 尋代 氏(元浜松ロータリークラブ会長)

【第2回】11月8日(火)

「『断捨離®』で、大掃除はもうやらない!?~人生をより果敢にごきげんに生きるために~」

かまた きみこ 氏(やましたひでこ公認断捨離®トレーナー)

【第3回】12月13日(火)

「女性のためのマネー講座~豊かな未来のために~」

小杉 寿恵 氏(遠州信用金庫営業統括部代理)

【第4回】2017年1月10日(火

「ノウハウではない問題解決能力~ことばの力~」

中西 美沙子 氏(静岡大学客員教授、文章教室「スコーレ」主宰)

【第5回】2月7日(火)

「つなげたい!山里の年中行事と伝統食」

石本 静子 氏(つぶ食 いしもと店主)

【第6回】3月14日(火)

「就転職活動で大事なこと~おでんで学ぶ就活応援!~」

清水 位知子 氏

(キャリアカウンセラー・コンサルタント(オフィスキャリアルート代表)浜松市戦略委員)

※ご参加は女性に限らせていただきます。

※定員になり次第、締切りとさせていただきます。

日時:2016年9月 9日 13:18 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は㈱JACKカンパニー 代表取締役 山田拓司(やまだ・たくじ)氏をゲストに

お招きしました。氏のモットーは『一燈照隅』、趣味はトレーニング、出身地は浜松市です。

平成28年7月31日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【おいしさで人と人をつなぐ】

浜松市と名古屋で郷土料理の大衆居酒屋「浜松たんと」を6店舗経営しています。

社名のJACKはJが情熱、Aが汗、Cが心、Kが感動で「情熱の汗と心からの感動」を

いつまでも提供していこうという意味です。

飲食店を始める前は、青果市場に勤めていました。

そこで浜松の美味しい野菜がたくさんあることを知り、飲食店を立ち上げました。

浜松餃子、ホルモン焼き、遠州地方の特産を提供しています。

たんと(たくさん)食べてほしくて「たんと」と名づけました。

遠州人が自慢したくなるお店を目指しています。

遠州人は、本当は大好きなのに声を大きくして地元が好きと言わない。

遠州人が自慢したくなる、やらまいかが響き合うお店にしたい。

おいしさで人と人をつなぐが経営理念です。大切な人といつまでも幸せな食卓を囲んで、

おいしいね、楽しいね、嬉しいね、が響きあうお店でありたい。

夢はニューヨーク・マンハッタンにお店を出すことです。

2年前にアメリカに会社を設立し準備は着々進めています。

日時:2016年9月 9日 13:10 投稿者:pt21c

演題:講談で知る浜松ゆかりの偉人

講師:田辺一邑 氏 (講談師)

【講演概要】

この釈台(しゃくだい:高座で演者の前に置かれる台)は、私が真打になったときに、

友人達がお金を出し合って作ってくれたものです。この釈台を叩いて、

調子を取る張り扇(はりおうぎ)は、田辺一門では、一般の扇子を半分に切り、

茨城で生産される西ノ内和紙を巻いて自分で手作りしています。

私は以前、システムエンジニアをしていましたが、残業続きの仕事で心身ともに疲れ果て辞職。

その後は、何か一生かけてできる仕事をしたいと考えるようになりました。

失業中にたまたま応募した講談招待券が当たり、講談を聞いたことがきっかけで、

講談師を目指すことになり、1997年田辺一鶴の弟子となりました。

邦楽系の稽古には発声練習はなく、講談界に入ると、すぐに太平記読みから始まり、

いの一番に習うのが「三方ヶ原軍記」という浜松ゆかりの物語です。

入門から3カ月~5カ月の見習い期間を終えると前座となります。

楽屋で着物を畳んだりしながら、開口一番ということで寄席の最初に高座へ上がり講談を披露。

恥をかきながら、だんだんお客さんとの雰囲気に慣れ、体験しながら覚えていくのです。

2009年真打昇進。その年の暮れに師匠の一鶴が亡くなりました。

12月22日の三方ヶ原合戦があったまさにその日が、

三方ヶ原軍記を好んでいた師匠の命日となりました。

私が講談で「浜松の偉人シリーズ」をやるようになったのは真打になってからです。

最初に創ったのが山葉寅楠、それから、松島十湖、福長浅雄、高柳健次郎、白井鐵造などを創作。

この他、湖西の豊田佐吉や伊豆の依田勉三(北海道開拓者)等も自ら取材して創りました。

大河ドラマ放映予定で注目を浴びている井伊直虎も、

7年前に依頼を受けて創作して初めて知りました。

今まで名前も知らなかった人物が「こんなことをしていた人物なのだ」という発見がたくさんあります。

リオのオリンピックもありましたので、

今日は古橋廣之進のお話をしましょう。(講談:「フジヤマのトビウオ古橋廣之進」披露)。

※解説/古橋廣之進(現:浜松市西区雄踏町生まれ)は、第二次世界大戦終了後の水泳界で

次々と世界記録を打ち立て「フジヤマのトビウオ」の異名を取った人物。

1948年にロンドンオリンピックが開催されたが、敗戦国の日本は参加が認められず、

日本水連はロンドン五輪の水泳競技決勝と同日に日本選手権を神宮プールで開催。

古橋は、ロンドン五輪金メダリストの記録を上回った。オリンピックメダルは取れなかったが、

古橋の泳ぎは、戦後日本の打ち沈んだ心をおおいに慰めた。

日時:2016年7月26日 13:37 投稿者:pt21c

7月20日(水)プレスタワー17階の静岡新聞ホールで『21世紀倶楽部納涼祭』が開催され、

会員や会員の同伴者100名以上が集まった。

今月が誕生月の(株)鈴木電工 鈴木一吉さんの乾杯挨拶でスタートし、

倶楽部の恒例となった鈴木淑介さん(倶楽部会員)のマジック披露で、

会場は和やかな雰囲気に。中盤、ジュビロ磐田の岡田隆選手と志村滉選手が来場。

宮田浩司営業部長に紹介された両選手が、

「精一杯頑張りますので今後も応援お願いします」と挨拶すると、

会場から期待の拍手が送られた。サイン会の後は、じゃんけん勝ち抜きの勝者に

サインボールをプレゼント。さらに、8月の対ガンバ大阪戦のチケットが、

納涼祭参加者全員に贈られた。

続いて、ミス浜松の大久保結奈さん、ミス浜松まつりの伊藤晏那さんと池谷菜奈子さんが来場。

浜松のPR活動への意欲を語り、その後は参加者と記念撮影をしながら親睦を深めた。

また、新会員の中部電力(株) 鈴木彰宏さん、

交代会員の西日本電信電話(株) 奥林一仁さんが挨拶。

そして最後は、石田伸吾静岡新聞社・静岡放送浜松総局長とのじゃんけんで、

勝ち抜いた勝者5名に、「ふくろい遠州の花火」観賞チケットがプレゼントされ、

大盛り上がりの中、今年の納涼祭は幕を閉じた。

日時:2016年6月30日 13:33 投稿者:pt21c

演題:浜松市政報告~地方創生に向けた浜松の挑戦~

講師:鈴木 康友 氏(浜松市長)

6月22日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。

倶楽部代表を務める大石剛静岡新聞社社長があいさつした後、

平成27年度事業内容・収支報告とともに、28年度の事業計画・予算案が参加者の拍手で承認された。

その後、鈴木康友浜松市長による記念講演が行われた。

【講演概要】

日本国内は「財政危機」と「人口減少」という2つの大きなリスクを抱え、今後地域の自治体経営はますます厳しくなることを覚悟しなくてはならない。

特に浜松は地域面積の半分が過疎地であることや、管理する道路や橋梁が基礎自治体内で一番多いなど、

少しでも油断すれば行政コストが跳ね上がる体質のため、行財政改革で効率的な運営をすることが必須。

そこで市は、行政経営諮問会議を設置し、職員数の削減、外郭団体への損失補填・債務保証額ゼロを実現し、

自立した都市経営を推進している。積極的な市債削減も進み、信用評価の格付けで高く評価されている。

地方創生に向けては、「産業」「子育て支援・教育」「まちづくり」という三本を柱にした総合戦略を策定し、

中でも産業力強化に重点を置いている。以下、具体的な政策を紹介しよう。

①創業支援では、日本全体の経済活性化を目的に発足した「スタートアップ都市推進協議会」に参画し、

ベンチャー企業支援等に他地域自治体と連携し、産学官金が一緒に取り組んでいる。

②天竜木材のブランド化では、ドイツに本部を置く森林管理協議会FSC(木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関)

の認証取得を推進。現在当地域が、全国で最も有力な認証エリアになってきている。

これを強みに天竜木材を国内外にアピールすると共に、民・官連携で地産地消を推進し、

地域の林業を再生させていきたい。

③エネルギービジョンに向けた政策では、太陽光発電の導入促進により、昨年発電量日本一を実現。

またスマートシティ推進協議会を設立し、その担い手として浜松新電力会社を立ち上げた。

今後期待が集まるエネルギー事業には、多くのビジネスチャンスがあるので、是非皆さんも注目してほしい。

④世界的な都市の概念とされる「創造都市(注)形成」に、浜松市は早くから取り組んでいる。

平成26年にはユネスコ創造都市ネットワークへ加盟し、今年秋には大きな規模で世界音楽の祭典を予定している。

⑤シティプロモーションでは、秀吉と家康の二人の天下人が出世したパワースポットとして

浜松東照宮に二人の像を製作。さらに、来年のNHK大河ドラマでは『おんな城主 直虎』が放映予定され、まさに追い風。

成功に向けて、オール浜松で取り組んでいく。

(注) 創造都市=地域固有の文化や資源を活かした活動が活発に行われ、

その活動が新たな価値や文化、産業創出に繋がり、市民の暮らしの質や豊かさを高めていく都市のこと。

日時:2016年5月31日 13:08 投稿者:pt21c

演題:宗良親王と井伊谷宮

講師:岡部和弘 氏(井伊谷宮 宮司)

【講演概要】

宗良(むねなが・むねよし)親王は、後醍醐天皇の第四皇子(宮内庁皇譜による)として誕生。

母・為子が早く亡くなり、十歳のときに出家して仏道に入った。

その後、鎌倉幕府に反した父・後醍醐天皇が隠岐に流された際、宗良親王も讃岐へ流されたが、

全国に討幕の機運が高まり、建武の新政となった。しかし足利尊氏側と対立し南北朝時代になると

宗良親王は仏門を離れ、南朝方の軍勢を固めるため、遠江の井伊家の元へやってきた。

井伊家は約千年前に井伊谷に土着し、その土地の名前を名乗っている。

井伊家は彦根藩主のイメージが強いが、遠州井伊谷出身であることを忘れないでほしい。

宗良親王の妃となった駿河姫は、現在の気賀で逝去。悲しんだ親王は、

この地に金地院を建立して姫の菩提を弔い、二宮神社を建て、姫を祀っている。

またあるとき、親王が伊勢から船で遠江を目指していたとき、大嵐に巻き込まれ、

辿り付いたのが白羽の湊(現在の白羽町)だった。その地に住む清水家の歓待を受け、

井伊谷へ向かう途中、三社神社(鹿谷町)で粟粥を食べたとされ、

現在も当神社では雑穀を供える祭りが行われている。さらに神社出発の際に一羽のカラスが飛び立ち、

親王が「神の使いだ」と、勝利に導くヤタガラスにちなんだ話をして皆を励ましたといわれる。

この伝説にちなんで、浜松祭りの凧に「ひがらす」を絵柄にした町がある。

宗良親王は歌人としても名高く、父逝去の知らせを受けた際には、

「思ふには なほ色あさき 紅葉かな...(父を失った悲しみの気持ちは、

真っ赤に燃えた紅葉の色よりも深い)」と歌った他、多くの歌を詠んだ。

そして南朝の人々の歌を和歌集にまとめ、後世に伝えた。

全ての城を滅ぼされ、各地を転戦した親王は、73歳で亡くなり、

奥山方広寺で葬儀が行われたとされる。墓は龍潭寺に造られ、長年ひっそりと守られてきた。

それが五百年経った明治5年、天皇の命令により、親王を御祭神とする井伊谷宮が創建された。

近代社格制度時代には、県内三番目の格式があり、当神社は国家予算で賄われていたが、

戦後衰退。昭和45年から実父が宮司となり、その後を私が引き継ぎ現在に至る。

地元の方をはじめ皆さまの応援のお陰で、お守りできていることに感謝している。

来年の大河ドラマ「おんな城主直虎」では、宗良親王が生きた時代から二百年後の井伊家当主、

直虎が描かれる。自分が在宮のときはご案内するので、多くの方に、

宗良親王そして井伊家ゆかりの井伊谷へおいで頂きたい。

日時:2016年5月 2日 12:38 投稿者:pt21c

会員の皆様へ

「自由語会」(航空自衛隊浜松基地との交流会)5月例会を

都合により休止し、6月29日(水)にこの内容で

開催いたします。

ご予定頂いた方には誠に申し訳ございませんでした。

6月ご案内にて改めて通知いたしますのでお申し込み宜しくお願いいたします。

      

休止の日時    5月25日(水)  18:30~

     

日時     6月29日(水)  18:30~

会場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講師     静岡県歯科医師会警察歯科医会役員

       松野歯科医院 院長

         松野 彰(まつの・あきら)氏

演題      「東北大震災活動記録 ~自衛隊と共に~」 

参加費     2,000円

日時:2016年4月28日 12:54 投稿者:pt21c

2016年静新21世紀ビジネス塾~『5人』を大切にした経営で好業績を創る~

毎年好評の静新21世紀ビジネス塾日程ををご案内します。

会員の皆様方へお申込み案内は5月下旬にお届けします。

下記簡単なご紹介です。

会場 プレスタワー17階 ~静岡新聞ホール~

時間 19:00~20:30

第1回2016年6月16日(木)

-日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業に学ぶ―

講演 坂本光司氏(法政大学大学院政策創造研究科教授・同大学院静岡サテライトキャンパス長) 

 

第2回2016年7月12日(火)

-「全員参画の経営」で社会に価値を生み続ける会社を目指す―

第6回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 経済産業大臣賞受賞

講演 松山一雄氏(サトーホールディングス㈱代表取締役執行役員社長 最高経営責任者(東京都))

聞き手 西浦道明(法政大学大学院客員教授、アタックすグループ代表パートナー)

第3回2016年9月6日(火)

-社是創造~発明・品質・利益~障害者救援-

第6回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 中小企業庁長官賞受賞

講演 米田良正氏(㈱日本ロック代表取締役会長(浜北区))

聞き手 坂本光司氏(法政大学大学院政策創造研究科教授・同大学院静岡サテライトキャンパス長) 

☆お申し込み方法☆

会員の方は21世紀倶楽部へお申し込みください。

21世紀倶楽部の会員ではない方は

氏名・郵便番号・住所・電話番号・年齢・職業(勤務先)を明記し

下記へお申し込みください。折り返し受講票を発送します。

参加料(全3回)2,000円です。第1回受講時にお支払いください。

①ハガキの場合

〒430-0927

浜松市中区旭町11-1プレスタワー5階

静岡新聞社・静岡放送 浜松総局業務部

「静新21世紀ビジネス塾」係

②FAXの場合

053-453-5220

③メールの場合

h-gyoumu@shizuokaonline.com

*件名に「ビジネス塾」と明記してください。

日時:2016年4月28日 12:41 投稿者:pt21c

演題:航空自衛隊の教育と訓練
講師:平塚弘司 氏
    航空自衛隊第一航空団司令兼浜松基地司令 空将補


【講演概要】
航空自衛隊浜松基地は、全国の航空基地の中で、敷地面積は8番目の大きさ。

所属人数は入間基地に次いで2番目に多い。基地としての役割は

「教育」「飛行場」「防災災害対応」で、

2550mの滑走路を挟んだ南北に建物があり、南側は学校で北側はT4を使った

飛行訓練基地となっている。

一般幹部候補生の養成例を挙げると、最初に奈良基地で40週に及ぶ

長期の新人教育カリキュラムを受ける。机上で知識を学ぶ以外に、3時間の遠泳や、

ライフルを担いで一昼夜約60kmの歩行訓練等を体験。

それまで自信が無く不可能と思われる事も、達成することで自信となり、

次なる困難にも前向きに進むことができる。また、団体戦経験では、

グループの中で自分の得手・不得手を認識し、

組織の一員として自分に課せられた役割、

組織としていかに効果を上げるかを強烈に意識させる効果がある。

新人教育後のスペシャリスト教育では、パイロット、整備、施設など

さまざまな役割ごとの専門性を学ぶ術科教育に入る。

中でも飛行訓練は20~30ヶ月の短期間に養成することもあり、

レベルは高く厳しい。ベテランと若手二層の教官が、養成後、自分たちと

各部隊で共に働く同僚を育てる立場から鍛え上げていく。

学生は毎日のフライト実習が評価され、段階ごとにチェックを受け、

レベルに達していなければ脱落。

早ければ一週間でパイロットの夢は絶たれる厳しい世界だ。

自衛隊は、教育において基本知識と技能を身に付け、

さらに実地で学んだ機能をうまく働かせるため、

反復訓練で能力を追求させるのが特徴。

目的達成のために戦略を立て、役割と行動スタイルを作成し、

訓練によって身に付けさせる。そのための人材養成教育の流れになっている。

こうして養成された優秀な人材も、中級、上級と階級が上がるごとに

人数幅が減少するため、中堅以後の人的資源をどのように

運用するかが課題のひとつ。

まだまだ体力も気力も充分な人材が活躍できる再就職支援にも力を入れている。

皆さまの企業で、希望の有資格人材の要望があれば、声を掛けてほしい。

きっと浜松を支える力強い人材になってくれると思う。

また広報館(無料)や航空祭(今年は10月16日予定)にも是非足を運んでいただきたい。

日時:2016年4月13日 18:00 投稿者:pt21c

平成28年3月18日(金) 18:00~ プレスタワー17階 静岡新聞ホールにて開催しました

  演題    次世代交通システムの概要と浜松の公共交通
          ~コンパクトシティと交通を取り巻く様々な環境について~

  講師     宮田 洋 氏   (遠州鉄道株式会社  取締役運輸事業本部長)

【講演概要】
 少子高齢化と財政・経済が縮小するなかで、将来にわたって持続可能な社会を構築するためには、

コンパクトシティの実現が不可欠。コンパクトシティとは、日常生活に必要な医療、福祉施設、

行政サービス、商業施設などが住まいに近接している街のことで、実現するためには、

公共交通ネットワークが鍵とされている。

 従来の路面電車が高度化された「LRT(次世代型路面電車システム)」は、市街地の状況に応じて

走行路を選択でき、バリアフリー性、定時制・速達性が高いのが特徴。街のシンボル的役割としても

期待できる。

 また、専用道路やレーン上を運行することで、通常の路線バスより高速かつ定時性を確保できる

「BRT(バス高速輸送システム)」は、鉄軌道の廃線敷をバス専用道として有効活用でき、

鉄軌道と比較しても、低コストで導入できるメリットがある。

 しかしどちらも、導入が目的ではなく、あくまで街づくりのための手段であり、車から鉄道やバスに

変わろうとする市民の意識が何より重要であることを忘れてはならない。
 浜松市の現状を見ると、公共交通分担率は全国政令都市中最下位で、典型的な自動車依存都市といえる。

さらに、複数の機能拠点を公共交通で連携させる街づくり計画を立てながらも、JRや遠州鉄道沿線は

市街化調整区域が多く、効率的な土地利用の展開しにくい課題を持っている。

 とはいえ、市内では既にPTPS(信号制御で、専用・優先レーンのバスをスムーズに走らせるシステム)の

運用が始まっており、12分間隔で運行する遠州鉄道線は、LRTに近い役割を担っているともいえる。

そこで、既存の遠州鉄道線を、LRT並みの利便性に高め同時にBRT活用を検討していくことで、

コストをかけずコンパクトシティ実現を目指すことができると考えている。過度な自動車依存から、

誰もが便利に移動できる公共交通を、行政の街づくりと共に推進していきたい。

日時:2016年3月23日 16:43 投稿者:pt21c

2016年2月19日(金)21世紀倶楽部月例セミナー

演題   医療を取り巻く環境の変化について

講師   山下堅司 氏 (公益財団法人浜松市医療公社理事長 )


【講演概要】
 浜松医療センターは、市制60周年記念事業の一つとして、既存の「浜松市医師会中央病院」を発展的に統合し、昭和48年4月に設立された。医師や医療器具など、院内すべての機能を開業医に開放するオープンシステムや、完全紹介制を先駆けて取り入れ、また医療レベル向上のため、著名な医師を招いた勉強会を、40年間で2545回実施している。
 地域医療支援病院、救命救急センターA評価、地域周産期母子医療センター、第2種感染症指定医療機関など、31の各種制度の指定を受け、さらに、病院の実力目安ともいえる「学会施設」も59項目認定されている。そして、血液内科のシェアは、県立がんセンターに続く県内2位。分娩数も聖隷病院に続く2位、そして心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)は県内1位を誇っている。
 最近の医療を取り巻く環境は、低迷する診療報酬や消費税法上の不利益など、厳しい状況下にあり、病床数の削減や介護サービスとの連携による医療費抑制策が打ち出され、機能再編が計画されている。とはいえ、県西部地域の医療資源は、先人の尽力により、他地域に比べて各段に恵まれているといえる。こうした体制をベースに、これからは2025年を目途に「地域包括ケアシステム」の構築を目指していく。
 これは、重度な要介護状態となっても、自分が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けられるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される仕組みのこと。実現に向けては、ネットワーク機能の確立や特別養護老人ホームに関わる人材確保など、緊急な課題は多いが、必ずや実現しなくてはならない。
医療センターの運営を担う浜松市医療公社は、かつての厳しい経営状況を回復させ、現在は黒字経営を安定させている。そして、現在、当センター建て替えに向けた基本設計を実施し、この機会に、改めて我々の果たすべき役割を見直している。そして今後は、労働集約型産業である病院にとって、最大の財産といえる「人材育成」に力を注いでいきたい。また、今年1月県内初の取り組みとして設置された「在宅医療、介護連携相談センター」を核に、地域貢献を進めていく。
 浜松市は、19政令指定都市+東京都区部の中で、男女共に健康寿命第一位。今後も、皆様には、趣味や地域活動などの生き甲斐を持って、いつまでも元気に過ごしていただきたい。

日時:2016年3月23日 16:36 投稿者:pt21c

2016年1月28日(木)21世紀倶楽部月例セミナー

演題   最近の金融経済情勢 ~2016年の展望~


講師   小髙新吾 氏  (日本銀行静岡支店長 )


【講演概要】
 日本の実質GDP(実質国内総生産)は、漸くリーマンショック以前の水準に戻ってきたほか、実質GDPに交易利得や海外からの所得純受取なども加えた「実質GNI(実質国民総所得)」で見ると、所得環境は少しずつ改善してきていることがわかる。しかし、新年早々市場を混乱させた要因ともいえる中国経済や、新興国への不安など、世界経済の変化が今後日本にどのような影響を与えるか、注目すべきところだ。
 静岡県に目を転じると、リーマンショックと震災の影響後、全国平均と比べて景気回復が遅れをとっている。リーマンショック以降の当県の構造変化を見ると、製造業から賃金水準の低い非製造業へ、また非正規雇用のウエイトの高い産業へとシフトしている。こうして雇用者所得が伸び悩んだことが、個人消費の低迷に繋がっている。とはいうものの、企業や業界などの景況感を数値化した日銀短観の12月の「業況判断 D.I.」では、旅館・ホテルなどが、富士山静岡空港を利用したインバウンド効果もあり、記録的に高い数値を記録した。製造業の企業収益や経常利益を見ても、ひところの数値に比べると、随分改善してきたといえる。
 では今後、県内経済の再構築という課題対策について私的見解を述べる。現在は大企業を誘致すれば地域発展に結びつくという考え方は難しい。静岡県は防災先進県として知られ、子育て世代への取り組みも活発で、教育環境も充実している。こうした特長を活かすことが大切だ。またロボット、光、医薬品、食品などさまざまな分野における技術者の育成もポイントになるだろう。
 さらに、マーケティングや販路確保に注力し、既存のものづくり産業と合わせ、サービス業を進化させていく必要がある。こうして産業の生産性を上げ、賃金アップを目指し、魅力的な町として若い世代を増やすことができれば、進化する前向きな循環体制を構築できるだろう。
 今年は、2月に新東名の新拠点開通、4月にNHKで「とと姉ちゃん」放送開始、11月「世界音楽の祭典」開催、来年には大河ドラマ「おんな城主直虎」放送開始と、盛りだくさんの話題が予定されている。この機をチャンスに、「潜在力を顕在化させた浜松」と言われる2016年とするためにも「産・官・学・金」の力を合わせていきたい。

日時:2016年3月23日 16:30 投稿者:pt21c

2015年12月16日(水)

21世紀倶楽部 月例会・自由語会合同「忘年会」

会場:静岡新聞ミーティングルーム(プレスタワー7階)


12月16日、21世紀倶楽部「忘年会」がプレスタワー7階 (静岡新聞ミーティングルーム)で、会員等140名が参加し開催された。伊藤圭介静岡新聞社・静岡放送浜松総局次長進行のもと、乾杯の発声は誕生月会員を代表し、西日本電信電話株式会社静岡支店 浜松営業支店長の宮下康親さんが登壇。「ラグビーや駅伝の活躍、大河ドラマの舞台決定など嬉しいニュースが続き、静岡県西部地域にいい風が吹いている。今年以上に来年にも期待したい」と挨拶した。
会の中盤では、今年5月の月例セミナー講師である、作家 安東能明さんが、著書「撃てない警官」のテレビドラマ化を紹介。続いて、株式会社ジュビロの運営統括責任者、田渕ひろしさんが、J1昇進の喜びと共に「今後のご支援・ご声援をお願いします」と呼びかけた。また、セキスイハイム東海株式会社の加藤正明社長は、静岡セキスイハイム不動産のゆるきゃら【しずな~び】が、ゆるキャラグランプリ2015企業・その他部門で1位に輝いたことを報告。
多くの嬉しいニュースに会場から拍手が沸き起こった。
終盤はお待ちかね「お楽しみ抽選会」。谷川治常務取締役・浜松総局長がくじを引き、観賞鉢、果物、ゴルフグッズ、旅行クーポンなど、協賛者様から寄せられたさまざまな品が、当選した一人ひとりにプレゼントされた。こうして和気あいあいの雰囲気の中で懇親を深めた21世紀倶楽部は、2015年を締めくくった。

日時:2016年3月23日 16:28 投稿者:pt21c

2015年11月19日(木)21世紀倶楽部月例セミナー

演題  温泉パワーで健康に!温泉マイスターの温泉雑学講座
講師  牧野光子 氏 (温泉マイスター )


【講演概要】
昭和23年に定められた温泉法には、「地中から湧き出すときの温度が25℃以上、もしくは19種類の決められた成分のうち一つでも規定量以上含まれているのが温泉」と定められている。源泉数日本一は大分県だが、静岡県は鹿児島に続いて第3位。しかも温泉宿数においては全国トップを誇ることを知る人は意外に少ない。
温泉に入るときは、疲れているときや食事直後、飲酒後は避ける。そして入浴数は24時間内に2回、多くて3回までに留めるほうが湯疲れをおこしにくい。
国際医療福祉大学の前田眞治教授が推奨する「温泉の効能を取り入れやすくする入り方」を紹介する。最初に10杯の掛け湯で、体を湯の温度に慣らしてから、5分入浴。湯から上がって3分ほど休憩後、今度は湯の中で手足や体のストレッチをしながら8分入浴。毛穴が開いたところで髪や体を洗い、最後に少し熱めの湯に3分入浴する。入浴時間帯は副交感神経と交感神経が入れ替わる午前9時過ぎと午後9時過ぎが理想的。温泉の効能は3時間続くと言われているので、シャワーで洗い流さず風呂から出たほうが、効能は高い。
塩分値の高い温泉は、塩の細かな結晶が毛穴をやさしく包んでくれるため、湯冷めしにくい。アルカリ値が高く、ぬるぬるした温泉は、皮膚が化学反応を起こして溶け出している状態なので、マッサージしすぎないことがポイント。体調や肌の調子に合わせて温泉の入り方を意識してほしい。静岡県内、そして浜松近隣にもいい温泉がたくさんあるので、ぜひ温泉に浸かり元気になって頂きたい。

【オススメ温泉】富士を望む温泉/天恵(御殿場)、大野路(裾野)、ごてんば市温泉会館など。滝鑑賞の湯/天城荘(河津)、花火鑑賞の湯/湯の花膳(熱海)、25m露天風呂/赤沢温泉(伊東)、千人風呂/金谷旅館(下田)、岩風呂/白壁荘(湯ヶ島)、川端康成の定宿/湯本館(湯ヶ島)、秘湯/観音温泉(下田)、畳の温泉/湯の花亭(土肥)、洞窟風呂/修善寺ホテル、酒屋の風呂/こんや銘酒館(静岡)、夕日が沈む浜名湖を望む/サゴーロイヤルホテル(浜松)、鉄分風呂/九重(浜松)など。
※著書「しずおか極楽露天風呂100(静岡新聞社)」

日時:2016年3月23日 16:18 投稿者:pt21c
2015年9月17日(木)21世紀倶楽部月例セミナー
ロコモティブシンドロームをめぐる最新の動向
       ~転ばない中高年~

講師  田中誠一 氏 (常葉大学健康プロデュース学部教授 )

【講演概要】

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群:略してメタボ)は、既に多くの人に認知されている。しかし生活習慣病の数自体は減っていない。それは60歳未満の就労世代に運動習慣が無いことが問題。高齢者は寿命への危機感から運動する人が増加しているが、中年期に運動を習慣にしてこなかったツケが、60歳以上になって症状に出てくることを理解してほしい。

こうした運動不足は、メタボの次に「ロコモティブシンドローム(運動器症候群: 略してロコモ)」の問題に繋がっている。ロコモとは、骨や関節、筋肉、神経などの運動器の機能が低下し介護が必要、またはその危険性が高くなっている状態のこと。今や「骨折や転倒」「関節疾患」などの障害が、脳卒中や認知症などと並んで、介護の主要因に挙げられている。日本人は平均寿命が世界一になったと鼻を高くしているが、注目したいのは介護なく過ごせる健康寿命。2013年日本の健康寿命は男性が 71.19歳、女性が74.21歳。この健康寿命を延ばせるよう、一人一人が心と身体を作っていくことが中高年層の大きなテーマといえる。

「15分続けて歩けない」「片足立ちで靴下が履けない」「2㎏程度の荷物を持つのが困難」などが思い当たる人は注意信号。予防のためには、日常生活での運動の継続と、バランスよい食事摂取が大切になる。運動は、椅子から立ち上がるハーフスクワットや片足立ち、ウォーキングなどがおすすめ。その場合、休みなく週7日運動するのは疲労ばかりになってしまうため、休息を入れた週4-5日程度が好ましい。

食事は、丈夫な足腰にするため、たんぱく質、カルシウム、ミネラルなどをバランスよく摂ること。そして、カルシウムが運動療法の刺激があってはじめて体に取り込まれるように、運動を並行して行うことを心掛けてほしい。

医療にかかる国家予算は年間1兆円ずつ増え続け、このままでは医療費で破綻してしまう恐れもある。多くの方にロコモを理解し、毎日の暮らしの中で予防に励み、健やかに長生きしていただきたい。


日時:2016年3月23日 16:18 投稿者:pt21c

2015年10月21日(水)21世紀倶楽部月例セミナー

演題   戦国武将に学ぶ失敗学

講師   伊東潤 氏  (作家・歴史研究家 )


【講演概要】
私は12歳のときドラマで観た「新・平家物語」に感動し、原作者である吉川英治の本から読み始めた。15歳のとき司馬遼太郎の『竜馬がゆく』に熱中し、以来10年毎に読み返してきた。社会人になってからは、リアリズムを徹底的に追究する吉村昭の本を熟読。自らの作品は、司馬先生と吉村先生をハイブリッドしたような作風が特長の本格歴史小説だと思う。
【歴史から学ぶ7つの教訓】を紹介する。①己を知り強みを生かす ②勝負どころを見極める(与えられるチャンスは無限ではない)③自責で考える ④時間を大切にする
⑤思考停止しない(固定観念を取り払い、発想を転換する) ⑥マクロな視点を持つ(高所に立つと、何事も冷静に考えられる) ⑦エネルギーを自ら作る(怒りや嫉妬でもモチベーションになる)。
私は長年身を置いたIT業界から小説家へ転換し、2007年に『武田家滅亡』でデビューした。本業を転換する勝負所を見極め、自己分析して自分にしかない強みを生かしたことで、作家として波に乗ることができた。歴史から学んだ教訓を私自身が実感している。
織田信長は、相次ぐ成功から自信過剰となり、自己を肥大化させ、反省することなくそれが油断に繋がった。明智光秀は予想外の出世にプレッシャーを感じ、疑心暗鬼のノイローゼとなり逃避願望から本能寺の変を起こしたと推察する。豊臣秀吉は自己顕示欲が強く、相次ぐ成功から誇大妄想となり、最晩年には茶の湯や能に没頭するなど、芸術分野へ逃避してしまった。これら三者の失敗とは異なり、徳川家康が成功できたのはなぜか。彼は忍耐力があり、己が凡庸であることを悟っていたからこそ慎重さがあり、周囲の意見にも耳を傾けた。自らの成功に踊らされることなく、失敗を自責で振り返った謙虚人だった。
私は現実社会でも、人間のタイプは①決断に富んだ行動派(織田信長)②クールな現実主義者(明智光秀)③奔放な発想の自由人(豊臣秀吉)④粘り強い堪忍の人(徳川家康)の4タイプに分けられると分析し、著書『天下人の失敗学』に紹介した。この他『国を蹴った男』『巨鯨の海』『天地雷動』など文学賞受賞作品や、最新作『鯨分限』も是非お読み頂きたい。

日時:2016年3月23日 16:15 投稿者:pt21c

2015年8月21日(金)21世紀倶楽部月例セミナー
演題  驚くようなミツバチの生活とは 
講師  寺田幸宏 氏 日本アピセラピー研究会副会長

 
【講演概要】
私は現在77歳。畑仕事もこなす健康体は、自家用として養蜂しているハチミツを食べているからと実感している。
日本にいるミツバチは、日本列島が形成された頃から存在していたニホンミツバチと、明治になって外国から入ってきたセイヨウミツバチの2種類。閉鎖空間に、正六角形の巣穴を作り、花の蜜や花粉を集め、ハチミツにして溜めていく。養蜂で見かける木枠は、人間が採取しやすいようにミツバチを家畜化したものだ。
木の欠片等を持ってきて巣を作るスズメバチ等に対して、ミツバチは自らの体の中から分泌された蜜蝋で巣を作る。一群(一つの集団)に女王蜂は1匹。ミツバチは子孫を増やすことが最大の使命のため、巣箱がいっぱいになると、新たな女王蜂を作り出し、2匹目となった女王蜂は仲間を連れて巣別れし、また自分の群を大きくしていく。
一群は、多ければ2~3万匹の集合体。女王蜂を頭に整然とした秩序があり、その役割は、女王蜂の世話係、巣作り、門番、清掃、花粉集め等と細かく分担され、3~4日毎に役割が変わっていく。働き蜂は全部メスだが、卵を産むのは女王蜂のみ。オスは生殖以外の仕事は無いので、生殖時期が過ぎ秋になると、巣から追い出されることも多い。
卵は、女王蜂も一般の蜂も同じだが、王台(おうだい)と呼ばれる特別室に産み付けられた卵だけが、女王蜂となる宿命を持ち、ローヤルゼリーが与えられて大きく成長していく。
巣の中はミツバチ自らの力で温度や湿度が調整される。寒い冬には、飛ぶための筋肉を振動させて放熱し、巣の中を温める。暑い夏には、胃の上にある袋に水を入れて運び、水分を巣に付けて気化熱を奪うことで温度を下げる。こうした働くエネルギーの源となるのがハチミツなのだ。
さらに、ミツバチは見事な情報伝達能力を持ち、「8の字ダンス」と呼ばれる動きによって、エサのある場所が、巣と太陽の位置からどの方向に、どれくらいの距離に、何時頃大量に採れるか等を、的確に仲間に伝えている。これほど高い能力を持つミツバチ。脊椎動物の最高峰が人間だとしたら、無脊椎動物の中で、最高に進化しているのがミツバチだと言っても、過言ではないだろう。

日時:2016年3月23日 16:10 投稿者:pt21c

7月23日(木)プレスタワー17階の静岡新聞ホールで『21世紀倶楽部納涼祭』が開催され、会員や会員の同伴者が懇親を深めた。
伊藤圭介静岡新聞社・静岡放送浜松総局次長の進行により、谷川治常務取締役・浜松総局長の乾杯挨拶でスタート。アマチュアマジシャン、Mr.トシこと、鈴木淑介さん(倶楽部会員)によるマジックが会場を和ませ、その後、浜松ターミナル開発株式会社 依田直人代表取締役社長と、上田知元浜松基地司令が挨拶した。
続いて2015年ミス浜松グランプリの溝垣杏奈さん、ミス浜松まつりの野田亜由美さんと石津友瑞さんが来場。3人がステージ上で「浜松出世音頭」の踊りを披露すると、会場から手拍子が沸き起こった。
また、J2ジュビロ磐田の桜内渚選手、岩元颯オリビエ選手、牲川歩見選手がゲストとして登場。3選手それぞれからJ1昇格への熱い思いが語られた後は、サイン会が開かれ、来場者は「応援しています」と選手たちを激励した。

日時:2015年7月31日 00:00 投稿者:pt21c

 静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は浜松倉庫㈱代表取締役社長で浜松商工会議所青年部平成27年度会長の

中山 彰人(なかやま・あきひと)氏をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『人に迷惑をかけない』、趣味はゴルフ、ランニング、ミュージカル鑑賞、

出身地は名古屋市です。

平成27年7月5日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【新しいビジネス生み出したい】

 1907年(明治40年)創業で、今年108年を迎えました。

倉庫業でスタートし、トラック運送、JRコンテナ通運業、駐車場、

それに地ビールレストランを経営しています。

108年続いたのは浜松経済のおかげ。

繊維から楽器、自動車などの製造業が発展してくれたおかげでやってこれました。

主に業者向けですが、個人向けには書類や家具などを保管するトランクルームが拡大しています。

製造業がこれからどのように展開していくか興味を持って、期待しています。

海外進出、国内の空洞化など厳しいところもありますが、

今までいろいろの形で新しい産業が生まれてきましたのでそこに期待し、

倉庫業として新しい産業にどう対応していくか常に考えていきたい。

浜松商工会議所青年部が今年30周年。

「新たな時代の扉を開けよう!地域を元気にする我ら浜松YEG」をスローガンに

人と人をつなぐ綱引きイベントなどを計画しています。

青年経済人が前面に立って新しいビジネスを生み出していきたい。

日時:2015年7月30日 00:00 投稿者:pt21c

         静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

        8月例会セミナー&懇親会のご案内

 

    日 時    8月21日(金)  18:00 ~ セミナー         

                       19:00 ~ 懇親会

    会 場    プレスタワー17階 静岡新聞ホール

    講 師    日本アピセラピー研究会副会長

            寺田 幸宏(てらだ・ゆきひろ)氏

    テーマ    「 驚くようなミツバチの生活とは 」 

 

 

 8月例会はセミナー講師に、日本アピセラピー研究会副会長の寺田幸宏様をお招きし

「驚くようなミツバチの生活とは」と題して講演していただきます。

寺田氏は小中学校の教員を務める傍ら、趣味の養蜂とミツバチの生態研究を44年余も

続けておられます。

今回は地上の全ての命を支えていると言われるミツバチの生態について

詳しく語っていただけると期待しています。

会員の皆様に多数、ご出席いただけますようお願い申し上げます。

 

     ◇ 講師 略歴 ◇

       昭和13年生まれ。磐田市の出身。 

     静岡大学教育学部を卒業後、主に磐周地区小中学校の理科教師、

     その後市教委や中学校の校長を歴任。 在職中の33歳の時に養蜂技術を習得。

     以後44年間、ミツバチの不思議な生態に魅かれ研究を続ける。

     国内外のミツバチ研究者と交流しながら、現在は「人の健康とミツバチ」をテーマに

     研究を続けている。

    

日時:2015年7月15日 13:54 投稿者:pt21c

 静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

  この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回はジュビロ磐田代表取締役社長の木村稔(きむら・みのる)氏をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『人間万事塞翁が馬』、趣味はサッカー、ゴルフ、マラソン、家族旅行、

出身地は大阪府です。

平成27年5月10日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【クラブ理念「夢と感動を!」の実現】

 ジュビロの社長になることが決まってから昨シーズンの三月からシーズン終了まで

スタジアム観戦した試合以外の十数試合のビデオを見て、選手個々は頑張っているが

チームとしての機能していない部分を感じました。

新しい選手が入り新体制の中、チーム、会社が一つになって強化を図っていきます。

日々の仕事や活動に当たっては

①皆で力を合わせる

②感謝の気持ちを忘れない

③決して諦めない

 の3つの約束を選手はじめ皆に伝えています。

試合だけでなく、各部門には目標を持たせ、諦めたらその場で終わってしまう事を

いつも訴えています。今年のジュビロは「変わったね」、と言われると本当にうれしいです。

キャプテンはじめ、選手会長、ベテランが選手全員を集めて、

ファン・サポーターともっと一体感を取るためにどうするか、

選手自ら考えてくれているのはありがたいです。

ジュビロのクラブ理念に沿って、地域に密着したスポーツクラブとして、

多くの人々と「夢と感動を!」を分かち合っていくことを目指していきます。

日時:2015年7月15日 13:26 投稿者:pt21c

 7月例会は、恒例の「納涼祭」を開催いたします。

今年はJ1復帰を目指してリーグ戦を戦っていますジュビロ磐田の選手をお招きし、

サイン会やジュビログッズの当たる抽選会を行います。

おなじみのマジックショーや、2015年ミス浜松の来場もあります。

皆様、お誘い合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。

  日時   7月23日(木)  開場 18:00~                      

                  例会 18:30~20:30 

 会場   プレスタワー17階  静岡新聞ホール 

 会費   3,000円(同伴者・ビジター)       

 催し 

     ・サイン会           ジュビロ磐田の選手代表  

     ・ふしぎのマジックショー   鈴木 淑介氏

日時:2015年5月29日 14:32 投稿者:pt21c

   ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

  この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は丸友開発株式会社代表取締役の谷田康雄(たにだ・やすお)氏をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『理屈よりも行動』、趣味はゴルフ、温泉旅行、出身地は兵庫県です。

平成27年3月15日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【解体業のイメージアップ図る】

 弊社は昭和52年創業で建物の解体を主体に舗装、建築工事も行っています。

低振動、低騒音の機械を使い、粉塵を防ぐために散水には気をつけ、徹底した分別解体をしています。

解体業は汚い、怖いなどの負のイメージが強く、何とかそのイメージを払拭したいと、

綺麗な事務所を建てたり、トラックを明るい色にしたり、社員教育に力を入れるなど、

できることをしてきました。平成4年に完成した事務所はベージュと赤が混ざったヨーロッパ調にし、

イメージアップを図りました。解体工事はゼネコンの下請けがほとんどだったので、

何とか別途発注してもらえるようにしてきました。お客様の要望にこたえるために

「建設業の110番」を目指して、急な仕事、突貫の仕事、価格の厳しい仕事などにも対応しています。

地元、浜松の皆さんに愛される会社になっていきたい。国内の温泉巡りを行っています。

最近は草津、有馬温泉に言ってきました。草津は素晴らしい温泉です。食事と温泉が楽しみです。

日時:2015年5月29日 14:28 投稿者:pt21c

        ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

  この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は中村建設㈱代表取締役社長の中村 信吾(なかむら・しんご)氏をゲストにお招きしました。

氏のモットーは『人生は今日が始まり』、趣味は俳句、吟詠(師範)、旅行、出身地は浜松市です。

平成27年1月18日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

  【産業観光都市を目指して】

   祖父が創業してから95年になります。昭和30年に法人化しました。父が病に倒れ、

  急遽代表者になって30年になります。右も左も分からなかったが、当時、浜松は建設ラッシュでした。

  現在の浜松は景気がちょっと悪いです。名古屋支店、東北、北九州でも仕事をしていて、前年対比は

  伸びています。突出している分野はマンションと福祉施設で件数、ボリューム感があります。

  浜松も従来型のパターンが変わりつつあります。ものづくりの町で今までは通ってきたが、

  円高を機に多くの元請も下請けを引き連れて海外に出て行ってしまい、企業の設備投資が

  大幅に減っています。これからも、浜松はものづくりが主体ですが、ロボット、宇宙工学など

  新しい産業を創出していくことが重要です。また、輸送機器、光産業、楽器をはじめ、

  JR浜松工場など見るべき産業関連が多いので、産業観光都市を目指すのがいい。

  浜松城二の丸を建設して展示館にし、国内外から人を呼び込むことが必要です。

日時:2015年5月29日 12:00 投稿者:pt21c

2015年4月20日(月)18時よりプレスタワー17階にて開催しました。

 

 講師    航空自衛隊 第一航空団司令兼浜松地司令

        空将補 上田 知元(うえだ・ともゆき)氏

  演題    「航空自衛隊の活動」

 

【講演概要】

 航空自衛隊の主たる任務は防衛出動。国民保護や海上警備、弾道ミサイル防衛、

対領侵措置、国連平和維持活動などは従たる任務となる。定員は約5万人、

その半数以上が実任務にあたる航空総隊に所属し、国内4つの防衛区域エリア

(北部、中部、西部、南西)ごとに、戦闘機、レーダーサイト、地対空ミサイルシステムなどの

戦闘機能を持っている。

我が国の周辺諸国を見ると、中国軍は第4世代戦闘機が増えているだけでなく、

さらに質を向上させた第5世代戦闘機開発を進め、日本の自衛隊の2倍以上の主力戦闘機を保有。

AWACS、爆撃機、弾道ミサイル、空中給油機、空母、巡航ミサイルを備えている。

ロシアは、戦闘機数は中国に比べれば少ないが、空中での機動性を安定させたり、

コンピュータやレーダーを積み替えてバージョンアップしたり、即応体制強化と軍事力の近代化を進めている。

北朝鮮は、新しい戦闘機は無いものの、核ミサイルを一千発単位で持っていることが問題。

もし実際に撃たれた場合、日本が持つ防御ミサイルでは、半数ほどしか対処できない。

また、日本のレーダーでは、打ち上げられたことが感知できないため、アメリカの偵察衛星情報に頼ることになる。

このように、実際に脅威を与える能力を持つ周辺諸国を把握し、我が国では、日米共同の実践的な訓練に参加し、

防衛準備を行っている。「防空識別圏」は、この圏内を飛ぶ飛行機は、どこの国の何のための飛行かを

確認するエリアだが、そこからさらに領空侵犯が疑われる場合は、指令から5分以内に離陸し、無線で注意する。

この対領空侵犯措置(スクランブル)回数は、東西冷戦期以降、特に中国に対しての数が増加し、

今年度は過去最高の回数になるかもしれない。

 

浜松基地は、教育部隊と実任務につく部隊があり、約2500人が勤務。

パイロットは約3年の厳しい教育を受け、その中から6~7割がウィングマークを付けパイロットデビューする。

ブルーインパルスのパイロットはパイロットの中でも、特に操縦技量が高く、チームワークがとれる人間が選ばれる。

今年もブルーインパルスが飛行できる日を調整し、エアフェスタを開催する予定だ。

日時:2015年4月24日 17:32 投稿者:pt21c

日 時      4月22日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      第一航空団 渉外室長 2等空佐

          福山 義久(ふくやま よしひさ)氏

演 題     「航空自衛隊のお仕事」

 参加費      2,000円

日時:2015年4月24日 17:28 投稿者:pt21c

4月例会はセミナー講師に、航空自衛隊第一航空団司令兼浜松基地司令の上田知元様をお招きし、

「航空自衛隊の活動」と題して講演していただきます。

航空自衛隊発祥の地である浜松基地の司令として、日本の空の防衛、大規模災害等各種事変対応や

安全保障環境構築のための国際平和協力など多岐にわたる業務の陣頭指揮にあたられています。

その現状についてお話を伺います。多数の会員の方々のご参加をお待ちしております。

 

日  時    4月20日 (月)  18:00~ セミナー          

                      19:00~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール

講  師     航空自衛隊 第一航空団司令兼浜松基地司令   

               空将補 上田 知元(うえだ・ともゆき)氏

テ ー マ    「航空自衛隊の活動」

 

講師略歴

  昭和34年生まれ。福岡県出身で防衛大学25期。昭和56年航空自衛隊に入隊。

飛行教育集団司令部付となり操縦教育を受ける。平成15年、三沢基地(青森県)で

第3航空団飛行群司令。その後、防府北(山口県)、美保(鳥取県)の基地司令、

北部方面隊副司令官(青森県三沢基地)を経て平成26年8月浜松基地司令となり、現在に至る。

日時:2015年4月24日 17:23 投稿者:pt21c

日 時      3月25日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      日本アピセラピー研究会 副会長       

           寺田 幸宏氏                        

演 題      「ミツバチの不思議」

参加費     2,000円

日時:2015年4月24日 17:17 投稿者:pt21c

3月例会はセミナー講師に秋葉総本殿可睡斎の佐瀬道淳斎主老師様をお招きし、

「家康と可睡斎」をテーマに講演していただきます。今年は徳川家康公没後400年。

若き家康がよく出入りしたとされる可睡斎。老師様からは興味深いお話が語られることでしょう。

多くのご聴講をお待ちしております。

なお、可睡斎では3月15日まで、雛人形1,200体を山内に飾る「可睡斎ひなまつり」が開催中。

すでに参拝者が3万人を超え、大盛況です。

 

日  時    3月18日 (水)   18:00~ セミナー              

                     19:00~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール

講  師     秋葉總本殿可睡齋 齋主  

          佐瀬 道淳(させ どうじゅん)老師

テ ー マ    「家康と可睡斎」

 

講師略歴  

 昭和7年生まれ。鳥取県出身。 昭和29年可睡斎にて得度、

駒澤大学 仏教学部で修学された後、 大本山永平寺専門僧堂へ安居する。 

住職として、島根県慈照院、松源寺に務め、平成23年可睡斎の住職、 現在に至る。

雲国両山会会長、大本山総持寺顧問などに就かれ、活躍中。

日時:2015年4月24日 17:07 投稿者:pt21c

日 時      2月25日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

 講 師      航空自衛隊 浜松基地 中音隊長          

           3佐 佐藤 義政(さとう よしまさ)氏                        

演 題      「中部航空音楽隊の活動について」

参加費     2,000円

*「自由語会」とは

  航空自衛隊浜松基地と21世紀倶楽部の会員有志が自由に語り合い、

  理解促進と交流を図る ことが目的で、毎月1回開催しています。

  21世紀倶楽部会員でしたら、どなたでも参加できます。

日時:2015年4月24日 17:03 投稿者:pt21c

2月例会はセミナー講師にシャープ株式会社会長の奥田隆司様をお招きし、

「変化をチャンスに!」をテーマに講演していただきます。大変厳しい環境のもと、

代表取締役社長として辣腕を振るわれ、現在は会長に就任され、幅広く学会、

社会活動に専念されています。多くのご聴講をお待ちしております。

 

日  時    2月20日 (金)   18:00~ セミナー    

                       19:15~ 懇親会

 会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール       

講  師     シャープ株式会社 会長    

          奥田 隆司 (おくだ・たかし)氏

 テ ー マ    「変化をチャンスに!」

 

講師 略歴    

昭和28年生まれ。兵庫県出身。名古屋工業大学大学院経営工学修士課程を卒業後、

シャープ株式会社へ入社。 AV事業本部長、調達本部長、海外事業統括などの要職を経て、

平成24年代表取締役社長就任。現在は会長として日本経済連常任幹事、

関西経済連評議員などに就かれ、活躍中。

日時:2015年4月24日 16:54 投稿者:pt21c

日 時      1月28日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

 講 師      遠州鉄道㈱ 取締役経営企画部長            

            宮田 洋(みやた ひろし)氏                        

演 題      「遠鉄グループのCSR戦略について」

 参加費     2,000円

日時:2015年4月24日 16:49 投稿者:pt21c

2015年1月例会はセミナー講師に日本銀行静岡支店長の服部守親様をお招きし、

「今年の県内景気動向」をテーマに講演していただきます。

先ごろ発表された12月の日銀短観では、急ピッチの円安による原材料コストの増加に加え、

消費増税前の駆け込み需要の反動減が一部業種で続き、企業の景況感は停滞していますが、

来年の県内経済はどうなるのか、会員の皆様の関心も高いと思います。

多くのご聴講をお待ちしております。

 

 日  時    1月29日 (木)   18:00~ セミナー       

                        19:00~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール       

講  師     日本銀行静岡支店長         

          服部 守親(はっとり・もりちか)氏

 テ ー マ    「今年の県内景気動向」

 

講師略歴    

昭和38年生まれ。大分県出身。

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本銀行入行。

政策委員会室参事役、文書局総務課長、北九州支店長を経て、平成25年3月から現職。

日時:2015年4月24日 16:28 投稿者:pt21c

日 時      11月26日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      航空自衛隊 浜松基地 監理部長 

          2佐 根本 浩治(ねもと こうじ)氏                        

演 題      「自衛隊こぼれ話」

参加費     2,000円

日時:2015年4月24日 16:24 投稿者:pt21c

11月例会はセミナー講師に、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授の

志村史夫様をお招きし「寅さんに学ぶ日本人の生き方」と題して講演していただきます。

教授はご専門の半導体研究のみならず、現在は古代文明や自然哲学の分野も研究され、

新聞、テレビ、ラジオなどでも活躍中です。多数の会員の方々のご参加をお待ちしております。

 日  時    11月21日 (金)  18:00~ セミナー 

                       19:15~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール       

講  師     静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授

           志村 史夫(しむら・ふみお)氏

テ ー マ    「寅さんに学ぶ日本人の生き方」

 

講師略歴

 1948年東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院を卒業され、名古屋大学で工学博士を取得。

日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス、ノースカロライナ州立大学を経て、現在に至る。

応用物理学会フェロー並びに日本文芸家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶の研究に

従事。『いやでも物理が面白くなる』、『漱石と寅吉』など著書多数。

日時:2015年4月24日 16:18 投稿者:pt21c

日 時      10月29日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室 

講 師      静岡県浜松土木事務所         

          技監(企画)   内田 光一(うちだ こういち)氏   

          技監(工事)   濱田 貴夫(はまだ たかお)氏     

          沿岸整備課長 吉澤 雄介(よしざわ ゆうすけ)氏

演 題      「浜松防潮堤整備について」

参加費     2,000円

日時:2015年4月24日 15:51 投稿者:pt21c

2014年8月21日(木)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて

 21世紀倶楽部月例セミナー を開催しました。

 講師   藤本和彦氏

     (日本貿易振興機構(ジェトロ) 浜松貿易情報センター所長 )

テーマ   海外ビジネスで地域の活性化

              ~ジェトロ浜松が目指していること~              

         

【講演概要】

日本貿易振興機構ジェトロは、前身の日本貿易振興会を引き継いで設立され、

貿易・投資促進と開発途上国研究を通じて、日本経済・社会の更なる発展に

貢献することを目指している。 日本は、飛行機、新幹線、船など、あらゆる交通

アクセスが良く、さまざまな国の外国人が暮らす多元化社会であり、

今後ますます行動のみならず、考え方も世界に広がっていくと考えられる。

その場合、ポイントのひとつが、世界人口の約72%を占めるBОP層(低所得者層)を

新市場として捉え、開拓していくことだ。所得が低くても、消費行動を起こしていくことに

外資系企業は早くから目を付け、BOP層開拓に取り組んでいる。

また、海外の人にとって日本食に対する好感度が非常に高いことも注目したい。

寿司、天ぷら、焼鳥等は人気の定番。また健康志向と合わせて、緑茶を飲むことに

価値を置く人が増え始めている。こうしてさらに5年後、10年後に日本食ブランドの

価値が上がったとき、世界へ自信を持って輸出する米や茶を生産者に作り続けてもらうことが

重要になる。 今、「作った品物が国内で売れない」と悩んでいる人は、一歩踏み出し、

海外の人に買ってもらうことを考えてみてはどうか。日本観光も、京都や東京ばかりでなく、

浜松に魅力を感じて来てもらうことを目指したい。地域ならではの土産やサービスを

向上させていくことで、地域のチカラになり、人・情報・金が集まり、

新しい展開に繋げることができると思う。

日時:2015年4月23日 16:36 投稿者:pt21c

2015年2月20日(金)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて開催しました。

テーマ  変化をチャンスに! 

講師   奥田隆司 氏 

      シャープ株式会社会長

 

【講演概要】

 シャープは、1912年の創業から現在までの103年の間に、5回厳しい状況に直面した。

関東大震災の窮地ではラジオ受信機を完成させ、ラジオ不況時には国産第一号のテレビ

発売へと繋げ、プラザ合意による超円高のときは、液晶事業をスタートするなど、ピンチの

ときほど、思い切ったイノベーション戦略を打ち出し乗り越えてきた。最近では、2012年以降、

医療・ヘルスケア、食と水と空気の安心安全などの分野にも参入し、生物模倣技術を応用。

プラズマクラスターなど、自然界のメカニズムを積極的にエレクトロニクスに活かし、継続して

きた技術に異分野からの学びを融合することで、線から面を制御できるマネージメント技術へ

広げようと取り組んでいる。日本の失われた20年を振り返ると、右肩上がりの高度成長を前提

にした制度や仕組みが歪になっていたことが分かる。今では、薄型テレビやパソコン、スマート

フォンなど、世界地域別販売シェアを見ると、どれも日本のシェアが小さくなり、存在感が薄くなって

しまっている。今後は、グローバリゼーションを前提に、より一層イノベーションを進めなくては

国際的に生き残ることは厳しいだろう。これまでのように、生え抜きの人材だけで技術を囲い込む

やり方ではなく、異業種や異文化のダイバーシティ(多様性)をうまく取り込み、常に議論する習慣を作り、

人脈を拡げながら、新しいビジネスを誕生させることが大切だと思う。

ビジネスチャンスはスピードよりもタイミングが大切。情報が世界を自由に行き交う現在、

世界の変化・潮流・技術に網を張り、自社の強みをどう活かしていくかが鍵になる。

それには単独行動ではなく、チームイノベーションが大きな力になるだろう。

我が国は高い技術がありながら、マーケティング・営業力やアウトプットが弱く、創造性の低さが課題。

プレゼンテーション力、ディベート力を高め、世界と同等に意見を交わせる人材育成を望みたい。

それには、若い人材を世界会議などへ積極的に参加させ、自ら考え発言する力を身に付けさせたり、

起業体験をさせたりすることが一番の近道。現状に満足せず、何事にも夢と好奇心を持ち、

意見を交わす習慣の中で、知識を知性(知恵)に変えていける「人財」づくり。

今後はこうした人財が、過去の前提を覆し、世の中にない新たな価値を

生み出していくのではないだろうか。

日時:2015年4月23日 16:31 投稿者:pt21c

2015年1月29日(木)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて開催しました。

 

テーマ  今年の県内景気動向

 講師   服部守親 氏

      日本銀行静岡支店長

 

 【講演概要】

 まず日本経済について。2013年からスタートしたアベノミクスの、昨年秋口までの成果を

実 質GDPで見ると、一時著しく上がったものの、その半分まで下がり、正念場をむかえている。

 円安の影響は、輸入物価上昇による損失はあるものの、インバウンドによる旅行収支の黒字、

 海外配当等の所得収支の黒字により、全体ではプラスの面も少なくない。

また、原油安の好影 響がかなり大きく、天からの恵みともいうべく恩恵を受けていることも確か。

世界で言われる 逆オイルショックや、世界経済の影響による金融危機も起こることはない

とみている。ただ、消費税増税による個人消費の低迷は、思いのほか影響が大きく、

今後もボディブローのように きいてくる可能性があり、年金受給者の所得環境には

注意が必要になるだろう。

続いて、静岡県内の景気について。去年とあまり変化はなく、全国平均に少し水を

空けられた状態が続き、厳しいことは間違いない。しかし、昨年夏を境に、厳しい状況が

さすがに底を 打ってきたこと、また原油安という神風が吹いていることからも、

今年はプラスに動く年では ないかとみている。

今後は、他の地域ができない静岡の強みを活かすべきだと思う。それには どうするか。

 提案一つ目は、人手不足に悩む業界へ、ロボットや無人自動車、無人ヘリコプター等の

サー ビス需要を拡大させてはどうか。航空機産業や医療分野への参入も可能性が大きい。

既存のも のづくりで培った経験と技術を、高精度が要求される新分野へと転換させていく

仕組みづくり が大切ではないか。 提案二つ目は、静岡の地の利を活かすこと。

東京は5年先の東京オリンピック後になると、 一気に高齢化が進み、

介護難民が溢れることが予想される。そのとき、東京からのアクセスが 良く、気候が温暖で、

病院・施設が整った静岡を移住先として選ぶ人は多いはず。

介護保険の 財政負担を極端に拡大させないための介護産業の生産性向上といった

問題など、クリアすべき 課題はあるが、静岡ならではの強みを活かす分野として、

今から考えていくべき問題だと思う。 最後は地方創生について。我々は、戦後長い間、

市場主義こそが世界のスタンダードだと刷 り込まれ、グローバル化を進めてきた。

しかし、今や、「GDP指標が高ければ幸せ」という価値 観(尺度)を変えないといけない

かもしれない。特に地方においてはその傾向が強いかもしれ ない。今後は、地方各地が

幸せや豊かさの尺度を明確にし、内外に自信を持ってアピールでき る特長を活かした

町づくりを進めることが、未来の明暗を分ける大きな鍵になっていくだろう。

日時:2015年4月23日 16:28 投稿者:pt21c

9月19日(金)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて

 21世紀倶楽部月例セミナーを開催しました。

講師   太田 忠四郎氏

      (公社)静岡県観光協会専務理事  

テーマ  待つ観光から 仕掛ける観光

      ~ファンとリピーターづくり~

【講演概要】

 私は以前、北海道や倉敷へ観光PRに出向いたとき、静岡県(特に西部)の

印象の薄さにショックを受けた。そして、海外へアピールするにも、場所を明確化し、

具体的なコースを提示しなければ、興味を示してもらえないことを実感した。

そこで、帰郷して真っ先に取り組んだのが、見やすく解りやすく、持ち歩きやすい

パンフレット制作だった。

 その後、地元オリジナルの丸凧を海外土産用に開発したり、200年前に大阪の

豪商が旅の途中に袋井宿でたまごを食べたという文献をヒントに、

「たまごふわふわ」を名物料理として考案したりと、オリジナルの仕掛け作りに

取り組んできた。

 先の9月3日、中部の観光を考える百人委員会が、「観光地域づくりについて」の

提言を発表。観光資源をテーマ性・ストーリー性で関連付け、さらに各観光地同士の

ネットワーク化を目指すことを掲げた。来年2015年は、徳川家康没後400年祭が

各地で繰り広げられ、観光による経済波及効果に大きな期待が寄せられている。

実際、圏央道開通で、東名高速道路が中央・関越自動車道と繋がったことから、

関東圏の人たちが静岡県を訪れる数が増加していることも追い風になっている。

 こうした流れを受け、私たちは更に積極的に、魅力的な観光企画を仕掛けていくことが

大切だと考えている。先人が培ってきた地域資源を見直し、いいものを繋げることで

新しい魅力が生まれる。一例を挙げれば、遠州三山(可睡斎・油山寺・法多山)に

観福寺、西楽寺を加えた古刹めぐりの旅を企画したところ、

全国からお客様が集まってくださっている。

日時:2015年4月23日 16:13 投稿者:pt21c

2014年12月18日(木) 18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて

自由語会合流で開催しました。

 

 爆弾低気圧の影響を受け、朝方にはうっすら積雪を観測した12月18日、

21世紀倶楽部の 「忘年会」が静岡新聞ホールで開催された。

 誕生月会員を代表し、アンカープラネット代 表の中西由美子さんによる乾杯の挨拶でスタート。

参加者は、多種多様な料理を味わいな がら、しばし和やかな歓談タイムを過ごした。

中盤、ジュビロ磐田のDF、小川大貴選手が来場。「来シーズンは全試合に出場し、

チー ムを勝利に導き、J1へ昇格したいと思うので、ご声援ご協力をお願いします」と

スピー チすると、会場は温かな声援の拍手に包まれた。

忘年会恒例の抽選会では、花や酒、果物、旅行券や自衛隊グッズなど、

さまざまな協賛 グッズが並び、谷川治浜松総局長の抽選で、当選者一人ひとりの

名前が読み上げられる度 に、喜びの声が沸き起こった。

最後は、じゃんけん勝負によるプレゼント争奪戦で、全て の景品が配られ、会は中締め。

21世紀倶楽部の2014年が締めくくられた。

日時:2015年4月23日 16:03 投稿者:pt21c

2014年11月21日(金)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて開催しました。

テーマ 「寅さんに学ぶ日本人の生き方」

講師   志村史夫 氏       

静岡理工科大学教授 ノースカロライナ州立大学併任教授

 

【講演概要】

 私は夏目漱石、アインシュタイン、寅さんの熱狂的ファン。そして、「漱石と寅彦」

「アインシュタ イン丸かじり」「寅さんに学ぶ日本人の生き方」という、

3人それぞれに関わる本を書かせてもらった。

 中でも今日は寅さんの話をしたい。

 1970年代、私はコンピュータ集積機能がみるみる伸びていく開発現場にいた。

急激な発達は、 まさに人類の英知、最先端科学技術の結晶といっても過言ではない。

そんな中、私は1986年に「エ レクトロザウルス」という言葉を創った。

「エレクトロニクスの急成長によって、だんだん人間自身が 踏みつぶされるのでは

ないか」という恐れからだった。

半導体研究に憧れ、83年から永住覚悟で渡米 した私だったが、常に勝ち負けの

世界に生きる価値観に、いつしかギャップを感じるようになった。

 そして友人が送ってくれた寅さん映画に、ノスタルジアと温かさ、ギリシャ哲学に

通じるような人間 根源の生き方が語られていることに気づきはじめていった。

「人間は理屈なんかじゃ動かない」 、 「筋道 立てて考えることができるから勉強するんじゃないか」 、

「人生生きていると、こんな楽しいことがあ るだろう、だから生きているんじゃないか」 。

人を押しのけるのではなく、他人のことを思いやり世話 を焼いてくれる義理人情。

肩書きも権威も関係なく、感動を与えてくれる寅さんの中に描かれる世界 こそ、

幸せの定義ではないか。 特に自然を相手にしている物理学は、

偏差値や勝ち負けではなく、素直な感性で、観察したものに 感動し、何故だろうと思うことが大事。

そして、これからの未来開発には、寅さんのような周囲を幸せにする考え方がなくては、

世の中を救えないのではないか。こうした思いを参考に開発したのが、

 非接触・非破壊の新計測技術である。

日本は物が豊かになったが、不正、汚職、偽装が相次ぐ腐敗大国になってしまった。

本当の豊かさ とは何か。

医学博士の日野原重明氏は「幸福な人とは、お金があるとか名誉があるというのではなく、

心の中に幸福感を持てる人。それはゆとりやおおらかさだと思う」と語っている。

自国日本を知らず しては国際人にはなれない。誇りの持てる日本にするために、

「お天道様が見ているよ」「閻魔様に舌 を抜かれるよ」。

古くから使われてきた言葉を改めて思い出そう。

そして礼節を知り、分をわきまえた、 やさしい人間に立ち返ろう。  

日時:2015年4月23日 15:52 投稿者:pt21c

2014年10月21日(火)18時よりプレスタワー17階静岡新聞ホールにて 開催しました。 

 

演題  危険ドラッグと救急医療 

講師   吉野篤人 氏

        浜松医科大学医学部 救急災害医学講座教授

 

【講演概要】

 災害医療は、①自然災害(地震、竜巻、火山噴火、熱中症等)、②人為災害(飛行機や電車事故 等)、

③複合災害(戦争やテロ等)に分けられるほど多種多様。

そのため、あらゆる災害にも対 応できる準備をしようという「オールハザード・アプローチ」の

考えが大切となっている。

そし て医療側は、「指揮・統制」「安全」「情報伝達」「評価」「トリアージ(傷病者の緊急性や

重症度 に応じて治療の優先を決定)」「治療」「搬送」を基本コンセプトにしている。

 救急医療では、心筋梗塞や大動脈瘤などの循環器疾患、脳卒中、外傷、薬物中毒などに対応す る。

一般的に、死亡率が最も高い中毒は、ガス中毒(一酸化炭素中毒)。

災害現場で二人以上が 倒れていたら、ガス中毒を疑い、周囲の人を脱出させることを優先すべき。

日常の生活でも、暖 房器具の使用時やエンジンをかけ続けた車内などでは、

換気の詰まりに注意が必要。

一方脱法ハーブは2004年頃登場。

大麻ではないため、合法ハーブとして2006年から店舗販売が 始まり、

日本では2011年頃急速に増加した。

店では「規制されている成分や薬物は含まない」と して販売しているが、

規制された薬物と同じような作用を発生させる化学物質を含ませ、いくら 規制しても、

規制外の類似物で作られてしまう。乱用すれば、意識障害、呼吸困難などに陥り、

 死に至ることもある。日本中毒学会学術集会の調査報告では、特にカチノン系の

薬物が混入されているものでは、死亡例が増えていると発表している。

日本ではこれまで、薬事法に基づき、厚生労働大臣が「指定薬物」として

指定した1300の物質 を規制。これらは輸入、製造、販売、授与、販売(貯蔵)が

禁止されていたが、今年4月、さら に所持、使用、購入、譲り受けも禁止となった。

また、警察庁と厚生労働省が、危険性の高い薬 物であることが理解できるよう、

脱法ハーブに変わる名称を公募。その結果、今年7月「危険ド ラッグ」という言葉に決定した。

最近では取り締まりも厳しくなり、危険ドラッグの店舗販売は、 ほとんど消滅したと聞くが、

ネット販売では依然として、芳香剤と称して高価に販売している場 合もある。

日時:2015年4月23日 15:36 投稿者:pt21c

 10月例会はセミナー講師に、浜松医科大学医学部救急災害医学講座教授の

吉野篤人様をお招きします。今年に入り、危険ドラッグの吸引による事故が多発し

、大変な社会問題となっています。今回は救急医療の最前線で危険ドラッグなどの

中毒診療に携わっておられる現状をふまえ、その実態と怖さなどをお話いただきます。

 

日  時    10月21日 (火)  18:00~ セミナー 

                     19:00~ 懇親会

 

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール

       

講  師     浜松医科大学医学部 救急災害医学講座 

          教授 吉野 篤人(よしの・あつと)氏

 

  マ    「危険ドラッグと救急医療」

 

 

 

講師略歴

       昭和35年浜松市北区三ヶ日町生まれ。

 昭和61年3月佐賀医科大学医学部(現:佐賀大学医学部)を卒業。

 同年6月に浜松医科大学第一外科に入局。その後、日本医科大学多摩

 永山病院救命救急センター、浜松医科大学救急部に勤務。浜松医科大学

 助教授、准教授を経て現在に至る。

日時:2014年9月12日 16:07 投稿者:pt21c

 この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は袋井市長の原田英之氏をゲストにお招きしました。

8月3日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【健康で若くてはつらつの町袋井】

県内で人口が減っている中、袋井市は減っていません。地域の工業、農業、商業、

つまり産業の調和が取れていることと、子育て支援センターが手厚いことで、

比較的のんびり、ゆったり健康的に過ごせるのが魅力と思います。

平均年齢も42歳で県平均より4歳若いです。

8月10日にエコパアリーナで静岡県・浙江省友好交流卓球大会が開かれます。

前日にはふくろい遠州の花火を観賞してもらいます。浙江省から小学生をはじめ

65歳以上まで70人の選手が参加します。国と国がギクシャクしている時、

地方と地方のお付き合いでは気持ち良く、仲良くするにはスポーツが一番です。

2002年に開かれたサッカーWカップ日韓大会では、エコパに4チームが来て2試合行われました。

その時市内の4つの中学がそれぞれのチームを応援しました。2019年のラグビーWカップでも

エコパが会場になると良いですね。

わりと健康オタクです。1日7千歩以上歩きますし、15分間ダンベルなど決まった体操を行い、筋肉を作っています。

日時:2014年9月12日 16:00 投稿者:pt21c

 

日 時      9月30日(火) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      航空自衛隊 浜松基地 管制隊長

           3佐 林田 利幸(はやしだ としゆき)氏

演 題      「航空管制の話」

参加費     2,000円   

 

*「自由語会」とは    

航空自衛隊浜松基地と21世紀倶楽部の会員有志が自由に語り合い、  

理解促進と交流を図ることが目的で、毎月1回開催しています。  

21世紀倶楽部会員でしたら、どなたでも参加できます。   

浜松基地からは基地業務群司令、監理部長をはじめ、救難、管制、気象、  

衛生、音楽などの各隊長クラスらが参加します。  

例会では交互に務める講師のお話を中心に会食しながら自由に語り合います。

8月は常葉大学浜松キャンパス長の田中誠一氏が「歩くことで長生きしよう」と

題して語っていただき、7月は21世紀倶楽部月例会と合同開催の納涼祭で

飲んで食べて楽しい時間を過ごしました。  

日時:2014年9月12日 15:53 投稿者:pt21c

9月例会はセミナー講師に、静岡県観光協会専務理事の太田忠四郎様をお招きします。

観光立地に恵まれた静岡県で、観光協会は観光客の誘致促進・観光団体との連携

・観光情報の発信など多岐にわたる活動をされています。今回は観光事業の発展にかける

熱い思いを語っていただきます。多数の会員の方々のご参加をお待ちしております。

 

 日  時    9月19日 (金)  18:00~ セミナー 

                      19:00~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール       

講  師     公益社団法人静岡県観光協会 

          専務理事 

          太田 忠四郎(おおた・ちゅうしろう)氏

 テ ー マ    「待つ観光から仕掛ける観光 ~ファンとリピーターづくり」

       

      

       講師略歴

             昭和18年袋井市生まれ。

       プリンス自動車工業(現:日産自動車)でカーデザインを担当。

       退社後、地元建設会社に勤務された後、㈱創建を立ち上げ、

       代表取締役として活躍。その後、袋井市商工会議所専務理事、

       袋井市観光協会会長を歴任され現在に至る。

日時:2014年9月 4日 17:04 投稿者:pt21c

201 4年8月21 日( 木)

 2014年8月21日(木)21世紀倶楽部月例セミナー
海外ビジネスで地域の活性化
~ジェトロ浜松が目指していること~
講師藤本和彦氏
日本貿易振興機構(ジェトロ)浜松貿易情報センター所長

 【講演概要】

日本貿易振興機構ジェトロは、前身の日本貿易振興会を引き継いで設立され、

貿易・投資促 進と開発途上国研究を通じて、日本経済・社会の更なる発展に

貢献することを目指している。 日本は、飛行機、新幹線、船など、

あらゆる交通アクセスが良く、さまざまな国の外国人が 暮らす多元化社会であり、

今後ますます行動のみならず、考え方も世界に広がっていくと考え られる。

その場合、ポイントのひとつが、世界人口の約72%を占めるBОP層(低所得者層)を

 新市場として捉え、開拓していくことだ。所得が低くても、消費行動を起こしていくことに

外 資系企業は早くから目を付け、BOP層開拓に取り組んでいる。

また、海外の人にとって日本食に対する好感度が非常に高いことも注目したい。

寿司、天ぷ ら、焼鳥等は人気の定番。また健康志向と合わせて、緑茶を飲むことに

価値を置く人が増え始 めている。こうしてさらに5年後、10年後に日本食ブランドの

価値が上がったとき、世界へ自 信を持って輸出する米や茶を生産者に作り続けてもらうことが

重要になる。 今、「作った品物が国内で売れない」と悩んでいる人は、一歩踏み出し、

海外の人に買っても らうことを考えてみてはどうか。日本観光も、京都や東京ばかりでなく、

浜松に魅力を感じて 来てもらうことを目指したい。地域ならではの土産やサービスを

向上させていくことで、地域 のチカラになり、人・情報・金が集まり、新しい展開に繋げることが

できると思う。 2020年に世界がどのような社会になっているか。それは、今の高校生が

就職する時代だ。その時代に、若い人が積極的に海外と力を合わせ、

地域を盛り上げている浜松にしていきたいと 思っている。

ジェトロ浜松では、来月9月9日、浜松商工会議所マイカホールで

「ビジョンを共 有する外資系企業の戦略」セミナーを開催予定。

日本企業が海外で勝つために何ができるのか を詳しく解説するので、興味のある方はご参加を

日時:2014年9月 4日 16:55 投稿者:pt21c

日 時      8月27日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      常葉大学 浜松キャンパス長             

           田中 誠一(たなか せいいち)氏

演 題      「歩くことで長生きしよう」

参加費     2,000円

 

 

 *「自由語会」とは

航空自衛隊浜松基地と21世紀倶楽部の会員有志が自由に語り合い、

理解促進と交流を図る  ことが目的で、毎月1回開催しています。

21世紀倶楽部会員でしたら、どなたでも参加できます。 

 浜松基地からは基地業務群司令、監理部長をはじめ、

救難、管制、気象、衛生、音楽などの各隊長クラスらが参加します。

例会では交互に務める講師のお話を中心に会食しながら自由に語り合います。

7月は21世紀倶楽部月例会と合同開催の納涼祭で飲んで食べて楽しい時間を過ごし

6月は浜松基地の梅澤栄吉気象隊長が「天気予報の仕組み」と題して語っていただきました。

日時:2014年9月 4日 16:46 投稿者:pt21c

盛夏の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、8月例会はセミナー講師に、今年4月に開所した浜松ジェトロ所長の藤本和彦様をお招きします。

海外に進出している企業が多い静岡県西部地区では待望のジェトロ浜松の開所であり、

海外にビジネスチャンスを目指している企業への支援が期待されています。

ジェトロ浜松のこれからの取り組みなどについてじっくりとお話を伺います。

多数の会員の方々のご参加をお待ちしております。

 日  時    8月21日 (木)  18:00~ セミナー 

                      19:00~ 懇親会

 会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール       

講  師     日本貿易振興機構(ジェトロ) 浜松貿易情報センター       

         所長 藤本 和彦(ふじもと・かずひこ)氏

テ ー マ    「海外ビジネスで地域の活性化 ~ジェトロ浜松が目指していること~」

日時:2014年9月 4日 16:32 投稿者:pt21c

毎年恒例『21 世紀倶楽部納涼祭』を開催。

プレスタワー17 階の静岡新聞ホールに、会員・同伴者、ビジターが集まり、懇親を深めた。

 伊藤圭介静岡新聞社・静岡放送浜松総局次長の進行により、

谷川治常務取締役・浜松 総局長の挨拶でスタート。新入会員が紹介され、

浜松ケーブルテレビ株式会社の原田俊 哉さんと、エムエフジャパンの古田稔さんが挨拶した。 

 ウェルカムミュージックとステージライブで、会場の雰囲気を盛り上げてくれたのは、

 オカリナ(古庄由喜子さん)とピアノ・シンセサイザー(下山英二さん)によるユニット、

 FOMAL HAUT(フォマルハウト)。

「花は咲く」「ハナミズキ」「浜辺の歌」など、 心に染み渡る曲を数多く演奏し、参加者を魅了した。

また、「ミスター・トシ」こと、鈴 木淑介さん(倶楽部会員)のマジックも好評。

ロープやハンカチーフ、新聞などを使っ た手品を披露し、会場からの拍手喝采を浴びた。

 中盤には、ミス浜松グランプリの大石瞳さん、ミス浜松まつりの前田梨紗さん、米山 愛子さんが来場。

三人は、それぞれが挨拶をしたあと、会場の各テーブルをまわり、参 加者からの記念撮影のリクエストに応えていた。

日時:2014年7月25日 17:24 投稿者:pt21c

7月例会は、恒例の「納涼祭」を開催いたします。

ピアノ・シンセサイザー、オカリナによる地元ミュージシャンをお招きし、

素敵な演奏が流れる中、飲食とご懇談をお楽しみいただけます。

おなじみのマジックショーや、2014年ミス浜松の来場もあります。

皆様、お誘い合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 日時    7月22日(火)  

          開場 18:00~                          

          始終 18:30~20:30 

会場    プレスタワー17階 静岡新聞ホール

        

ライブ演奏    FOMAL HAUT(フォマルハウト)                         

           下山 英二氏 : ピアノ・シンセサイザー                           

           古庄 由喜子氏 : オカリナ 

         

不思議・ふしぎのマジックショー   鈴木 淑介氏

日時:2014年7月25日 16:39 投稿者:pt21c

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。

今回は遠州信用金庫の守田泰男理事長をゲストにお招きしました。

昨年12月22日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

【地域金融機関として新産業育成に力】

営業エリアは大井川以西から豊橋までですが、

実際は磐田の豊田支店から湖西支店まで25の店舗があります。

浜松地域を支えてきた輸送機器は非常に厳しい状況にあります。

生産が海外にシフトし、空洞化しています。生産額も4兆円あったものが

半分まで落ちています。これに替わる産業を育てていかないといけません。

ないものを作り出していくには大変なパワーと時間がかかります。

各企業が独自の技術を駆使し、

新しい製品、商品を売り出していかないといけない。

従来の考え方では通じません。

静岡大学、光産業創成大学院大学、豊橋技術科学大学と一緒になって

研究していくことが大切です。大学教授によるセミナーや研究者の紹介など

コーディネーター的機能を充実させています。

新しい発想を持ってもらいたいために力を入れています。

ホームページを通して地域のこと、お客様のこと、地域の催しものなどを

紹介するためにまったく新しいホームページに変えていきます。

地域に必要な金融機関を目指します。

日時:2014年5月23日 17:49 投稿者:pt21c

2014年5月20日(火) 18時より開催しました。

 

講師    星野裕信氏( 浜松医科大学 整形外科 准教授)

テーマ  超高齢化社会における 50歳を過ぎてからの運動器メンテナンス術

 

【講演概要】

 日本人の平均寿命(男女総合)84歳は世界第一位。さらに、介護に頼らず身の回りの

ことが自分で できる期間の長さを示す「健康寿命」を調べると、静岡県が堂々全国第一位。

その理由を私なりに 考察してみると、農水産物生産品目数の多さ、飲酒習慣や肥満者の

割合の低さ、ウォーキングが盛んなことやお茶をよく飲む生活習慣等が考えられる。

平成22年の国民基礎調査を見ると、関節痛や骨折等、運動器疾患が原因で要介護、

要支援になる 人が全体の2割を占めていた。つまり、メタボシンドロームと同様に、今後は

ロコモティブシンド ローム(運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態)にも

注目してほしい。 50歳を過ぎてからの運動器メンテナンスを考えてみよう。

大切なのは運動器をケアしようという 動機付け、運動、食事の3つのバランスである。

まず骨粗鬆症対策。カルシウム吸収率が高いのは 乳製品。そしてその吸収を促進するビタミンDは

日光照射によって体内で作られる。また、骨の形 成に関与するたんぱく質活性要素のビタミンKは

納豆に多く、干しわかめやホウレンソウ等にも含 まれる。日本人の伝統的な朝食は骨にいい食事といえる。

逆に骨に悪影響なのがリン。インスタン ト食品、加工食品、清涼飲料水の過剰摂取は、カルシウム排泄が

多くなるので気をつけたい。肥満 対策のダイエットも、食べないダイエットは脂肪だけでなく筋肉や骨密度まで

減らしてしまうので 注意が必要。 運動器の健康を保つ運動のおすすめは、1分間の片足立ちや、

ゆっくりしゃがんで立ち上がるス クワット、寝た状態で踵を約10cm程度あげる等。そして全身運動には

やはりウォーキングがおすすめ。精神的にも幸福感が出て、脳が活性化され、リラックス効果、気分転換、

やる気がでるなどの 効果が期待できる。歩行の目安は50歳代なら1万歩、60歳代は8千歩、70歳代は

5千歩ほど。大事 なのは継続性だ。 人が地上で立って歩くには、重力に負けない力を付け、バランス力を養うこと。

「生きることは呼吸することではない。行動すること」というジャン=ジャック・ルソーの言葉もある。

これからどのようにメンテナンスを実践していくかを考え、健康的な人生を目指して頂きたい。

日時:2014年5月23日 17:40 投稿者:pt21c

2014年4月21日(月) 18時より開催しました。

 講師   小林浩樹氏 (せとやコロッケの会会長 )

テーマ  農山村はフロンティア!  楽しむを味わう地域おこし

【講演概要】

藤枝市山間部の4割の大久保グラススキー場を守り たいと、平成19年に

運営の手伝いをスタートしたのが、地域おこしに携わるきっかけ。

瀬戸谷地区では、 3ヶ所の施設で、シイタケ入りの、素朴なやっコロ・みそチーズ味の

ゆらコロ・お茶の香りのコロ茶ん と、それぞれ味の違う「せとやコロッケ」を販売している。

その魅力を伝えようと、地元の子供たちが 地域マップを作成。これに付随して、せとやコロッケの

歌ができ、踊りも誕生した。いろんな世代が交 流し、皆が地元に愛着 を持つようになった。

また、瀬戸谷地域と藤枝商店街居酒屋の両者コロッケの販 売競争イベントを開催。

以来、商店街各店で、瀬戸谷の各種農産物が使われるようになった。これらの 経験から、

「コミュニティビジネスに、何より必要なのは感動だ」と実感した。感動は多くの人が携わるほど

広がり膨らんでいく。一人で百歩進むより、百人の一歩が大事だと思う。 未来に向けては、

地域資源を育てる地域おこしが大切と考えている。そのため、人づくりを念頭に、 瀬戸谷中学校で

毎週1時間、地域おこしの授業を行っている。耕作放棄地や遊休地を利用し、収穫した 作物を加工し、

商品化して販売。体験で得た情報を地域にフィードバックするなど、中学生自身が考え て行動している。

また、一昨年からは、地域の在来作物プロジェクトを立ち上げた。生産性は悪いが、 優れた風味を持つ

在来品種は、一流料理人が注目し始め、少しずつビジネスに繋がっている。

さらに、 路線バス対策プロジェクトとして、瀬戸谷の山奥へ団体を案内するハイキングツアーを企画。

また、山 を横断するロングトレール誘致のための「天空の遊歩道MAP」を作成。地域を越えた

路線バス時刻表 を掲載し、高い評価を得た。 地域おこしとは、誰が誰に対して、その価値を提供するのか、

ポジション、ターゲット、コンセプト を考えてアプローチをすることが重要。地産地消は当たり前。

これからは、地域全体で考え楽しむ「知 産知笑」で、ますます各地と繋げていきたい。

山間地域にはまだまだ在来資源が眠っている。地元の人 が気づかないことも、周囲の人や企業の人が

一緒に考え、探っていけば、更なる宝を見出すことができ る。静岡県には、一社一村制度もある。

興味のある方は、ぜひ問い合わせ頂きたい。今回こうして、浜松の皆様と繋がったことに大変感謝している。

日時:2014年5月23日 17:20 投稿者:pt21c

2014年3月19日(水) 18時より開催しました。 

講師   出野 勉 氏 ( 富士山静岡空港株式会社 代表取締役社長)

演題  富士山静岡空港の現状と課題

     目標とする将来像 ~利用者満足度日本一を目指して~

【講演概要】

 6月で開港5年、富士山静岡空港を取り巻く環境は大きく変化している。

東南アジアを中心に、 LCC(低価格運賃の運行サービスを提供する航空会社)が

多数進出していることや、オープ ンスカイ(直接交渉の航空協定)契約の増加。

新東名をはじめとする広域交通ネットワークの 整備も進んでいる。

また、富士山が世界文化遺産に登録され、2020年五輪・パラリンピック開催が

決定したことは、今後ますます空港利用増加の追い風になると大きな期待が寄せられている。

日本で一番滑走路に近いと話題の「展望デッキ」は人気が高く、見学者も多い。

格納庫やエ プロンの整備も進み、さらに標高130mに位置する耐震設計された空港施設を、

広域防災拠点 とすることが決定した。平成27年度にはオフサイトセンター、放射線監視センターの

移設が予定されている。 現在、国内線は福岡、新千歳、那覇、鹿児島の4地域に就航。国際線は、

上海、台北を経由 し、アジア主要都市をはじめ、世界各地へ接続中。平成22年の外国人出入国者

総数は、全国の 地方管理空港でトップとなった。今後、ビジネス目的のアウトバウンド利用を増やす

ため、「企 業サポーターズクラブ(入会無料)」を創設。ぜひ登録し、航空運賃支援の特典を利用して

ほしい。また、ものづくり県である静岡で、航空貨物の取扱いもより一層推進していきたいと考 えている。

 今後20年間の航空旅客輸送量は、アジアエリアで3倍になると予測されている。

利用者満足 度日本一を目指すため、来年度から、おもてなし推進部を設置。休憩所の設置や

呈茶サービス、 ベビーカー無料貸出、無線LANエリアの拡大など、利用者の声を反映し、

サービス向上を進 めていく。そして、人々が集い、交わり、発信する拠点として、個性豊かな魅力発信

交流都市圏の形成に寄与していきたいと考えている。

日時:2014年3月27日 16:28 投稿者:pt21c

    4月は

日 時      4月30日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

 講 師      基地業務群司令 1等空佐

           塩川 壮(しおかわ そう)氏

演 題      「TVや新聞では伝わらない自衛隊派遣の実態

                            -海外派遣や災害派遣などの体験から」

参加費     2,000円

「自由語会」とは 航空自衛隊浜松基地との交流会です

日時:2014年3月24日 16:36 投稿者:pt21c

       セミナー&懇親会のご案内

 さて、4月例会はセミナー講師に、「せとやコロッケの会」会長の小林浩樹様をお招きし、

「農山村はフロンティア! 楽しむを味わう山里の地域おこし」と題して講演していただきます。

藤枝市山間部の瀬戸谷地区で地域住民を巻き込んだユニークな地域振興策を立案・実行しておられ、

注目されています。人づくり、地域づくりの名プロデューサーとして、今までに取り組まれた活動や

これからの抱負などを交え、お話を伺います。多数の会員の方々のご参加をお待ちしております。

 

 日  時    4月21日 (月)  18:00~ セミナー  

                      19:00~ 懇親会

会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール      

講  師     せとやコロッケの会 会長       

             小林 浩樹(こばやし・ひろき)氏

 テ ー マ    「農山村はフロンティア! 楽しむを味わう山里の地域おこし」

         

         講師 略歴

          1967年藤枝市生まれ。酪農学園大学酪農学部卒業後、JA静岡県済連を経て、

         JICA青年海外協力隊に参加。帰国後農業団体に復帰するとともにベトナム料理や

         雑貨などを扱う㈱サイゴンニーズを設立。

         休日には趣味のマウンテンスポーツの普及や山の音楽祭を通して様々な地域振興

         プラグラムを企画。2009年からは藤枝市瀬戸谷地区の魅力を伝えるため、「せとや

         コロッケの会」を立ち上げ、瀬戸谷を売るコロッケとして話題を集めている。

日時:2014年3月14日 16:10 投稿者:pt21c

2014年2月19日(水) 18時~ プレスタワー17階 静岡新聞ホールにて

講 師  水口長八氏

      浜名湖花博10周年記念事業推進室長

テーマ  「感動の花博から10年を迎えて」

【講演概要】

 これまで、国内で国際花博覧会を行ったのは、大阪、淡路と浜名湖の3カ所。

その中でも2004年の浜名湖は、過去最高の花博と、高い評価をいただいた

。成果を振り返ってみると、主に3つ。一つは、花や緑の生産者が協議会を作り、

今までにない新しいシステムを構築し、生産者意識で実施できたこと。これは

生産振興の一助になったと思う。二つ目は、会場への来場者が、その後、周辺

地域へ足を延ばし、観光的波及効果があったこと。また、はまゆう大橋やバイパス、

環状線などのハード面の整備も大きかった。さらに三つ目は、ボランティア(浜松

エリアの人を中心に3000人)が、会場の花摘みや運営に関わり、陰の力となって

くれたこと。現在も、そのうち300名が残り、公園管理を続けてくれている。今回の

花博の目標は、花と緑の新たなる生産振興を誕生させること。そして、「さすが浜松

、さすが静岡」と言わしめる「場の力」を発揮すること。さらに、はままつフラワーパー

クと浜名湖ガーデンパークの2会場合わせて600人のボランティアを、今後の地域の

財産にしていくことだ。3月21日に開会するフラワーパーク会場の見どころは、「世界

一美しい桜とチューリップの庭園」。桜と50万球のチューリップを一緒に楽しめるところは

他に無い。また、浜松市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長が得意とするフジ棚や、

日本屈指のガーデンデザイナー・吉谷恵子氏のダブルボーダーガーデンも期待大。

その他、ヒマラヤの青いケシも必見だ。ガーデンパーク会場は4月5日開園。10年前と

同レベルの見事な花々を、当時からち密に植栽し続けてきた美しい緑の景観と共に

楽しんでいただくことができる。「花みどりアート回廊」では、花・緑とオブジェのコラボ

レーションにチャレンジ。毎日の食卓に、花がある暮らしを提案していきたい。また、来年の

家康生誕400年祭のアピールも兼ね、「徳川園芸館」では江戸の園芸文化を展示。さらに,

ほとんど一般公開される機会のない幻の「青い胡蝶蘭」を鑑賞できる貴重なチャンス。

どうぞお楽しみに。

フラワーパークの開会まで約一ヵ月、広報を含め、皆様のお力添えをお願いしたい。

日時:2014年3月14日 16:00 投稿者:pt21c

2014年1月23日(木) 18時~  プレスタワー17階 静岡新聞ホールにて

 

講 師  :  服部守親氏

        日本銀行静岡支店長

テーマ  :  「2014年の静岡県経済」

【講演概要】

 今の日本の景気(実質GDP)を見ると、リーマンショックで落ち込む前のピーク時の数値にほぼ戻って

いる。これは、個人消費、住宅投資などの民間需要が水準を超え始めたこと。また、アベノミクスで公共

事業が、景気を引っ張っていることが挙げられる。現時点の日銀の見立てでは、北米や欧州の経済状

況が上向きになってきたことが、日本にも良い影響を与えるほか、何らかの形で資金が増加する気運も

高まってきていることから、なんとか消費税増税を乗り越えていけるとみている。静岡県内の状況は、

企業の業況判断を示すDIを見ると、全国32の中で最下位を示したが、この結果にがっかりする必要はない。

もともとものづくりが盛んな静岡では、期待値が高いため、動向を慎重に見ている企業が多いのだろう。

輸送用機械と電気機械の打撃で、リーマン後に4兆円落ち込んだ出荷額がなかなか戻らないのは事実

だが、ここ2年の県内収益回復状況はなかなか良い。特に、全体の4割を占める中小零細サービス企業が

踏ん張っている姿が数字で確認できる。決して、萎縮しているのではなく、次に何を打って出るかを待ってい

る状態だと理解すべき。 では今後、静岡をどう元気にするか。それは、これまで輸送用機械や電気機械を

メインにしていたものづくりに替わる新しい商売を、官民一体となって見つけることが大切。個人的考えではあ

るが、静岡のものづくりの強みを考えると、新産業候補として航空機産業やロボット産業を挙げたい。人口増加

中の新興国では、今後、旅客機需要が増える。品質やメンテナンスに優れた日本の技術はきっと活かせるに

違いない。また、ロボットについては、サービスロボット市場が拡大していく可能性が内外で大きい。

この間、即効性のある産業としては、観光。富士山をはじめ、観光資源を経済価値としていくことが大切だ。

さらに、高齢者比率が高い静岡では、高齢社会サービスも重要。元気な高齢者に対するサービス業の確立、

介護サービスの生産性アップも求められる。ものづくり、観光、高齢者サービスに加え、食や6次産業を含む

農業分野などの魅力が高まれば、静岡は、他に無い魅力ある地域となり、国内だけでなく、アジア各国から

憧れられる存在になるに違いない。新産業によって年間一割増を目指し、7年間努力し続ければ3兆円になる計算。

これからは、立てたビジョンをいかに具体的なアクションに起こしていけるかが大きな鍵になってくるだろう。

日時:2014年3月14日 15:45 投稿者:pt21c

12年12月19日(水)

   静岡新聞ホール(プレスタワー17階) にて

乾杯全体の様子.jpg握手.jpg

 

 

 12月例会は、今年最後のイベント「忘年会」として開催され、倶楽部メンバーのほか、ビジターを含めた

約150名が静岡新聞ホールに集まった。谷川治浜松総局長の挨拶に続き、アンカープラネットの中西由美子さんによる

乾杯の発声で会がスタート。会場には、J1ジュビロ磐田のMF山田大記選手、松岡亮輔選手、DF藤田義明選手が来場し、

それぞれが来年に向けた抱負をスピーチすると、会場から拍手が沸き起こった。続くサイン会では、3選手がひとりひとりと

握手を交わし、参加者から激励を受けていた。大例会の恒例となった抽選会では、ジュビロや自衛隊のオリジナルグッズ、

花やドリンク、果物など、多くの企業・団体から提供頂いた品々が当たるとあって、会場は大盛り上がり。

最後はじゃんけん勝ち抜きによる争奪戦で、全ての景品がプレゼントされて忘年会は終了。21世紀倶楽部は2012年一年の幕を閉じた。

日時:2014年3月14日 15:38 投稿者:pt21c

 

日 時      3月26日(水) 午後6時半から8時半まで

会 場      21世紀倶楽部 15階 L会議室

講 師      スルガ銀行 浜松支店長

          桐部 都宏(きりべ・くにひろ)氏

演 題      「銀行員のひとり言」。

参加費     2,000円

日時:2014年3月14日 15:32 投稿者:pt21c

 3月例会はセミナー講師に富士山静岡空港株式会社代表取締役社長の出野勉様をお招きし、

 「富士山静岡空港の現状と課題、目標とする将来像~利用者満足度日本一を目指して」と題してご講演いただきます。

 6月に開港5年を迎える富士山静岡空港は、本年度中に静岡県が旅客ターミナルビル等を取得し、富士山静岡空港株式会社が

指定管理者になるという大きな節目を迎えます。経営形態の変更に伴って、県西部、県東部の県民の皆様方にもどう利用を促して

いくのか、新社長の戦略をお伺いします。多くのご聴講をお待ちしております。

 

 

    日  時    3月19日 (水)   18:00~ セミナー   

                    19:00~ 懇親会

 

   会  場     プレスタワー17階 静岡新聞ホール    

  

   講  師     富士山静岡空港株式会社 

             代表取締役社長          出野 勉(いでの・つとむ)氏

日時:2013年12月 6日 16:05 投稿者:pt21c

2013年11月20日(水)開催した、21世紀倶楽部月例セミナーレポートです。  

        講師  岡村佳明氏          

           有限会社「岡むら浪漫」代表取締役         

       演題 看板のない居酒屋~繁盛店づくりは人づくり

   【講演概要】

 「商売は、お客様にいかに来てもらうかではなく、いかに喜んで帰って頂くか」。これが、「酒房おかむら」を長年経営してきた母の口癖だった。夢もなく、ちゃらんぽらんに店を手伝っていた自分だったが、35歳のとき母の自分への深い愛情に気付き「心を入れ替え、商売に打ち込もう」と、やっと本気スイッチが入った。以降、休日になると、全国各地の繁盛店を巡る日々。すると、何度か通いたくなる店は、料理の魅力というより、人に会いにいっていると気づいた。人が輝けば店が輝く。そこから自分の人生のテーマが「人づくり」となり、自分自身を磨くために、多くの本を読み、人の話をよく聞くようになった。 「なるほど、これは商売繁盛のヒントになる」と、同感した内容をいくつか紹介しよう。

 ●地球上に150万種の生物がいる中で、神様が人間だけに与えてくれた力が「笑顔・言葉・感謝する心」。

 ●マイナスの言葉をやめ、「嬉しい、ありがとう」など、プラス言葉を発することが大事。    

 ●常に周りの人が喜ぶことを考え、言われる前にやるのが仕事。言われてやるのは単なる作業。

 ●人は、モノで喜ぶより、コトで喜ぶ時代になった。

 ある人からは「時代のひと時だけ流行に乗る人気店ではなく、人望のある店を作って」と言われた。そのためには、表の努力と裏の努力が必要だ。表の努力とは、料理や酒の研究、接客姿勢など店として当たり前の努力。さらに裏の努力とは、心を磨いて人望を作る努力だ。 また、私が師匠と慕う、メンタルトレーナー西田文郎先生からは、人生に成功するための大切な三感力を教えて頂いた。それは、運を感じる「運感力」、お陰様と恩を感じる「恩感力」、喜びを感じる「喜感力」。人間一人、直系のご先祖様を二十代遡ると104万8576人が自分に命を繋いでくれている。豊かな日本に生を受け、ここまで生かされていることに感謝しよう。 飲食店も会社も二種類ある。ひとつは店を宣伝して、客を集める店。もうひとつは、客もスタッフも集まってくる店。目指すは後者。そのために大事なのは、やはり「人」。自分自身、これからも人をテーマにがんばっていきたい。そして改めて、ここまで自分を導いてくれた、母や西田先生、多くの方々に心から感謝したい。

日時:2013年11月 5日 15:54 投稿者:pt21c

2013年10月22日(火)21世紀倶楽部月例セミナー

  演題  『武士の家計簿』の著者が語る浜松の歴史

  講師  磯田道史氏

       静岡文化芸術大学文化政策学部准教授

【講演概要】

「武士の家計簿」の研究後、忍者について調べたいと資料集めを進めてい

たとき、東日本大震災が起こった。どんな研究より緊急に、地震や津波の

古文書を調べる必要があると、浜松へ来ることを決めた。

中世以降の南海トラフの動きを見ると、百年に一回は地震が発生している。

太田川近くにある遺跡の津波堆積物を見ると、887年の仁和地震と1498年の

明応地震が10mを超える特大の津波が来たと考えられる。浜松では13m高さの

堤防が造られる予定。8.5~9mの津波ならば効果はあるが、10mを超える津波で

は乗り越えられてしまう。そのことも視野に入れ、今後の対策を考える必要がある。

次に秀吉・家康と浜松の関係を紹介しよう。尾張出身の秀吉は、父の遺産を分けて

もらい、針を売りながら東へ旅をして、浜松を訪れたとき、松下加兵衛と出会った。

元禄時代の馬込村は、山伏だけで形成された特殊な村で、松下氏は頭陀寺の豪

族として、その周辺一帯を領地としていた。加兵衛に召し抱えられた秀吉は、引馬

城(現在、東照宮がある場所)の飯尾氏の元へ連れて行かれ「湯に浸かり、絹の衣

装をまとうと、見た目の悪い秀吉も、前よりマシになった」という。以後、松下家の草

履持ちから奉公し、3年ほど浜松に滞在。その後、尾張に戻り太閤にまで登りつめ

た。一方家康は、秀吉のちょうど20年後、浜松にやってきた。家康は、最初は現在

の磐田市見付に城を築く計画をしていたが、信長の命令で浜松に築城。引馬城に

一年ほど滞在し、その後浜松城に移り住んだ。引馬古城一角は、秀吉・家康両者

が訪れた場所であり、現在も当時の面影が漂う趣き深い場所。浜松の遺跡として

実に重要なところだと思う。三方ヶ原合戦の時期、武田軍のあまりの強さに、信長

は前々から「浜松は任せて岡崎へ移れ」と言っていたが、家康は「浜松を去るくらい

なら武士を辞める」と言ったという。武田軍に追われた浜松の民に対して、家康の威

厳を守るには、信玄に立ち向かうことが必要。人間の心理状態を捉えるのに長けた

家康にとって、浜松を死守するのは武士生命で重要だったのだ。とはいえ、家康の

敗走は、家来たちが追いつかないほど猛スピードだったようで、城に戻ったとき、あ

まりに少人数だったため、殿と思われず、なかなか中に入れてもらえなかった、など

の家康伝説も遺っている。

磯田氏.jpg

           講師:磯田道史氏

日時:2013年9月27日 13:17 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部

 
月例セミナーレポート

2013年9月18日(水)21世紀倶楽部月例セミナー

真価問われる安倍政権
―課題と展望―
講師:髙橋正光氏 時事通信社 政治部長

【講演概要】
 今の安倍政権はまさにピーク。参院選によってねじれ国会は解消され、東京オリンピック招致にも成功した。政権発足から9ヶ月という月日が経っていながら、内閣支持率6割超えの高い数字は、これまでほとんどない。高支持率の理由を分析すると、ひとつは、デフレ克服の経済対策一本に絞っていること。二つめは、総理の相談役である菅義偉官房長官の存在が、政権にとって大きな「重し」になっていること。例えば情報管理の一元化や、政治家の失言等の事態収拾も彼が調整役になっている。そして三つ目は、壊滅的な支持率にも表れる、体たらく野党の存在が安倍政権の追い風になっている。
 しかし注意する点もある。アベノミクスといっても、まだ実際の成果が表れていないのが現実。さらに時間をかけても経済対策が実現できなければ、逆風になる可能性もある。また原発問題についても、国際的に注目を浴びており、うまく処理できなければ原発再稼動の動きもストップする。さらに、日中関係の悪化も政権にとって大きな痛手になる。とはいえ、現在の野党を見る限り、すぐに現在の政権が失脚することは考えられない。二年後の総裁選まで安倍政権が存続することは間違いなさそうだ。
 現在の具体的課題として、注目される集団的自衛権については、「年内にも大きな転換が起こるのではないか」と報道されているが、おそらく来年の春以降になるだろう。また消費税に関して、8%への増税は、政治論的に上げざるを得ない状況だが、さらに10%への増税については、衆院選や参院選への影響を考え、見送りになるのではないか、という見方が強い。
 ちなみに、現在の安倍政権は、総理自身と麻生太郎副総理、菅義偉官房長官、甘利明経済財政政策担当大臣の4人が政権の方向性や重要政策を決めているのが実態。「官高党低」と報道されているに、今は官邸(総理サイド)の力が非常に強く、自民党は、なかなか官邸にものを言うことができない。総理に指示されたら、突き進むしかない「オールポチ状態」と比喩されている。

 

 

日時:2013年8月29日 15:53 投稿者:pt21c

 

 17階 静岡新聞ホール

 

 

 

 

日時:2013年8月29日 15:48 投稿者:pt21c

15階 21世紀倶楽部

 

 

 

 

 

 

日時:2013年8月29日 13:52 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部
月例セミナーレポート

2013年8月21日(水) 21世紀倶楽部月例セミナー

全柔連の不祥事と男のムラ社会
ーリスクマネジメントのあり方ー

講師 溝口紀子氏
バルセロナ五輪柔道女子銀メダリスト、静岡文化芸術大学准教授、県教育委員

講師:溝口紀子氏

【講演概要】
 全日本柔道連盟(以下全柔連)は、体罰事件、公金不正、パワハラやセクハラ等、一連の不祥事が相次いだ。これは、男のムラ社会のような体質が、原因の根底にあったと思う。
組織に女性理事は存在せず、高段位の実力者が男性管理者・監督となり、権力が重んじられている。内部批判は許されず、内部の問題を外部に漏らそうものなら、それは報復となって返ってくる。こうした中、選手が告発するということは、決死の覚悟だった。ならば、私は、選手OGとして、告発した者を後押ししなければ、選手が潰されてしまう、という思いで告発側にたち発言した。
 今回の全柔連の事件を機に、スポーツ界全体が、体罰について考え直すきっかけになったと思う。アンケートを行ってみると、一般的に体罰が容認されてきたことを思い知らされた。特に日本では、徒弟制度を重んじ、指導を受ける側やその保護者たちが、根性精神論とも言えるスパルタを、認めている割合が多いことも根深い。「相手を思っての叱咤激励は体罰ではない」とする声もあり、非常に難しい問題といえる。しかし、スポーツの本来のあり方とは、決して暴力ではなく、ルールを重んじ、言葉のコミュニケーションで指導していくべきだ。
 この度、全柔連は、村上春樹旧会長ら23人の理事が辞任し、宗岡正二・新日鉄住金会長兼最高経営責任者が新会長に就任し、組織改革に向けた新体制がスタートした。スポーツの文明化は、実証できる科学や知識を通して、言葉化し、コミュニケーションによって「強育」「競育」「共育」を進めていくことが大切だと思う。そして、もし内部不祥事が起きてしまった場合の解決策は、隠蔽せずに、一刻も早く自ら公表し、改革に向かうこと。
 不祥事が起きたときが、変化のチャンス。組織の中では、時に勇気を持って声を上げなくてはいけないこともある。不正に対して、自分が勇気を持って立ち向かうことができるか。今回の件で、自分自身も、大変多くのことを勉強させてもらった。

懇親会の様子

溝口氏全体.jpg 

 

日時:2013年7月29日 15:02 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

 

「自由語会」(航空自衛隊浜松基地との交流会)

 

参加へのご案内

 

        日 時    8月28日(水) 午後6時半から8時半まで

         会 場    21世紀倶楽部 15階 会議室

         講 師    アンカー・プラネット 代表

                中西由美子 氏

        演 題    「近況あれこれ」

       参加費    2,000円

 

申込み 下部の申込用紙にご記入の上、ファクスで21世紀倶楽部事務局へ

<ファクス:053(455)2021>でご連絡下さい。

 *「自由語会」とは

 航空自衛隊浜松基地と21世紀倶楽部の会員有志が自由に語り合い、交流と理解促進を深めるのが目的で、毎月1回、開催しています。21世紀倶楽部会員はどなたでも参加できます。浜松基地からは救難、気象、管制、衛生、音楽など各隊長クラスが参加します。例会では相互に務める講演を基に、会食しながら、自由に語り合います。6月は浜松基地側から航空自衛隊浜松管制隊長の本田哲郎氏が「航空管制の話あれこれ」、5月は21世紀倶楽部会員の㈱ティ・エム・ワイ代表取締役伊藤安子氏による「自動車流通の裏事情」をテーマにお話いただきました。関心を持たれる方々の多くの参加をお待ち申し上げます。

日時:2013年7月29日 14:16 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部
 

月例セミナーレポート

2013年7月19日(金)
 

21世紀倶楽部【納涼祭】

 
会場:プレスタワー17階 静岡新聞ホール

 

ROSSO演奏披露

 

7月は、毎年恒例の『納涼祭』を開催した。倶楽部会員だけでなく、同伴者やビジターも訪れるなか、浜松市在住の音楽家3人で結成されたROSSO(ロッソ)の演奏でスタート。オーボエ、ピアノ、コントラバスで、クラッシクやジャズ、ポップスなど多彩なジャンルを演奏した。
 続いて「ミスター・トシ」こと、鈴木淑介さん(倶楽部会員)がマジックを披露。ハンカチーフやロープ、玉などを使った得意技や、今回初披露の新たな手品で会場を盛り上げた。
 また、2013年ミス浜松グランプリの山本来音さん、ミス浜松まつりの渡辺綾美さん、斎藤文音さんも登場し、それぞれが、これからの活動への抱負を述べると、会場から声援の拍手が湧いた。
 さまざまな種類の料理とドリンクとともに、楽しいひとときを過ごした後は、進行役の伊藤圭介静岡新聞社・静岡放送浜松総局次長とのジャンケン大会に突入。勝ち抜いた人には 、袋井の花火やジュビロの試合観戦チケット等が当たるとあって、参加者は気合いっぱい。会場は熱気に包まれた。

飲食とともにマジックを楽しむ参加者

鈴木淑介さん

ミス浜松グランプリ 山本来音さん

ミス浜松まつり 渡辺綾美さん

ミス浜松まつり 斎藤文音さん

  じゃんけん大会 

日時:2013年7月 8日 10:30 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部

 

月例セミナーレポート

 


2013年6月27日(木)

「組織における決断と責任」

講師 江上剛(えがみ・ごう)氏 作家

 

6月27日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。松井純代表があいさつした後、平成24年度事業・会計報告とともに、25年度の事業計画・会計予算が参加者の拍手をもって承認された。総会後は作家の江上剛氏が「組織における決断と責任」と題して講演した。

総会 松井純代表

【講演概要】
日本人経営者の判断として、海外で高く評価されている例を挙げる。パナソニックは、マレーシアに電子工場や販売店を建設し、拡大。その後、景気変動やリーマンショックで、多くの外資系企業が撤退する中、パナソニックだけは業態を工夫しながら、現地に残る決断をした。そして顔が見える販売サービス展開を続け、現地化に成功した。
 イトーヨーカドーは、中国四川に店舗を進出させたとき、「仕入先への月末現金払い」「従業員給料の遅延をしない」「安心・安全な製品を置くこと」を原則とし、地元に定着させた。またトヨタは、1998年タイで業績悪化に苦しんだ際、従業員を解雇することなく危機をしのぎ、「日本人の会社は残ってくれた」と感謝された。こうした例は、単に、自社の利益だけのためではなく、現地の人材を育て、その国の生活向上に尽くしたことへの信頼を得た結果。常に、売り手、買い手、世間の三方良しを大事にする日本企業の決断が見直されたのだ。
 最近の時事問題として、サーベラスの問題も、強欲と無欲の闘いではないかと想像する。西武の業績再建を理由に球団売却や鉄道廃止等を提案したサーベラスだが、合理性だけで判断できない西武は、それを拒んだ。海外から見ると、名誉欲や金銭欲に溺れず、皆が一緒の信念に向かい、判断を下す日本人を「不思議な国民」と思うのかもしれない。しかし、こうした無欲の判断ができる日本の価値は広く見直されている。失敗して例や数字ばかりが氾濫する情報に惑わされ、我が国が衰退していると考える必要はない。
 企業発展のポイントはイノベーション(変革・改革)。富士フィルムは、自社のオリジナル技術に注目したことで、フィルムから化粧品・薬品へと移行した。食品業界では、魚の骨がネックになっていたことから骨無しの魚を開発したり、飽和状態と思われたインスタントラーメン市場に「生麺」という発想が加わり、大きな変革が起きたりした。今ある商品やサービスを、少し変化させるだけで新しい市場が生まれる。私欲を捨てて、お客様(市場)の声を聞き、変化を恐れないこと。こうして進んでいけば、間違いない時代になるのではないだろうか。

講師 江上剛氏

総会記念講演会

懇親会の様子

 

7月例会は 恒例の「納涼祭」を開催いたします。

皆様お誘い合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。

日時 7月19日(金)   プレスタワー 17階 静岡新聞ホール

  18:00開場  18:30より例会  閉会20:30 予定

日時:2013年5月29日 15:45 投稿者:pt21c

 静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

「自由語会」(航空自衛隊浜松基地との交流会)

参加へのご案内

  日 時    6月20日(木) 18:30 ~ 20:30

  会 場    21世紀倶楽部 15階 会議室

  講 師    航空自衛隊  浜松管制隊長

          2等空佐 本田 哲郎 氏

  演 題    「航空管制の話あれこれ」

  参加費    2,000円

 

*「自由語会」とは

 航空自衛隊浜松基地と21世紀倶楽部の会員有志が自由に語り合い、交流と理解促進を深めるのが目的で、毎月1回、開催しています。21世紀倶楽部会員はどなたでも参加できます。浜松基地からは救難、気象、管制、衛生、音楽など各隊長クラスが参加します。例会では相互に務める講演を基に、会食しながら、自由に語り合います。5月は21世紀倶楽部会員の㈱ティ・エム・ワイ代表取締役伊藤安子氏による「自動車流通の裏事情」、4月は浜松基地から第1航空団司令部監理部渉外室長の遠藤修弘氏が「玄米による健康法~体験から」をテーマにお話しいただきました。関心を持たれる方々の多くの参加をお待ち申し上げます。

日時:2013年5月29日 15:24 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部 月例セミナーレポート

 

2013年5月21日(火)

21世紀倶楽部月例セミナー

世界経済の現状

講師 小手川大助氏 元IMF(国際通貨基金)日本代表理事

 

講師:小手川大助氏

【講演概要】

 2002年から2007年まで、欧米を中心にバブルが続いていた当時は、世界経済の三分の一を先進国が占めていた。しかし、リーマン以後の落ち込みは深刻で、現在の欧米経済は、第二次世界大戦前に匹敵するほど酷い状況にある。アメリカでは、2012年秋にやっと住宅価格が底をついたと見られ、経済回復の兆しが見えてくるのは、早くても、2014年の夏から秋、ヨーロッパに関しては、2020年まで回復は無いとの厳しい見方もある。こうした長期化する経済危機を脱するためには、公共事業で失業者を減らし、経済を上向きにしたいが、財政赤字のため難しい。となれば、中央銀行が量的緩和によって金利を下げ、民間投資に期待するが、将来へのビジョンが無いため、実体経済にはなかなか結びついていない。欧米でのさまざまな問題は、過剰流動性、金融機関の債務超過状態、財政赤字を抱える国が次々に国債を発行し、短期間に利潤を上げる策を続けてきたことで起きている。金融機関を正当に検査し、債務超過機関を整理していれば、もっと早く景気が回復したはずだが、欧米では、金融機関の政治力が日本以上に強いため、マスコミも金融機関を攻撃することはなかった。結果、先の「日本の失われた十年」より、もっと悪い状況が起きているといえる。
 こうした中、日本では株高好景気が続いている。これは、マーケットに溢れた金をどこに投資し、リターンをあげるかを考えたとき、欧米がだめとなれば、日本を中心とするアジアに向けられたため。アベノミクスのバーチャルなムードにも押されているが、これがいつまで続くかは、世界経済の動きに注目しなくてはならない。特に、欧米の経済不況の穴埋めとして期待されているのが中国シェア。IMFの見方では、中国経済は輸出依存ではなく、国内消費にベースを置き、7.8~8%伸びるだろうと言われている。これまでの欧米経済の時代はほぼ終了し、これからは中国を中心とした新興国の時代になる。これからの日本経済も、中国に物を売り、中国経済の勢いにうまく乗っていけるかどうかが大きな鍵となっていくだろう。

懇親会。 スタート

講演会の様子

日時:2013年4月26日 12:24 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部


月例セミナーレポート

 

2013年4月19日(金)


21世紀倶楽部月例セミナー


感動分岐点を超える園造りを目指して


講師 塚本こなみ氏 (浜松市花みどり振興財団理事長)

【講演概要】
 栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」からは、園のメインとなる藤の移植依頼を受けたのが最初。続いて植栽デザイン、さらに「黒字経営にしてほしい」と依頼され、1999年から園長を努めた。関東周辺地域の市場ポジショニング調査を行い、二千万人の後背人口がいることを把握。花の見ごたえに応じて入園料を変える変動性を導入した。「一番美しいときに来られて良かった」「ピークまであともう少し」と、入園料金によって身頃を判断でき、お客様の理解を頂いた。また、「世界一の藤のガーデン」というキャッチコピーを付け、敢えて、藤の名所として知られるライバル地域へチラシを折り込んだ。すると狙い通り「自分の地域こそ藤が自慢なのに、世界一とはどんな園だ」とばかりに来園者が増えた。そしてついに年間百万人を突破。うち60万人は藤のトップシーズンの来園者だ。ここまで周知されたのは、お客様の心の中にある「感動分岐点」を超えることができたからだと思う。そこそこのきれいではダメ。心から感動して頂いてこそ、本当のリピーターになってくれる。私は、庭は永遠の未完成だと思う。植物が育てば風情は変わる。ならばステージも常に変化させる必要があると考えている。
 では、浜松フラワーパークはどうするか。周囲60km圏内の市場ポジショニング調査を行い、4月1日から変動料金制を導入した。ネックとなっている坂道の課題は、園内を走るフラワーとレイン号に車椅子の専用車両を取り入れることにしたが、納車は一年後。それまで車椅子を押してくれる学生さんボランティアをお願いした。1300本の桜と30万球のチューリップは、それぞれでは日本一とは言えないが、両方満足できるところは他には無い。そこで「日本一美しい桜とチューリップの庭園」をPR。桜も配色などを考えて、配置を工夫していきたい。また、私が最も自信のある藤の育成中なので、今後も楽しみにして頂きたい。この他、安価で花を購入できる売店や足湯コーナーなども取り入れた。より市民に愛され、親しまれ、感動分岐点を超える園造りを目指したい。

講師:塚本こなみ氏

4月19日講演会の様子

4月19日 懇親会 乾杯!

 

日時:2013年3月29日 14:46 投稿者:pt21c

2013年度 静新21世紀ビジネス塾 ご案内

オンリーワン企業に学ぶ 静新21世紀ビジネス塾

~快進撃企業に学ぼう~

全3回シリーズで独自の分野や技術、発想で躍進している企業のトップをお迎えし、お話を伺います。今年は、「快進撃企業に学ぼう」をテーマに、雇用開発や海外進出、新規事業開拓などの分野で快進撃を続ける企業をご紹介すると共に、坂本光司先生をはじめとした法政大学大学院教授陣との対談形式で、その経営理念などを詳しくお話しいただきます。

経営者をはじめ、起業を目指す方、若いビジネスマンやOL、管理職そして、これから就職を目指す方など幅広い皆様を対象に、ビジネスヒントや意欲を更に引き出していただくことを目的としています。

【と  き】 6/5(水)、7/3(水)、9/13(金)各19:00~20:30(予定)

【と ろ】  プレスタワー17階「静岡新聞ホール」

                       (静岡県浜松市中区旭町11-1)

【参加料】  21世紀倶楽部会員 無料 (代理出席不可) 先着50名(全3回)

第1回 6/5(水) 人材が殺到して快進撃

株式会社 坂東太郎(茨城県)代表取締役社長 青谷 洋治

聞き手:西浦道明(法政大学大学院客員教授、アタックスグループ代表パートナー)

第2回  7/3(水) 海外進出・海外工場進出で快進撃

清和海運 株式会社(静岡市) 代表取締役社長 宮崎 總一郎

聞き手:坂本光司(法政大学大学院政策創造研究科教授・同大学院静岡サテライトキャンパス長)

第3回  9/13(金) 新規分野展開・新事業展開で快進撃

株式会社 能作(富山県) 代表取締役 能作 克治

聞き手:坂本 光司(法政大学大学院政策創造研究科教授・同大学院静岡サテライトキャンパス長)

【お申し込み方法】

 電話又はFAXで21世紀倶楽部へお申し込みください。受講証を発送します。

【主 催】静岡新聞社・静岡放送

【共 催】21世紀倶楽部          

日時:2013年3月29日 14:15 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部
月例セミナーレポート

 

2013年3月19日(火)
21世紀倶楽部月例セミナー

 

南西域の状況等
講師 平田英俊氏 (航空自衛隊 航空教育集団司令官 空将)

 

【講演概要】

 中国は、軍事戦略として展開する2つの目標ラインを持っていると言われている。
1980年代半ばには、国の軍事力がつくまで、九州~沖縄~台湾の第一列島線を活動目標に定め、軍事装備の近代化を強化した2006年以降は、伊豆諸島~グァム~パラオの第二列島線での活動に移っている。その観点から見ても、沖縄は南西息を防衛する重要な拠点といえる。現在沖縄には陸海空合わせて約7700名が勤務し、そのうち航空隊員は3500人。防空活動の担当エリアとして設定された空域には、尖閣諸島や中国ガス田なども入り、非常に広範囲。しかし、陸地が少なく、飛行場も那覇にしか拠点がないので、より充実した対応のためには、さらに複数の飛行場があればと思う。
 近年、中国、ロシア、韓国などの周辺諸国が国防費を伸ばしているのに対し、日本は削減し続けていることもあり、現在では戦闘機保有に関しても、質・量共に中国のほうが上回っているといえる。また、中国艦艇等の活動状況を見ると、潜水艦や海洋調査船、海軍艦艇群が領海内を航行する事例が増加。特に尖閣諸島国有化の問題以降、一気に回数が増えている。空域でも、領空侵犯の恐れがあると注意警告するスクランブルが、2004年度までは40~50回だったのが、2009年度には100回を超え、2011年度にはさらに東のエリアに進出してきている。
 こうした状況を踏まえると、日本国の安全確保は、自衛隊や海上保安庁、警察などの個々の機関が対応すればいいというものではなく、国全体がトータルに訓練することが大変重要。平成22年に策定された日本の防衛計画の大綱で、やっと国全体での国防訓練の重要性が盛り込まれた。さらに、「自らの国は自らが守る」という使命感を持った若者を数多く育成していくことが大切。我々は、教育集団の担当として、気概を持った隊員育成が大きな任務と考えている。

講師:平田 英俊 氏

3月19日 講演会の様子

3月19日 懇親会、スタート

日時:2013年3月 4日 10:52 投稿者:pt21c

2013年2月21日(木) 

21世紀倶楽部月例セミナー 

100回失敗、50億失ったバカ社長の七転び八起きの成功術

~成功の反対は、失敗ではなく、何もしないことだ!~

講師 杉山春樹 氏(株式会社フード&サクセス代表取締役)

 

講師 杉山春樹 氏

 

【講演概要】
 3歳のとき自宅が全焼。父が大病をし、貧困生活を経験。夜学に通いながら勤務した東京電力時代に自分が何をしたいのかを模索するために世界を巡り、帰国後辞職。その後、紆余曲折様々な経験を糧に、33歳のとき創業したやきとり店がヒットしたのを皮切りに、次々と事業を展開。一時はダイエー子会社を買収し、売上50億円となるが、株式上場の準備中、謀略で破綻し、すべてを失った。しかし、失敗とは歩を止めてしまうこと。愚痴は吐かない。「吐」からマイナスの言葉をやめると「叶う」。うまくいかないときは、一度やめて、もう一度始めればいいと考えるようになる。成功には年齢は関係ない。ケンタッキー創業者は65歳からのスタート。ヘンリーフォードは7度の失敗と5度の破産を経験。エジソンは1万回の失敗を経験して電球を発明した。
 日本理化学工業(川崎市)、伊那食品工業(伊那市)など、素晴らしい会社は、人に感動を与えているからこそ成功していることを知った。また、それまで自分は人に騙されることが多かったがコインには表も裏も側面もあることを考えるようになった。すると、震災後、トレーラーハウスを利用した避難施設、塩害田の敷地を水耕栽培にした障害者雇用、エアコンの洗浄事業による節電対策等、新たな新規事業の発想が生まれた。
 また、事業展開を進めていく中で、再び失敗しないために、「ビジネスの成功+幸せ=成幸」の定義を作った。①金持ちでなくてもいいから、必要なものを買えるお金があり、②仕事も遊びも自分の自由になる時間があり、③元気な健康体があり、④喜びや悲しみを分かち合える友や家族があること。この4つをバランスよく保つことが大事。毎日小さな幸せを感じること。見返りを求めず、他人の力になること。明るく前向きに、素直と謙虚な態度を心掛け、悪口を言わない。そして何より魔法の言葉は「ありがとう」。幸せを引き寄せるエネルギー源は「あなたの思考と行動」なのだ。

講演の様子

懇親会がスタート

 

日時:2013年1月31日 12:19 投稿者:pt21c

201 3年1月24日( 木)


21 世紀倶楽部  月例 セミナー

 
今年の県内景気動向


講師 秋山修 氏 (日本銀行静岡支店長)

 日本銀行静岡支店長 秋山 修 氏

 

【講演概要】

 ヨーロッパが大きな懸念材料だった海外経済は、当面の危機感は薄れ、今年は若干伸びるのではとの見通し。為替は続いていた円高が、円安に変化しているのが特徴で、金融緩和の流れや国債利回り等、今後の動向に注目していく必要がある。
 国内景気においては、なかなかデフレ脱却の目途が立っていない中、1月22日に日銀が新たな金融緩和の方針を公表した。これまでは、2013年までに101兆円の基金で、国債を購入するとしていたが、今回はそれに加え、消費者物価2%アップの実現に向け、2014年初めから、期限を定めず月間13兆円で購入していくとした。そして実現のために、金融緩和だけでなく、同時に、政府との共同宣言で、成長力強化を揚げたことに大きな意味がある。
 地域の景気情勢では、昨年後半の海外経済のマイナスの影響が、地域経済に幅広く表れ、全国的に下向き。中でも静岡県は、製造業のウエイトが大きいことから、海外需要の減退や政策効果が一巡した影響なども受け、弱めの動きになっている。これまで、製造業や観光など、先頭に立って、日本を引っ張っていた静岡県だけに、構造転換の中で、日本全体が抱えるような課題を、一番背負っているといえるのかもしれない。
 しかし、再度、静岡県の強みを見直せば、製造業や観光の他、多様な農業品目を誇る農林水産業も大きな誇りであり、他産業と連携した六次産業化の取り組みも増えている。こうした各分野で、海外への働きかけを含め、まだまだ多くの新たな成長戦略を模索できる。これからの経済は低成長となり、小さなマーケットがいくつもできる形態へと移行していくなど、時代は大きな変化を迎えている。こうした流れを捉え、新しい戦略を立てることが重要だろう。新エネルギーや環境、健康関連など、新たな分野の芽も注目され始めている。また、浜松を中心とした県西部は、豊かな自然風土や奥深い歴史など、さまざまな地域資源が数多い。これらを活用し、地域の動きを積み上げ、成長力を強化して頂きたい。

1月24日 講演会の様子

1月24日 懇親会がスタート

日時:2013年1月31日 12:10 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

 

SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

 

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。会員も出演されることがあり、今回は㈱遠鉄ストアの山口宏規社長をゲストにお招きしました。1月13日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

㈱遠鉄ストア 山口宏規社長

【「高質スーパーマーケット」の維持目す】

 当社は今年創立40周年。春には、菊川市に30店舗目が開店します。ショッピングセンターの中に入るのですが、最近はこうした形が多くなっています。

 お客様に楽しく買い物をしていただくことがわれわれの使命。そのためには、お客様と接する社員が働きやすい職場を作ることが大切です。社員同士のコミュニケーションが取れれば、お客様とのコミュニケーションも取れて、気持ちよく買い物をしていただけると思います。チームワークのいい店が、一番いいのではないかと思っています。それから、生鮮食品の鮮度は最も大切にしているところです。

 平成18年から、全店舗にイート・イン・コーナーを設けるようにしています。おしゃべりをしたり、飲み物を飲んだり、くつろげる空間を作ろうということで、ご利用いただくお客様が増えています。

 当社は「高質スーパーマーケット」を経営方針に掲げています。商品、サービス、販売、鮮度、すべての面で高い質の店をキープしていくことを目指しています。

日時:2013年1月31日 11:51 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

 

SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

この番組は21世紀倶楽部が協力し毎週放送しています。

会員も出演されることがあり、今回は浜名湖競艇企業団の鈴木俊廣企業長をゲストにお招きしました。12月30日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

 浜名湖競艇事業団 鈴木俊廣企業長

【明るくきれいで安心感も】

 12月31日から1月6日まで、静岡新聞社・静岡放送杯ニューイヤーズカップを開催します。全国的にもレベルの高い県内46選手による恒例の正月レースです。

 競艇は6艇が1周600メートルのコースを3周して、勝敗を競います。一切のハンディはなく、男女が一緒に走ります。こうした競技は競艇だけだと思います。

 競艇というと、先入観をお持ちの方もいると思いますが、来場していただければ、明るく、きれいで非常に安心感のあるところを感じていただけると思います。舟券を買って、レースに集中する楽しみ方もあれば、いろいろイベントも行っていますので、家族連れやカップルでテーマパークのように楽しんでいただくこともできます。

 収益の一部は社会に還元しています。まず、浜松市と湖西市の財政に貢献しています。また、中央の団体を通して、広く社会福祉の増進にも貢献しています。さらに自治体が水道、下水道、病院を整備する際、貸付を行う地方公共団体金融機構の財源の一部とするため、収益を交付しています。

 

日時:2013年1月31日 11:36 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

 

SBSラジオ番組ラジオフォーラム「しずおかマイトーク」

 

この番組は21世紀倶楽部が協力して毎週放送しています。会員も出演されることがあり、今回は社会福祉法人聖隷福祉事業団の山本敏博理事長をゲストにお招きしました。11月25日(日)午後6時15分から放送された内容の要約を紹介します。

 

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 山本敏博理事長

【職員と現場の『やりたい』をかたちに】 

 2年前に80周年を迎えた当事業団は、創業者の一人、長谷川保らが結核の青年を世話したことから始まりました。「隣人愛」、困った人を自分の家族のように、兄弟のように助けようということが法人の理念となっています。

 現在、全国に122施設あり、職員は1万人を超えました。これは、職員や現場から、これをやりたいという要望があれば、できる限り対応するという姿勢なので、自然増殖的に事業が広がっていったということです。また、いろいろな地域から要望があります。それに応えるのは、社会福祉法人としての使命、役割と思っています。

 地域の中核となる病院があり、そこを中心にさまざまな機能的連携が展開できていると、良いサービスが提供でき、職員のやる気にもつながります。社会に尽くす、地域に尽くすという気持ちを常に持っています。

 子供の頃から川魚を採るのが好きで、最近はタナゴにはまっています。非常にかわいいです。孫と一緒に採りに行ったりしています。

日時:2012年12月28日 11:57 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部は 

12月28日より1月3日まで 休業させていただきます

新年 1月4日 金曜日より 通常営業いたします

よろしくお願いします

 

日時:2012年12月28日 11:17 投稿者:pt21c

平成25年 1月 自由語会 ご案内

 

 

 日   時      1月30日水曜日   18:30~

 

 会   場      プレスタワー15階 21世紀倶楽部 L会議室

 

 会   費      3,000円 お食事とお飲み物をご用意しています     

 

1月の自由語会は 恒例 「新春放談」  座長は 小池明成氏 です。

皆様のご参加をお待ちしています。

 

日時:2012年12月28日 10:13 投稿者:pt21c

2012年 12月19日(水)

21世紀倶楽部 大例会・自由語会 「忘年会」

会場:静岡新聞ホール(プレスタワー17階)

かんぱい!!

谷川 浜松総局長 アンカー・プラネット 中西由美子さん サイン会で選手を激励 料理がズラリ!!

左から 山田選手、松岡選手、藤田選手

抽選会がスタート

豪華景品が皆さんへ 豪華景品が皆さんへ

白熱した じゃんけん大会♪

12月例会は、今年最後のイベント「忘年会」として開催され、倶楽部メンバーのほか、ビジターを含めた約150名が静岡新聞ホールに集まった。谷川治浜松総局長の挨拶に続き、アンカー・プラネットの中西由美子さんによる乾杯の発声で会がスタート。会場には、J1ジュビロ磐田のMF山田大記選手、松岡亮輔選手、DF藤田義明選手が来場し、それぞれが来年に向けた抱負をスピーチすると、会場から拍手が沸き起こった。続くサイン会では、3選手がひとりひとりと握手を交わし、参加者から激励を受けていた。

 大例会の恒例となった抽選会では、ジュビロや自衛隊のオリジナルグッズ、花やドリンク、果物など、多くの企業・団体から提供頂いた品々が当たるとあって、会場は大盛り上がり。最後はじゃんけん勝ち抜きによる争奪戦で、すべての景品がプレゼントされて忘年会は終了。21世紀倶楽部は2012年一年の幕を閉じた。

 

日時:2012年11月30日 14:08 投稿者:pt21c

2012年 11 月21 日( 水)
21 世紀倶楽部  月例 セミナー
浜松工場100年のあゆみ
講師 佐川昇 氏 (JR東海浜松工場長 )

 

【講演概要】

 JR東海浜松工場は、 11月1日に開設100周年を迎えた。大正元、機関車、客車、貨車の修繕工場「鉄道院浜松工場」として開設されたが、これには浜松町民が、地域繁栄のためにと積極的に誘致に乗り出し、土地を提供てくれたことが大きかった。初めての機関車の修繕には2ヶ月かかったが、よい出来であったことや、ドイツ製のマレー式機関車の組立は、複雑な構造な上、図面が英語で書かれており、15名のスタッフが45日をけ修繕した記録等が残っている。大正6年からは工作機械を内製化し、2年後には模範的技術を立証するため、機関車を新製。昭和12年からはD51形(通称デゴイチ)を製造し、浜松工場では228両中69両を造り、他の工場に比べ、一番性能がよかったと評価された。
 昭和20年の戦災は浜松工場にも大きな被害を及ぼし、浜松から工場を移転する案まで持ち上がっていた。しかし「浜松で工機部を守りたい」という工場側の熱意が認められ、浜松での復興がスタート。昭和21年には戦前以上の業績を上げ、内閣総理大臣賞の表彰を受けた。国鉄発足以降も、新幹線検修工場指定を懇請。次々に新車両を新製し、昭和35年新幹線用の試験構体を二ヶ月間で製作した。新幹線の生みの親と言われる15代工場長の島秀雄氏は、D51形の設計者としても知られるが、彼は「新幹線といえども、今までの確実な技術を集約し、磨き上げただけだ」という言葉を残している。
 このように、幅広い車両の保守、製造、改造に携わることで、発展を遂げてきた浜松工場は、現在、東海道新幹線唯一の全般検査を行う専門工場として稼働し、平成31年3月完了予定でリニューアル工事を実施中。来年、営業運転開始予定の新型新幹線「N700A」の技術の一部を取り入れる改造工事も進んでいる 。改めて、工場の100年を振り返ると、さまざまな岐路を経験しながらも、現在の浜松工場を支えてきたのは、先人たちの「やらまいか精神」があってこそ、と実感している。今後もその精神を引き継ぎ、検査を通じて、車両の安全を進めていきたい。

 講師:佐川昇氏

講演会(17階静岡新聞ホール)

懇親会 

 

 

日時:2012年10月29日 13:59 投稿者:pt21c

2012年 2012年 10 月19 日( 金)


21 世紀倶楽部 定例セミナー

想定東海地震に備える

 

 講師 小林佐登志 氏 (静岡県地震防災センター所長  )

 

10月19日講演会の様子

 

【講演概要】

 東海地震は、プレート境界に起こりやすい海溝型が想定され、東日本大震災と同じ原理と考えられている。しかし、東日本では震源域がすべて海域で、陸域での揺れはさほど大きくなかったのに対して、想定東海地震では津波の心配と同時に、阪神淡路大震災のような、陸域での大きな揺れ(震度7~6の直下型)も同時に起こる心配がある。そこで県では、平成13年に作成した被害想定数値をさらに半減させようと、アクションプログラムを作成して、対策に取り組んでいる。

県の地震対策は、 昭和51年の地震予知連絡会総会で、地震学者である石橋克彦神戸大学名誉教授が東海地震への警告を発表したのをきっかけに、当時の山本敬三郎県知事が県民の命を守るべく、昭和54年から対策をスタートさせた。以来30年以上が経った現在、地震対策に掛けたお金は二兆円。防潮堤などハード整備は、全国でも先進的な取り組みをしている。学校校舎の耐震整備も進み、公立学校は平成27年度までに100%にしようと計画を進めている。

 しかし、公共の対策だけでなく、何よりも重要なのは「自らの命は自ら守る」という県民一人一人の意識。静岡県内では、組織率ほぼ100%の自主防災組織が大きな力であり、地震対策への県民意識が非常に高いことが自慢。今後ますます高齢化が進み、道路や橋梁、新幹線等、インフラの老朽化 対策が重要になっていく中、地域の人たちの意識は大きな戦力となる。そのため、企業や学校内において、防災リーダーとなる人材を一人でも多く育成していきたいと考えている。

 また、各家庭での防災大使雲基本。県危機管理局職員が考案した「家庭内DIG」は、災害時の対応策を考えるベースとなるので、積極的に活用してほしい。耐震性の家に住み、3日以上の水と食料、煮炊き用の携帯ガスコンロや、冬場の寒さしのぎに石油ストーブを確保するなど、最低一週間は自分たちで生き延びるために必要なことを、日ごろからしっかりと、各家庭で相談し、意識を高めて頂き、地域の防災訓練にも、積極的に参加して頂きたい。

10月19日 懇親会の様子

日時:2012年10月29日 13:44 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部 

 

SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」

 

同番組は21世紀倶楽部が協力して毎週、放送しています。会員も出演することがありますが、今回は浜松市出身の県弁護士会会長、渥美利之さんをゲストにお招きしました。

9月30日(日)午後6時15分から15分間、放送された内容を要約して紹介します。

 静岡県弁護士会会長 渥美利之氏

【弁護士業務通し人間の深さ学ぶ】

学生時代は検事が性に合うと思っていて、あこがれも感じていました。しかし、検事になると全国を転勤しなければいけません。長男で実家には両親しかいませんでした。親は好きな道に進んだら、と言ってくれましたが、最終的には弁護士を選択しました。

弁護士バッジはひまわりと天秤をかたどっています。ひまわりは自由と正義、天秤は公正と平等を象徴しています。検事、判事にもそれぞれに即したデザインのバッジがあります。

弁護士という職業は仕事を自分で選ぶことが出来ます。しかし、交通事故や酒のトラブルなど、ちょっと失敗したからと依頼されると断りづらいこともあります。頼られれば頼られるほど、一生懸命やってあげなければ、と思います。

テレビの「水戸黄門」の世界では勧善懲悪、いい人と悪い人がはっきりしています。現実には人は、良いことをしながら、悪いこともちょっとしていたりします。仕事を通して、そうした「人間」が垣間見えて、人間の深さを自分なりに勉強させてもらっている、と感じます。

 

日時:2012年10月29日 13:23 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

オンリーワン企業に学ぶ 静新21世紀ビジネス塾

~ 地域社会・住民が誇る企業~

独自の分野や技術、発想で躍進している企業のトップをお迎えし、お話を伺います。今回は、「地域社会・住民が誇る企業」をテーマに、企業の地域貢献、地域と共に歩む企業の取り組みや、在り方など、法政大学大学院の坂本光司教授他との対談形式で、その経営理念などを詳しくお話いただきます。経営者をはじめ起業を目指す方、若いビジネスマンやOL、管理職そして、これから就職を目指す方など幅広い皆様を対象に、ビジネスヒントや意欲を更に引き出していただくことを目的としています。

【と  き】12/20(木)2013年1/22(火)2/12(火) 19:00~21:00

【と ろ】プレスタワー17階「静岡新聞ホール」 (静岡県浜松市中区旭町11-1)

【参加料】  21世紀倶楽部会員 無料 (代理出席不可) 先着50名(全3回)

第1回  12/20(木) 南富士株式会社   代表取締役社長 杉山 定久(三島市)

聞き手:坂本 光司(法政大学大学院政策創造研究科教授、

同大学院静岡サテライトキャンパス長)

第2回2013年1/22(火) 株式会社菓匠Shimizu 代表取締役社長 清水 慎一(長野県)

聞き手:坂本 光司(法政大学大学院政策創造研究科教授、

同大学院静岡サテライトキャンパス長)

第3回2/12(火) メーカーズシャツ鎌倉株式会社取締役会長 貞末 良雄(神奈川県)

聞き手:西浦 道明(法政大学大学院客員教授、アタックスグループ代表パートナー)

日時:2012年10月 4日 11:19 投稿者:pt21c

2012年9月21日(金)
21世紀倶楽部定例セミナー
浜松市(政)の課題
講師 伊藤篤志 氏 (浜松市副市長)

 

【講演概要】
まずは地震と津波対策について。8月末、内閣府 南海トラフの巨大地震モデル検討会が「南海トラフの巨大地震に関する津浪高、浸水域、被害想定」を発表した。それは、浜松市内7区全域が最大震度マグニチュード7、津波高は南区で最大16mと想定された。これは、浜松市が対策をしていた第三次被害想定の3倍の数値である。
 浜松市の津波対策の基本は、「知らせる、逃げる、防ぐ」の3つ。市域全体をカバーした防災行政無線やFM放送、携帯電話等も利用し、いち早く市民に知らせる。そして津浪が到着すると想定される20分以内に、浸水域以上の場所へ避難するため、ビルや施設、タワー、マウンドなどの避難場所を確保している。また、現在、㈱一条工務店さんの寄付金を活用し、浜松市沿岸域約17.5㎞という、暫定を上回る防潮堤整備を進めることが、県、市、一条工務店の三者で合意となり、先日、中田島で鍬入れ式が行われた。防波堤完成までには、まだまだ積み上げるべき課題はあるが、関係者が協力し合い、なるべく早く実現させていきたい。そして、さらに市内の地域ごとに、きめ細かな把握をし、津波によって亡くなる方を限りなくゼロにしたいという考えで対策を進めていく。
 次に、浜松市と静岡市のデータ比較を紹介する。そこから見えてきた浜松の課題は、まさに日本が抱える課題といえる。ポイントは、市外からどのように人を流入させ、人口増加に繋げるか。それには、働く場や都市の魅力をアップさせることが大切だ。リーマンショック以降、経済情勢が低迷しているとはいえ、浜松の一次・二次産業は、まだまだのびしろがあり、六次産業化の取組みも期待されている。従来の産業分野のみならず、医療、介護、健康、健康長寿に繋がる新しい研究・サービス産業を育てることが重要だ。住みよい町、子供を育てやすい町、そんな文化力を創るために、市ができることを行い、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」の実現を目指していきたいと考えている。

講師:伊藤篤志副市長

浜松市政の課題

9月21日懇親会15階21世紀倶楽部にて

日時:2012年8月30日 13:12 投稿者:pt21c

2012年8月21日(火)

21世紀倶楽部特別講演会

大相撲 今と昔~相撲道に精進する力士たち~

芝田山親方(元横綱・大乃国)

 

【講演概要】
私が初土俵を踏んだ昭和53年当時は相撲ブームで、多くの入門者がいた。しかし最近は、入門希望者が減り、体格検査を低い基準にして間口を広げているのが実情。現在自分の芝田山部屋では5人の弟子を育成している。
自分が内弟子として入門した当時の部屋は、30~40人が所属する名門で、自分より体が大きな人ばかり。「大変なところに来てしまった」と思ったが、逃げることもできず、自分で自分の力を試してみようと腹を決めた。何のスポーツも基本が第一。四股(しこ)を1時間踏み続けるのは当たり前で、足元に汗の水たまりができたほど。そのあとすり足やぶつかり稽古が続いた。着物の畳み方、ロープの縛り方、食事でのマナーなどは各部屋の兄弟子が教えてくれできなければ箒(ほうき)でピシャッと叩かれた。現在では、いじめと問題になるかもしれないが、当時の自分たちは修行だと思い、そのお蔭で叩かれないように必死に勉強する気持が養われたと思う。稽古は「これで十分」ということはない。明日はどうやって休もうかと考えるほど苛酷な稽古だったが、それに耐えたおかげで、自分は1年目で十両に上がることができた。
横綱になってからもあえて辛いノルマを自分に与え、スタミナをつけることに励んだ。それほど稽古をしても、私の幕の内優勝はたったの2回。それほど厳しい世界といえる。
最近「日本人横綱が出ない」と指摘される。今の日本では何不自由ない生活の中で、我慢したり、人と競ったりすることが少ない。日本語を覚える外国人は、理解しようという気持ちが強い分、出世も早い。ハングリー精神の差が表れているのかもしれない。
地方巡業も大きく変化した。以前は、稽古の後、自分たちで食事を準備するため食器を持ち歩き、近所のお宅の水道を借りるなど人々との触れ合いも多かった。私にとって巡業は、普段稽古をしない人と稽古ができることが何よりの楽しみだった。「楽しくやる稽古は自分に対して返ってくるものが大きい」と弟子たちにも話をしている。
10月に開催される浜松出世場所では、巡業ならではの見どころである、稽古や初切(しょっきり=禁じ手を面白おかしく紹介)、また、相撲甚句や呼び出しが叩く太鼓の音にも耳を傾けてほしい。お相撲さんを間近に観られるのは巡業ならではの醍醐味。関取だけでなく、これから出世しそうな若手を見出して、応援して頂けたらとても嬉しい。

芝田山親方

8月21日 特別講演会の様子

和やかな懇親会

 

日時:2012年8月30日 12:51 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部
SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」

会員のとぴあ浜松農業協同組合経営管理委員会会長田端敬一氏がこのほどSBSラジオ番組に出演されました。8月5日(日)午後6時15分から15分間、放送された内容を要約して紹介します。

とぴあ浜松 田端敬一氏

【満足度向上を常に意識】

当農協は天竜区と北区三ケ日町を除いた浜松市と湖西市が管内となります。平成
7年4月に、当時の3市5町にあった14の農協が合併してスタートしました。
現在、職員を対象に「『ありがとう』を私たちの喜びに」という取り組みをしています。

当農協が組合員ら利用者にとってなくてはならない存在になるためには、満足度

の向上を意識した取り組みが不可欠、と思い21年度から進めています。おかげさま

で、お客様から「変わったね」という声をあちらこちらからいただくようになりました。
特産の玉ネギは、ピーク時には500ヘクタールの耕作地がありましたが、現在は

100ヘクタールを割り込もうとしています。重要な問題ととらえ、機械化による大規

模経営を検討、当農協が出資して、生産法人「とぴあふぁー夢」を設立しました。
当農協直営のファーマーズマーケットは好評です。管内で生産された新鮮で安心、
安全な農畜産物を消費者に直接供給する事業として力を入れています。11月には

4店舗目がオープンする予定です。

日時:2012年7月27日 15:42 投稿者:pt21c

8月例会

 

 

8月例会は静岡新聞社・静岡放送とSBSプロモーションが主催する大相撲浜松出世場所(10月21日、浜松アリーナ。財団法人・日本相撲協会協力)の開催を控え、芝田山親方(元横綱・大乃国)を講師にお迎えした特別講演会を開催します。

講演の後には通常の例会通りに懇親会もあります。会員の皆さまにはぜひ、ご出席いただけますようお願いいたします。

 

日  時     8月21日 (火)  18:00~ 特別講演会  

                     19:00~ 懇親会

会  場      特別講演会    17階  静岡新聞ホール

           懇 親 会        15階  21世紀倶楽部 サロン

                                      

講  師          芝田山親方(元横綱・大乃国)

                                    

演   題          「大相撲 今と昔 ~相撲道に精進する力士たち~」

 

芝田山親方

◇ 講師略歴 ◇

 本名は青木康。昭和37年、北海道河西郡芽室町生まれ。昭和53年春場所が初土俵。通算成績 426勝228敗105休。幕内最高優勝2回、殊勲賞5回、敢闘賞2回。

 昭和57年春場所新十両、58年春場所新入幕。この年の九州場所で北の湖・千代の富士・隆の里の三横綱を倒す大活躍。翌年春場所では三横綱三大関を総なめにし、殊勲賞・敢闘賞を受賞。60年、大関昇進。62年夏場所で全勝の初優勝を果たし、横綱。翌年春場所で2回目の優勝、九州場所で千代の富士の53連勝に土を付けた。

 平成3年、28歳で引退。「芝田山」を襲名し、11年、芝田山部屋を開設。弟子育成に奮闘する傍ら、角界きっての甘党美食家としてテレビ番組などでも活躍中。

 

 

 

 会員及び代理出席者はセミナー、懇親会ともに無料です。

 同伴者及びビジターはセミナー&懇親会参加費としてお一人様3,000円となります。

 準備の都合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

日時:2012年7月27日 14:53 投稿者:pt21c

20 12 年7月19 日(木)

 21 世紀倶楽部【納涼祭】

会場: プレスタワー  17F  静岡新聞 静岡新聞 ホール

7月の例会は、員だけでなく 、同伴者やビジターを含めた賑かな『納涼祭』 として開 として開 いた。 冒頭、 静岡新聞社浜松総局の西貝勝己次長挨拶 に続いて 、2012 年ミス浜松の青木美菜さんと坪井秀が 、活動の抱負を述べてスタート。参加 者は、生ビールやさまざな料理に舌鼓を打ちがら 、互いの 親睦を深めた。
 ステージは、 伊藤圭介アナウンサーの軽妙な司会で進行。 地元浜松の出身ミュー ジシャンで、 SBSラジオのパーソナリティも務める 、クレイン (ボー カル&ギター)が演奏を披露。さらに 、納涼祭の恒例 となっている、「 ミスタートシ」こと、鈴木淑介さん(倶楽部会員)のマジックが 、会場を盛り上げた。
 また今回は 、フットサルのアグレミーナ浜松選手たちが来場。選手ひとりひとりが今後の試合に向けた抱負を語ると、会場から大きな拍手が沸起こった。続いて、会場に駆けつたミス浜松まつりの荒川怜美さんやSBS の柳澤亜弓アナウン 飛び入りで挨拶。 普段は静岡放送の報道記者として活躍する杉山卓氏も登場し、神懸かりと 絶賛されるアコーディオン演奏を披露。クレインとのセッションステージも繰り広げられた。
納涼祭後半では、 21 世紀倶楽部の事務局長 ・支配人として 、長年務めた徳光恵二 氏が、 定年退職するにあたり、会員の伊藤安子さんが 花束を贈呈。そして 締めく く りは 、イベントやスポーツ観戦チケット等が当たるジャゲーム を行い、参加 者は夏の夜のひときを楽しんだ。

西貝勝巳局次長

青木美菜さん

坪井秀美さん

荒川玲奈さん

ミスタートシ(鈴木淑介さん)

柳澤亜弓アナウンサー

クレイン

杉山卓氏

“アグレミーナ浜松”選手の皆さん

 

徳光恵二さん

☆お疲れさまでした!!

 

じゃんけんゲーム!!

日時:2012年6月29日 11:13 投稿者:pt21c

2012年6月25日(月)
21世紀倶楽部総会・特別講演会

 

『はやぶさ』が挑んだ人類初の往復宇宙飛行、その7年間の歩み
講師 川口 淳一郎氏 JAXA宇宙科学研究所教授

6月25日、21世紀倶楽部総会が17階静岡新聞ホールで開かれた。松井純代表があいさつした後、平成23年度事業・会計報告とともに、24年度の事業計画・会計予算が参加者の拍手をもって承認された。総会後はJAXA宇宙科学研究所の川口淳一郎教授が「『はやぶさ』が挑んだ人類初の往復宇宙飛行、その7年間の歩み」と題して講演した。

【講演概要】
2003年5月9日に小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた。これは、小惑星イトカワに到達し、その表面を観測してサンプルを採集すると共に、飛行開発技術を証明することを目的としていた。小惑星の表面からは、かつて地球が創り上げられた時と同じ材料を採集することができる。それらを持ち帰り調べることで、地球生命の起源を知り、地震のメカニズム等を解明することができるのだ。
本当なら、4年後の2007年に帰ってくる予定だったが、途中、燃料漏れのトラブルが起
こり、「はやぶさ」は消息を絶った。しかし私たちは迷わず救出に入った。2009年11月には「はやぶさ」すべてのイオンエンジンが寿命を迎えたが、ここで奇跡が起きた。壊れていないエンジン部分を繋ぐ試みが成功したのだ。こうして2010年6月13日、「はやぶさ」は地球へ帰ってきた。
50年後、100年後、太陽系での資源開発と輸送システムが確立し、宇宙航路によって、移住も夢ではないかもしれない。こうした未来を視野に入れながら、次なる「はやぶさ」の目標は、ハイブリッドの新型宇宙船。人類は太陽系の中で、新たな資源を求めて航路を開く時代、「深宇宙港」を核とする太陽系大航海時代が来る。「はやぶさ」は、この飛行ができることを証明したのだ。すでに小惑星の資源を狙う会社がアメリカで起業された。日本こそ考えなくてはならないのに、我が国ではできない理由を考える傾向が強い。発想を転換し、「やれる理由」を探し、常に新しいことへ取り組むことが大事だ。現在、2014~15年に「はやぶさ2」の打ち上げが予定されている。見えていなかった未来がまた見えてくるに違いない。若い人たちには、挑戦を忘れず、技術発展にチャレンジし、我が国の復活を遂げてほしい。

松井純代表

松井純代表

 

講師:川口淳一郎氏

講師:川口淳一郎氏

 

記念講演会の様子

記念講演会の様子

日時:2012年6月29日 10:55 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部
SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」

 

会員の磐田信用金庫理事長高木昭三氏がこのほどSBSラジオ番組に出演されました。5月27日(日)午後6時15分から15分間、放送された内容を要約して紹介します。

磐田信用金庫理事長高木昭三氏

【ブラジルとの橋渡しなど地域支援】

当金庫は日系ブラジル人の支援を進めています。もともと磐田市、浜松市周
辺で6万人もの日系ブラジル人が出稼ぎに来ていました。頑張って働いてくれ
たのですが、半面、子供たちの教育には関心が薄かった。将来に可能性がある
子供たちの支援をしようと、文房具を送ったり、ブラジル人学校に融資するな
どの支援をしました。
ブラジルと日本の中小企業の橋渡しも行っています。9月には3回目の経済ミ
ッションをブラジルに送ります。2年後にワールドカップ、4年後にはオリンピ
ックもあり、当地域の関心は非常に高いですね。
起業などを支援する「ビジネス・コンテスト」を始めて10年になります。こ
れまでに555件の応募がありました。起業する方には、「経営の相談相手」や「情
報提供」といったことに、支援のニーズがあります。
ジュビロ磐田も応援しています。U-18監督の鈴木秀人さんに当金庫のア
ドバイザーをお願いしています。こうした動きが地元企業に広がれば、選手た
ちも安心して頑張れると思います。

日時:2012年5月30日 14:58 投稿者:pt21c

会員の皆様へご案内

プレスタワー15階 21世紀倶楽部 サロンをご利用ください

落ち着いた空間でお仲間同士の語らいの場、お取引先との打ち合わせ、待ち合わせなど自由な時間をお過ごしください。

スタッフ一同心よりお待ちいたしております。

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

プレスタワー15階 21世紀倶楽部 サロン

日時:2012年5月30日 14:20 投稿者:pt21c

 2012年5月21日(月)
21世紀倶楽部定例セミナー
「富士山の世界文化遺産登録を目指して」
講師 下山 晃司氏 静岡県文化・観光部長

【講演概要】
静岡県文化・観光部は平成22年に発足した組織で、文化と観光が一体となり、「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりをテーマに活動中。現在はユネスコに、富士山の世界遺産登録の推薦書を提出し、登録審査を受けている。
「世界遺産」とは1972年にユネスコで採択された国際条約で、2011年11月現在188カ国が締結。日本は世界125番目に、法隆寺地域の仏教建造物が世界遺産となったのを皮切りに、2011年までに16件が登録された。その数は世界14位(ちなみに1位のイタリアは47件)。
世界遺産として登録されるには、ユネスコの価値基準を基に、世界で唯一無二のものであることを証明し、それぞれの資産を持つ地域の人たちが、将来に渡って守っていく体制を作り、保護・管理を約束することが必要となる。平成15年に、国内19の自然遺産候補地の中に富士山も含まれていたが、火山学的に他に例があることや、ゴミ、し尿処理対策も指摘され、当時は登録に至らなかった。しかしその後、トイレ整備や不法投棄パトロールなどの対策を進め、富士山を世界遺産にする国民会議を発足。今回の文化遺産登録審査という正念場を迎えるに至った。富士山は「富士山信仰」という山岳に対する固有の文化的伝統を持っている。また万葉集や古典物語に登場するだけでなく、世界の芸術家にも大きな影響を与え、芸術の源泉であることも明らか。こうした価値をコンセプトに打ち出し、普遍的価値を証明していく。
今後の保護・管理については、静岡県行動計画を策定し、富士山世界遺産センター(仮称)を整備、さらに2月23日を富士山の日に定めるなど、国民運動を展開していく。今年の夏から秋に現地調査が入り、平成25年夏に登録されるかが決定される。登録後には、知名度アップによる地域住民の誇りが高まるだけでなく、経済的効果も期待でき、その影響は県東部だけでなく、県内各地へ波及する大きなチャンスと捉えている。そこで、是非とも皆様には、富士山世界文化遺産両県県民会議(会費無料)へご賛同頂き、ポスター掲示や保護・保全活動の応援協力をお願いしたい。

下山晃司氏

講演の様子

懇親会スタート

 

日時:2012年4月27日 15:27 投稿者:pt21c

4月例会 セミナーレポート

2012年4月20日(金)
21世紀倶楽部定例セミナー
「ジオラマファクトリーと中心市街地活性化」
講師 内山淳平氏
「浜松ジオラマファクトリー」主宰 、NPO法人「はままつ未来会議」理事長

【講演概要】
浜松中心市街地の衰退理由を話し合っていくと、「行政が悪い」「商店街があぐらをかいている」「デベロッパーに問題がある」などの意見をよく聞く。しかし現在の状態は必然だと思う。理由の一つは、郊外店の恩恵を受けている人が多いこと。もう一つは、浜松駅と新浜松駅のアクセスがよすぎるため、人々の歩く仕組みが消えてしまったこと。静岡市を見ると、静岡駅と新静岡駅が離れていて、その近くに県庁と市役所があるため、市民の歩く仕組みができあがっている。こうした地理的条件の違いは大きい。
しかし、だからといって、市街地の衰退をこのままにしてはおけない。今、自分の住む
天竜区は過疎の最前線地域。それを食い止めるためには、浜松街中の人口増加が必須。さらに、自分達のような郊外の人の利便性のために、中心街の人たちが犠牲になっていると考えたら、自分も浜松の中心市街地活性化に力を尽くしたいと考えた。
経済産業省の「街元気プロジェクト」にまとめられた街の活性化事例を調べると、一度
衰退した都市が、商業を集積させることで再活性化した事例はない。成功したのは、鳥取県境港市が「水木しげるロード」によって活性させたような、観光への取組みだった。現在浜松には、全国に自慢できる楽器博物館がある。ならばもう一つの大きな観光の目玉を作り、2つの拠点を人々が行き来する「2核1モール」を形成してはどうか。浜松駅に近い楽器博物館とザザシティの距離なら、東京~大阪間の観光の合間に、短時間の浜松観光を組み込むことも可能だ。
こうして浜松ジオラマファクトリー設立を計画した。山田卓司さんは、テレビチャンピ
オンの競技で5回優勝している日本を代表するジオラマ作家。2009年夏に「浜松観光
のために作品を貸してほしい」とお願いに行くと、快く応じてくれた。それから2年半。
3月にオープンし、浜松ジオラマファクトリーは、少しずつ注目され、各地から訪れる人
も増えてきている。さらに今後、日本各地、また世界からこの浜松を目指して来てくれる人が増えるよう、皆様にご支援をお願いしたい。

内山淳平氏

懇親会の様子

講演

 

日時:2012年4月27日 15:17 投稿者:pt21c

SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」

21世紀倶楽部会員の㈶浜松観光コンベンションビューロー理事長中山正邦氏がSBSラジオ番組に出演されました。41()午後6時15分から15分間、放送された番組の内容を要約して紹介します。

プレスタワーでラジオの収録に臨む中山理事長

【浜名湖花博を機に観光に力】

 

浜松市はものづくりのまちで、良いものを作っていれば何とかなる、という感じがありました。しかし、500万人が訪れた2004年の浜名湖花博以降、もう少し観光に目を向けなければいけないという機運が盛り上がってきています。

海外との関係では都市間の連携が重要になると思います。浜松市は一昨年、中国・瀋陽市と観光交流協定を結び、こちらからも行き、瀋陽の方も多数来ていただいています。また浙江省の西湖と浜名湖、湖同士の観光交流協定も締結されました。

新東名の県内区間開通を受けて、今のところ三ケ日が最終地点ですので、首都圏の方に三ケ日に来ていただいて、浜名湖や舘山寺、それに北遠地方の自然の素晴らしさなども見ていただければ、と思います。

今、経済と道徳を両立させる報徳思想が必要だと思っています。経済のない道徳は労多くして功なし、道徳のない経済は永遠の道がおぼつかない、という考えが企業人には重要です。

 

日時:2012年4月 2日 14:49 投稿者:pt21c

3月 セミナーレポート

 

2012年3月21日(水)

21世紀倶楽部定例セミナー

「街中活性化に取り組んだ一年」

講師 河合正志氏 「浜松まちなかにぎわい協議会」事務局長

 

【講演概要】
浜松まちなかにぎわい協議会は、2年前に「自分たちのまちは、自分たちの手で」をスロ
ーガンにスタート。鍛治町のマルHビルに事務所があり、浜松市や民間から集まった6人が常
勤。財源確保は、法人格である浜松マネジメント株式会社が担当している。
これからの街づくりは、「浜松が持つ地域資源の魅力をコンセプトに掲げ、みんなで作る
街づくり」を目指すべき。若い世代がどんな思考で、未来に何を求めているかを考えながら
街づくりを進めるため、商店街、企業、一般住民など、さまざまな街中関係者のネットワー
クづくりが重要と考えている。
これまで「まちゼミ」「夏の芸術祭」「冬フェス」など各種イベントの実施によって、ネッ
トワーク構築だけでなく、商業者が再度勉強し直す良い機会となり、また店舗同士、商店街
同士、企業や市民との交流を深めることができた。
資金確保では、全国でも始まったばかりのエリアマネジメント広告を進めている他、この
4月からギャラリーソラモの指定管理を受け動き始める。この場所で大きな利益を生むこと
はできないが、イベントを実施することで街中のにぎわいにつながると考えている。
街づくり戦略では、個人と法人の歩み寄りが重要。それぞれ環境や状況が違うため、問題
共有は難しいが、企業として成り立つメリットが、街中の人たちとうまく合致したとき、街
が少しずつ動いていくだろう。また、地権者へのアプローチを進め、地主、ビルオーナー等
にも街づくりに参画してもらい、合意形成できる体制を整え、人口減少や高齢化などに対応
できる街づくりを進めていきたい。
今後は、再度、基礎調査と分析を行いビジュアライズ化し、ワークショップなどを開催す
ることによって、まちづくりの関心度をアップさせ、具体的に空き店舗を利用したトライア
ルを行う予定。持続可能な街づくり組織を構築するためにも、協議会はその主体ではなく、
あくまで「街をこうしたい」という思いを持って活動する人たちをサポートする位置であり
たい。その基盤作りのため、皆様のご協力をお願いしたい。

河合正志氏

講演の様子

懇親会スタート!!

 

日時:2012年3月 2日 15:17 投稿者:pt21c

2012年2月21日(火)
21世紀倶楽部定例セミナー
「徳川家康公と久能山東照宮」
講師 落合偉洲(ひでくに) 氏 久能山東照宮 宮司

【講演概要】
1月9日まで浜松市美術館で開催された、浜松市制100周年記念特別展「戦国の覇者 徳川家康と浜松展」で、久能山東照宮が所蔵する、重要文化財14点を含む約140点を、皆様にご覧頂いた。この展示会の図録に、徳川宗家第18代当主、徳川恒孝(つねなり)氏が述べた文章が載っている。「三方原の戦いで痛い目にあった家康が、その後、成長していく原点となり、後に260年にわたる世界に類のない平和な時代を作る礎になったと思われる浜松は、まさに平和の原点と言える」と。
家康は、幼少のころ、臨済寺の雪斎和尚から「戦の無い世の中にするため、強い侍となると同時に、知力と体力を鍛えなくてはならない」と教えを受けた。天下統一後も、特に「教育」に力を入れ、65歳で江戸から駿府に移る際には、1万冊の書物を持ち込み、若き家庭教師も同行させた。そして、中国政治の倫理書と言われる『群書治要(ぐんしょちよう)』などを印刷させ、教育に利用している。また対外的には平和交流の考え方をベースに、交易を積極的に推進。1609年スペイン王国の配下にあったメキシコの船が漂着した際には、乗組員たちを手厚く歓待しただけでなく、銀の精製技術を学ばせる外交交渉にまで結び付けている。
その後、この海難救助に対するお礼として、スペイン国王から贈られた時計は、現在、重要文化財として久能山東照宮博物館に保存されている。これは、家康没後200年間、蔵に眠っていたお蔭で、当時のままの姿で遺されていたことが貴重で、国宝級の価値と高く評価されている。今後、イギリスの大英博物館の協力を受け、この時計の更なる調査研究を進めていく予定だ。
家康は、75年の生涯のうち、静岡で25年間、浜松で17年間を過ごしているため、両市には家康にまつわる品々が数多い。久能山東照宮にも、家康関連の遺品が沢山保管されているので、今後、「家康薨去400年祭」に向けて、それらの魅力に磨きをかけ、世界中に発信していきたいと考えている。そしてこれらの文化財を軸にして、静岡・浜松両市が観光都市、文化創造都市として発展していく道があるのではないかと思っている。

落合偉洲氏

講演の様子

懇親会スタート

 

 

日時:2012年3月 2日 14:47 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部

 SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」

 21世紀倶楽部会員の浜松ホトニクス株式会社代表取締役社長の晝馬 明氏がSBSラジオ番組に出演されました。2月19日(日)午後6時15分から15分間、放送された番組の内容を要約して紹介します。

プレスタワーでラジオ番組の収録に臨む

 

【レーザー核融合の研究に注力】 

光技術の中に光電変換素子という技術があり、これは当社が世界でトップと自負しています。当社の製品は医療関係に使われることが多く、PET(陽電子放出断層撮像装置)では10%近いシェアを持っています。

「人類未知未踏」というのが、晝馬輝夫会長がいつも言う言葉です。製品開発だけでなく日常の業務でも、知らないことをやってみろということです。

現在、力を入れているのは、レーザー核融合の研究です。原子力発電にはいろいろ問題もありますが、これはレーザー、つまり電気を止めれば、何も起こらなくなるので非常に安全で、将来の発電技術として可能性のあるものと思っています。

実用化に向けては、まだ道半ばといった状態です。それでも注目度も高まっていますし、われわれも一企業としてできることはやろうと思っています。

しかし、これは最終的には国家プロジェクトにするべきだと思います。日本のあらゆる産業に貢献できる技術だと思っています。

日時:2012年1月30日 16:01 投稿者:pt21c

2012年1月20日(金)
21世紀倶楽部定例セミナー
「今年の県内景気見通し」
講師 秋山修 氏 日本銀行静岡支店長

昨年は、震災、円高、ヨーロッパ危機、タイの洪水等、波乱続きの一年。震災の影響は長期的な課題として今後も続くと予想されるが、今、直面している一番の問題は、ヨーロッパ危機のリスク。リーマンショックの多額な景気対策のツケと、ユーロバブルのしわ寄せが為替にも影響し、国際的金融市場が混乱する可能性もある。景気・物価の先行きや、IMFによる世界経済の見通し数値では、2012年にはまずまずの成長と予想をしているが、あくまでヨーロッパが大きく崩れないことが前提となる。国際利回りを見ると、日本は巨額の財政赤字を抱えているため、アメリカやドイツに比べて格付けは非常に低い。財政赤字を我が国がどう処理するかが、企業経済への大きな鍵となるだろう。
国内を見ると、静岡県の業況や雇用面は、リーマン以降全国を下回っているのが実情。最近は自動車関連の挽回もあり、震災から持ち直しの動きはみえたが、生産は鈍化。個人消費は、全体としてみると前年よりマイナスの状況だ。しかし静岡県は、製造業だけでなく、医療や農林水産関連、観光など、多様な地域資源がある。健康・医療品、高級食材等を海外に出したり、富士山空港と結びつけた滞在型リゾート考えたり、新東名などの新立地や東海地震への対応を考えたり、新エネルギーを見直したり、さまざまな可能性がある。新しい需要をいかに今後掘り出していけるかがひとつのポイントになるのではないか。
以上のような世界情勢、景気の動向を踏まえ、日本銀行では、消費者物価が安定するまで続ける実質ゼロ金利政策や、基金の創設、市場への資金供給を実施している。中長期的な課題になるが、ヨーロッパの動向を見極めながら、地域の活性化に取り組んでいくのが今年の課題である。

 

秋山 修氏

講演の様子

懇親会のスタート

日時:2011年12月28日 12:10 投稿者:pt21c

11 年12 月15 日(木)
12月 「大例会 」
会場:静岡新聞ホー ル(プレスタワ17 階

2011 年の大例会 が、 プレスタワー 17 階の静岡新聞ホール で開催され、 倶楽部メン バー やビジター 約 100 名が集ま り、懇親を深めた。
 今年の特別ゲストは、 J1 ジュビロ磐田の山田大記選 手、小林裕紀 選手、金園英学 選手の若3名。今年 12 得点の 活躍 を見せた 金園選手は「来年も謙虚な姿勢でグラ ウンドに立ちたい」と  来年の抱負を述べた 。小林、山田両選手も「支えて頂いている皆さんに 恩返しができようるようこれからも 頑張 りたい」と 力強い決意を語 ると 、会場から応援の拍手がわいた。 3選手のサイン入りカレダーがプゼトされた後 は、サイン会と撮影。 選手たちは、ファン一人一人と握手を交わし、気さくに 写真撮影に応じ ていた。
大例会 の終盤は、各会員 企業等から提供された豪華景品が当る、恒例の、お楽しみ抽選会 。ジュビロ グッズや自衛隊グッズの他、花や酒、 観葉植物、さらに テレビ などの 豪華景品が並 、徳光支配人が 抽選券を 引く度に、会場から歓声があり会場は盛り上がった。

 

左カら山田選手、小林選手、金園選手

カレンダー当選!!

お料理もいろいろ♪

日時:2011年12月28日 11:42 投稿者:pt21c

静岡新聞社・静岡放送 21世紀倶楽部


SBSラジオ番組「ラジオフォーラム・しずおかマイトーク」


21世紀倶楽部会員の浜松信用金庫理事長、浜松商工会議所会頭の御室健一郎氏がSBSラジオ番組に出演されました。12月11日(日)午後6時15分から15分間、放送された番組の内容を要約して紹介します。

 

プレスタワーでラジオ番組の収録に望む御室理事長(右)

【地元企業の海外進出を支援】

 、日本には閉塞感があり、また大変な円高で、海外に進出する企業が増え、
それに対する相談が急増しています。中小企業は大企業に比べて、情報が不足しがちですので、進出先の国情、税制、宗教などについてアドバイスできる体制
づくりを現在、一生懸命進めています。
 地域金融機関の最大の目的は地域をどのように活性化させるか、ということ。
ところが企業の海外進出支援は空洞化を助長することにもなり、そこに悩みが
あります。しかし長いスパンで考えれば、進出企業の利益が上がれば、いろいろな形で還元され、国益にかなう、こんな考え方で支援を進めています。
 浜松商工会議所会頭も務めていますが、地域を発展させるという目的、方向性は同じです。新産業創出、雇用を伴う産業育成は最大の地域課題です。
 文化、教育の向上、環境保全などをうまく融合させた、住んで楽しい街の都市基盤整備と、産業の活性化、この二つを車の両輪として進めていかないと、この地域は発展しないのではないかと思っています。

 

日時:2011年12月 7日 15:00 投稿者:pt21c

2011年11月28日(月)
21世紀倶楽部特別講演会
「野田政権の改革なき増税路線はギリシャへの道」
講師 古賀茂明(こが・しげあき) 氏
元経済産業省 官僚

【講演概要】
「 政治主導」を高らかに掲げていた民主党だが、少しずつ「脱官僚」から後退して
しまった。政治は、官僚をいかに動かすかが重要なのに、民主党は自民党と一体化している官僚ともども排除することを考えたのが問題だった。しかも、民主党の総理や大臣は、個々に官邸や各省に入ったため、官僚を仕切ることができない上に、支えてくれる有力なスタッフがいない。官僚と戦った経験がない者が、信頼できる側近を持たずに政治主導ができるはずがない。さらに最大の問題は、やりたいことが見えないことだ。
 こうした中で、野田政権が現在目指そうとしているのが、増税。医療、介護、年金を増税理由に掲げているが、借金を減らす対策は何一つ語られていない。日本が破綻しないための経済試算は、消費税を30~35%くらいにすべきと示されているが、実際に消費税を上げても、借金は増え続け、さらに消費が縮小するマイナスのスパイラルに陥る。これではギリシャと同じ破綻の道を追うことになるだろう。最大の問題は、借金を返す力が減っていること。この状況を打開するには、増税で備えることではなく、稼ぐ力をつけることである。
成長戦略には、農林業、医療、再生可能エネルギー分野の将来性がうたわれている。しかし、日本は資本主義でありながら、各分野に活動できる組織が決定され、それ以外の企業等が自由に活動できないのが問題。こうした状況を全て打開し、大きな資本が入る仕組みにしなければ、改革は進められない。自由にフィールドを広げ、優秀な人材が活躍し、利益を上げ、税金を払ってもらうこと。そのためには、ばらまき対策を止め、稼ぐことができる政治家を、私達自身がつくっていかなくてはならない。

古賀茂明氏

講演会の様子

日時:2011年11月29日 14:48 投稿者:pt21c

2011年11月21日(月)
21世紀倶楽部定例セミナー
「中小企業に必要なBCP ?東日本大震災に学ぶ」
講師 池田浩敬 氏
富士常葉大学 社会環境学部・環境防災学部学部長

【講演概要】
東日本大震災を機に、中小企業におけるBCP(business continuity plan=事業継続計画)が重要視されている。事業継続計画とは、緊急事態に遭遇しても、企業の中核事業を中断しない。または中断したとしても、速やかに復旧するにはどうしたらいいかを考えておくこと。
防災計画は、防災担当者が計画し、設備が壊れたら、それらを復旧することを目的にしていた。しかしBCPの場合は、企業がその後、事業を継続していくことを目的とするため、事業の取捨選択を含め、経営計画の一部として経営者が関与しなければならない。BCPを立案する場合、目標時間を設定し、どの事業を中核として集中的に取り組むかがポイントとなる。
全体事業数の99.7%が中小企業である今、災害があった際に「緊急事態だから仕方がない」では通用しない。しかし、「資金、時間、知識がない」という理由で、BCPを知っていても策定していないという企業がまだまだ多いのが実情である。

そのため県をはじめ、各協会やNPO等では、普及率を高めるため、モデルプラン、融資制度、保障システムなどを作り、指導者養成講座なども実施。また情報交流や意見交換の機会を設け、課題へのフォローアップを進めている。
一般的に、BCPへの取り組みは「難しい」という意見が多いが、中小企業にとって一番大切なのは、「自身の企業の身の丈に合ったBCPを設定し、小さく生んで大きく育てること」。はじめから完璧を目指すのは難しいので、まず簡単に策定できるモデルプランなどで取り組み、徐々に改善して充実させてくことをおすすめしたい。
震災による企業への影響は多様化、広域化している。リスクに対する対策を考える場合、自社のみならず、仕入れ先や、二次・三次の下請けを含む取引先の被災、顧客被災、震災による需要の減少や、エネルギー制約、風評被害など、さまざまな影響が考えられる。こうした被害を克服するために、BCPが必要であることを十分に理解して頂きたい。

 

懇親会

講演の様子

池田浩敬氏

日時:2011年11月 2日 15:09 投稿者:pt21c

2011年10月21日(金)
21世紀倶楽部定例セミナー
「東日本大震災に学ぶ-浜松市の防災対策-」
講師 徳増幸雄 氏 浜松市危機管理監

 

先日の台風15号上陸の際は、多くの人へ避難勧告を発信した。既に激しい雨で、外に出るのが危険なため、二階へ避難するよう防災メールで情報を流したが、テレビでは「避難勧告発令」という情報しか流れない。
こうした情報のギャップをなくすため、正確な情報をいかに早く伝えるかが今後の課題となった。

3月11日の東日本大震災は、広域的な複合大災害で、自治体庁舎が被災されたところも多かったため、復興に時間がかかっている。浜松市は、3月22日に「浜松市被災地支援対策本部会議」を設置し、その2日後に先遣隊を派遣。4月5日に被災地に支援センターを開設して以来、物資集積や義捐金給付受付、
まちづくりや市営住宅の修繕などの支援を続けている。

今回の震災から、私たちは「市民と市職員の防災意識の醸成」がとても大切だと 学んだ。防波堤整備等のハード面と、防災講座等のソフト面を、バランスよく対策をたてていくことが必要。そこで今後の浜松市の防災対策では、「地域防災計画」を見直し、区域ごとの「避難行動計画」を作成し、企業と協定を結びながら浜松全体で対策を進めていくことを検討している。特に平地が広がる浜松は、津波対策が重要。そこで、3階建て以上の頑丈な、共施設や民間の集合住宅、事務所等に津波避難施設として受け入れの同意をお願いしている他、避難施設や
同報無線の強化、またビルのない空白エリアには、施設を建設する必要がある。そして今後、区民と一緒に、区民に分かりやすい防災計画を、スピードをあげて作成する予定だ。

明治29年、東北三陸に大津波が起こった。その37年後の昭和8年再び同地に津浪が襲来。その際に書かれた『津浪と人間』(寺田寅彦著)の言葉を最後に紹介したい。-(中略)三陸沿岸だけとは限らない、太平洋沿岸の各地を襲うような大がかりなものが、いつかはまた繰返されるであろう。それはいつだかは分からないが、来ることは来るというだけは確かである。それだから、今度の三陸の津波は、日本全国民にとっても人ごとではないのである-

懇親会スタート

 

セミナーの様子徳増幸雄氏

日時:2011年9月28日 14:29 投稿者:pt21c

2011年9月21日(水)

 

21世紀倶楽部定例セミナー

 

「東日本大震災・被災者からの報告」

 

講師 佐藤大 「はままつ・東北交流館」館長

 

 

 今年7月、東日本大震災復興に向けた浜松市民協働支援事業として、浜松モールプラザサゴー地下に「浜松・東北交流館」がオープンした。ここは浜松に避難してきている被災者の方々が、被災者同士、また浜松市民と交流するサロンの役割を果たし、被災地である岩手県・宮城県・福島県の物産を販売する場所です。今回、福島県から浜松に避難中で、「はままつ・東北交流館」の館長として雇用された佐藤大さんにお話を伺った。※本事業は、NPO法人地域づくりサポートネット(会長:松井純 静岡新聞・静岡放送社長)が行っている。

【講演概要】3月11日、私は事務所の2階にいた。1~2分間の小さな揺れの後、地割れ音とともに、とてつもない大きな揺れが起こり、私は床に転がるしかなかった。崩れた天井に挟まれたが、なんとか自力で脱出し、高台へ避難した。これまでの津波経験から「たいしたことはないだろう」と思っていたが、海底が見えるかというほどの引き潮の後、はるか彼方の地平線から、黒い壁のような津波が近づいてきた。そして車が流され、大きな船や建物も飲み込まれ、私が勤めていた会社事務所も流された。

 警察、消防、自衛隊は原発の対応に追われ、役場も機能せず、誰もが独自の判断で動くしかなかった。何も情報が無く、的確な誘導ができない。さらに時間が経つにつれて、原発近隣者への避難勧告区域がどんどん拡大し、ただごとではないと感じた。以来半年、自宅に戻れないまま、現在に至っている。

浜松に叔父が住んでいたことから、今は家族と浜松の公営住宅に住んでいるが、仕事が無い。会社休業中となっていて正規就職ができず、なんとかアルバイトを考えるが、不慣れな土地で、面接に行くにも場所が分からない。途方に暮れている中、今回の緊急雇用の話を頂き、「はままつ・東北交流館」の館長として働かせてもらっている。この事業によって、避難者同士が話せる場ができ、心の拠り所としてとても喜ばれている。しかしこの事業は半年~1年の期限。終わってしまえば、避難者がまた路頭に迷う。まったく先の見えない原発の様子に、福島を離れようと考える人が、今後ますます増えるのではないかと予想される。そんな人たちの助けとなるためにも、この仕事をなんとか継続させてほしい。そして浜松と結んだ縁で、福島に戻った際には、是非復興のために皆さんのお力添えを切にお願いしたい。

佐藤大氏

講演会の様子

懇親会 スタート

 

日時:2011年8月29日 11:40 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部定例セミナー

 

 

「東日本大震災に学ぶ減災社会を築く」

 

講師 岩田孝仁氏 静岡県危機管理部危機報道監

 

2011年8月19日(金)

【講演概要】

東海地震説が出て30数年。その間に静岡県内の防災対策は、少しずつ強化されてはいるが、巨大災害に向けてはまだまだ課題がある。東日本大震災を教訓に、私たちはこれから何をすべきなのか。

日本列島のプレートを分析すると、東日本大震災が影響した日本海溝は陸から少し離れているが、東海地震に関連する南海トラフ~駿河トラフは、陸から近いところある。この地域は、1498年の明応地震、1605年の慶長地震、1707年の宝永地震、1850年の安政東海地震、1944-46東南海・南海地震と、100150年ごとに繰り返して巨大地震が起きているが、いくつかの領域が連動して起こる場合や、堆積層が大きくずれて起こる場合も考えられる。現在、1854年の安政東海地震の記録を元に細かな調査が行われ、当時の地震は、駿河湾の中まで巨大地震の震源域だったことが判明した。そして東海地震はこれまでに起こった巨大地震の割れ残りで発生するのか、次の新たな地震のステップなのかが研究者の間で議論されている。

東海地震は、震源が自分たちの住む直下にあることから、揺れが最も心配される。長い断層が割れ続けてくることを想定すると、長時間の破壊的な揺れが考えられる。その後は津浪の恐れもあり、県では新たなハザードマップを作成するとともに、防潮堤や避難場所を充実させている。しかし東海、東南海、南海の三つが同時に連動して地震が発生した場合は、救助や支援が遅れる可能性が懸念され、2035年には高齢化率が35%になることを考えると、高齢者も自衛意識を高く持つ必要がある。自分で自分を守ることを徹底し、住居の耐震化、家具の固定、水や食料の備蓄、地域の守りのネットワーク作りなど、もう一度身の回りを見直してほしい。県では6年前から、中学生・高校生を積極的に防災訓練に参加させ、地域の防災力アップに取り組んでいる。事業所の方にも積極的に地域の防災活動へ参加してほしい。巨大災害に対する対策は、「自助・共助・公助」三助が大きな力となる。

 

岩田孝仁氏

岩田孝仁氏 

講演会の様子

講演会の様子

講演会前の質問タイム

 懇親会前の質問タイム

日時:2011年7月29日 11:44 投稿者:pt21c

7月例会 納涼祭

 

 

21世紀倶楽部 月例会セミナーレポート

2011年7月21日(木)

21世紀倶楽部【納涼祭】

 会場:21世紀倶楽部 サロン&会議室

 

 

 7月の例会は、毎年夏の恒例となった「納涼祭」として開催され、会員だけでなく、

同伴者やビジターも加わり、にぎやかな会場となった。7月1日から静岡新聞社

浜松総局に着任した、谷川治浜松総局長の乾杯挨拶でスタートすると、参加者は

浜松餃子や、土用の丑の日にちなんだ鰻の蒲焼など、さまざまな料理に舌鼓を打ち

ながら歓談し、参加者同士の親睦を深めた。

 また会場ステージでは、一人目に「ミスタートシ」こと、鈴木淑介さん(倶楽部

会員)がマジックを披露。ロープや円盤、お札などを使った高度な手業マジックに、

会場から大きな拍手がおくられた。次に、ゲスト・加茂光廣さんによる草笛演奏。

加茂さんは持参したタピオカの葉や紫陽花の葉などを使い、植物の種類によって音の

高低や響きがさまざまであることを説明し、それぞれに植物の音色に合わせて、映画

「オズの魔法使い」の“オーバーザレインボー”や、懐かしい歌謡曲などを披露した。

ステージ終了後は、加茂さんから草笛を教えてもらう参加者の姿も。体験者は「音を

出すまでが難しい」「予想以上に腹筋を使うのでびっくり」と話していた。

納涼祭の最後は、「二十一世紀倶楽部」オリジナル焼酎(花の舞酒造製造)や、ジュ

ビロ磐田観戦チケットが当たるジャンケンゲームが行われ、会場は大いに盛り上がった。

7.21tanikawa.bmp谷川局長

7.21kamo.bmp草笛演奏中の加茂さん

7.21tosi.bmpマジシャン“ミスタートシ”

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料理写真

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日時:2011年6月16日 14:31 投稿者:pt21c

2011年6月2日(木) 21 世紀倶楽部総会 記念講演会

「日本人が大切にしなければらいもの」

講師 辻井 喬( 堤 清二 )氏 セゾン文化振興財団理事長

 

6月 2日、 21 世紀倶楽部総会が 17 階静岡新聞ホールで開かれた。松井純代表挨拶の 後、平成 22 年度事業・会計報告とともに次年度事業計画・会計予算が参加者拍手 をもって承認された。総会後はセゾン文化振興財団理事長の辻井喬氏が「日本人が大 切にしなければらいもの」と題て講演 した。

 【講演概要】

日本は、太平洋戦争後産業技術が進歩したことで経済規模大きく成長し、アメリ カ一極集中のグローバリズムに組み込まれてきた。そんな中、東日本大震災がおこり、 日本は政治だけでなくり、経済までもアメリカの従属化が強るはと危険性を感 じた。しかし、海外や日本自体が今まで認識ていなっ状況が起こっている。それ は日本人の忍耐力、共同体、地方自治の精神の台頭である。大震災混乱中役、役場や 警察が被害に遭いならも、人々が規律正しく対処ていることに、世界から称賛の声 があっている。日本は明治維新の際に国民家を目指したが、数年で帝国主義に変わってしまい、近 代社会を作る努力はストップ してまった。世界各国 が、それぞ自国に適した 近代国 作りを進めてきたが、日本だけが日本流を持たずに現在まできてしまったことを認識しなければならない。日本は明治維新か100 年以上、 質実剛健の思想中で抑制され、我慢を強いられ、そがある意味日本人を強くし、美徳とて今回の震災で特徴的に表 れてきているのかもしれない。しかし最も重要なのは、この美徳を我が国の地域リーダ ーがしっかりと受け止め、次の計画に活かして考えていくことだ。 我が国には「万葉集」 など 7~8世紀 の古い時代に優れ た作品が生まていることか らも、 日本人の高い能力は自負していいはずだが、いつしか欧米近代信仰に捉われ自分たちの独自の良さを見失ってしまったように思う。それが震災を機に、はきり示されたのではないだろうか。忍耐心こそ日本を変える原動力。今後の復興は、これまであった 元の姿に 戻すのでは意味がない。日本人が日本人らしく、全く新たな日本という目標を考え、改めて日本を創らなくてはならない。いま日本は、とても大事な時を迎えている。

 

松井純代表

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講師:辻井喬氏

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記念講演会の様子

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日時:2011年6月16日 14:14 投稿者:pt21c

2011年 5月20日 (金)
「ちょっと宇宙で商売してみるか!」
講師: 瀧口 義浩氏
光産業創成大学院大学教授、浜松ホトニクス株式会社中央研究所主任部員
株式会社TAKシステムイニシアティブ代表取締役

 

【講演概要】
 浜松地域の今後の光産業のため、会社ビジョンを立てることのできる若手の育成を
目的に、2004 年光産業創成大学院大学が設立された。さらに「大学がベンチャーや企
業と組むこで新産業が生まれる」との考えから 2007 年に自身の株式会社を設立し、
市場開拓などを行っている。
 宇宙分野はこれからの産業であると間違いない。ものづくり技術を持つ浜松は、
衛星、ロケット、飛行機部品を作ることで貢献できるのはもちろんだが、さらに打ち
上げた衛星やそこから得られたデータをいかに使うか「衛星ビジネス」を拡げる可能
性に注目すべき。国では宇宙開発戦略本部が生まれ、宇宙に対する日本政府の考えが
大きく変化していくことが予想される。現在 、我が国の宇宙産業は 7兆円規模とあま
り多くないが、日本にとってどんな展開にするかを考えながら 、宇宙利用を拡大する
ことで、大幅に伸びていくだろう。
 こうした中、 私は超小型衛星を数多く上げ、より多くの情報を入手することに取り
組んでいる。平成 17 年、ブリュッセルで開催された地球観測サミトを機に、世界が
互いに地球を観測し合い、データ共有する体制作りが進んでいる。これから、災害、

健康、エネルギー、気候、水、気象、生態系、農業、生物多様性など、さまざまなミ
ッションに衛星データが積極的に活かされてくるだろう。以前は数週間一回データ
が送られていたものが、今や毎分、何らかのデータが衛星から送られてくる時代にな
っている。ますます宇宙技術が進歩し、それによって新たな意識が生まれ、産業構造
や文化は変していく だろう。浜松市 からもJAXA(宇宙航空研究開発機構)へ市
の職員を 1名出向させ、宇宙への新たな動きに取り組み始めた。宇宙産業を浜松のた
めにどう活かし発展させていくか、これら皆で考えていくべきだろう。

※今回、福島原発事故にあたり、瀧口氏が原子力ついて解説。「風評に惑わされず放射能について正しい情報を入手し、理解し、評価して対応してほしい。自分の父親が 広島で原爆被害を受けたことから原子工学を学んだ自分が、皆さんに正しく理解してもらうことが自分の使命」と語った。

 

講師の瀧口 義浩氏

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懇親会では東北の酒も…

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セミナーの様子

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日時:2011年4月28日 16:42 投稿者:pt21c

20 11 年4月21日 月21日 (水)

「地球の生命(いのち)の教室 」

『ありがとうジェイソン~生きるという意味を教えてくれた最後の瞬間(じかん)~』

講師:高木貴世 氏 (浜松市動物園獣医 )

 

 【講演概要】

浜松市動物園では昨年 9月から、飼育員が撮影した動物達の映像を通して、多くの方に生命の大切さを知ってもらおうと「地球の生命(いのち)の教室」を行っている。今回は、昨年 2月 8日に生涯を閉じた ホッキョクグマのジェイソン(オス)の死を通し 制作した映像を 披露する 。 現在 、温暖化の影響を受け、急速に絶滅危険性が高まっているホッキョクグマ。野生では 10㎞先の獲物臭いも嗅ぎ分け、マイナス40 度の気温中で生活するため、体は 10 ㎝の脂肪で覆われ、 毛は 光を吸収しやすくるため黒く、また毛の中は 温めた空気を逃さ ないようストロー状の空洞になっている。浜松市動物園ではジェイソン(オス)とバフィン(メス)の2頭のホッキョクグマ を飼育してい た。大変仲の良い2頭で、何度か妊娠したが出産には至らなかった。そして 昨年2月、ジェイソンが腎不全を患い死んでしまった。後日 、飼育員がホームペジに掲載した言葉を紹介する。 「最後には必死に立ち上がろうとしても体に力が入らなくて何度も倒れこんでいた姿。何を見ていたのか、うつろになって徐々に輝きを失っていったあの瞳。ただ見守るだけであった私。ほんとうに動けなくなるまで必死に生きようとする(弱さを見せない)野生動物の我慢強さ、物言わぬ彼の訴え、苦しみを理解できなかった悔しさが残ている今現在です(浜松市動物園情報サイトより)」。今日こちらにジェイソンの毛皮を持ってきた。美しい毛並だが 、生きている 動物に感じられる温かなぬくもりはない。これが 、「 命が亡くなる 」「死ぬ」ということ。現在国内のホッキョクグマ飼育状況は、この10 年間で 61 頭から45 頭まで激減し、新たに誕生しのは 5頭だけ。そこで昨年「ホッキョクグマ繁殖プロジェト共同声明」が出され 、全国の動物園同士の協力体制ができあがった。妊娠経験のあるバフィンは、2011 年の繁殖プロジェクトに選ばれた 5頭の 中1頭となり、現在 、大阪にある天王寺動物園にお嫁入り中。無事出産すれば、子どもを連れて浜松に帰ってくることも期待される 。 約 36 億年前にこの地球上に命が誕生した起源から今日まで、 人間を含め 多くの生命が受け継がれている。生きているということは、命をつないでいくということ。その使命を動物園は果たしていたいきと考えている 。バフィンの留守中は、北海道の「おびひろ動物園」からやってきたキロル(オス)が皆様をお迎えする。ぜひ浜松市動物園に来園頂き、 動物たちを通して生命を身近に感じてほしい。

 

高木貴世

講師の高木貴世 獣医師

セミナー

セミナーの様子

毛皮

ジェイソンの毛皮

日時:2011年4月 4日 16:19 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部 特別講演会レポート
2011年3月24日(木)
「自我作古」~我よりいにしえをなす~
講師 海部俊樹氏 (元内閣総理大臣)

【講演 概要 】

 29 歳のとき代議士に初当選させて頂き、去年79 歳の誕生日が過ぎた。49 年9カ月の
代議士生活を顧みて、私がいま強く思うのは「我よりいにしえをなす」。これからの日
本が、どうしたらもっと大きく、力強く、さらにいい世の中になるかは、人任せでなく、
自分自身が身の周りの何をしたら世の中が明るくきれいになるかを考えていくこと。そ
れが我々全員の責任であると思う。最近「政治とカネ 海部俊樹回顧録」という本を出
版させて頂いたが、小沢一郎氏の問題をはじめ、古くからの政治と金の分かりにくい関
わりは、少しずつ変えていかなくてはならない、その責任が自分にあると決心を固めて
いる。
 これまで労働政務次官や文部大臣などを経験し、多くの方と対応してきて思うのは、
いい国作りを目指すために大事な基本は教育だと感じる。それは難しい学術だけでな
く、祖先に手を合わせる習慣、有難うと感謝する習慣など、それぞれの日常で親が子に
語り伝えていく中に、本当の教育があるのではないか。今日から皆さん一人ひとりが、よ
くないことは繰り返さない、素直に感謝する、そんな小さなさざなみの行動がやがて大
きな成果になっていくだろう。
 現在の政治を見ると、小選挙区制に変えても派閥が無くならなかったことは誠に残
念。しかし中選挙区制ではまた金が幅を利かせてしまう。しっかりと政策で争える小選
挙区制を目指すべき。また最近気になるのは菅さんの「最小不幸社会」という発言。不
幸を連発されて国民が朗らかになれるはずがない。50年前の伊勢湾台風の際には私の
郷里の家も水没し、地域の産業は大きく落ち込んだ。しかしそんな時も夢と希望の話を
して乗り越えた。今こそ大きな影響力を持つ菅さんが、前向きな表情で国民の前に登場
してくれたら、きっと世の中も変わるはず。我々政治家の役目は、最大多数の最大幸福
を考えるのが役目なのだ。

日時:2011年2月25日 15:16 投稿者:pt21c

20 11 年2月21日 月21日 (月)

「浜松市楽器博物館〜 過去・現在・未来〜」

講師: 講師: 嶋 和彦 氏 (浜松市楽器博物館長 )

  

【講演内容概要】

 楽器博物館は、浜松市の「音楽の街づくり」の一環として、1992年から会館準備を

スタートし、1995年にオープン。もうすぐ16年が経とうとしている。日本唯一の公立

楽器博物館と紹介されることが多いが、世界中の楽器がすべて公平に展示され、それ

ぞれの民族の歴史を紹介する姿勢は、ヨーロッパの国立や王立博物館にも劣らない「世

界一」を誇れる博物館といえる。研究者を対象とするのではなく、子供から大人まで、

一般の人たちが、これまで知らなかった音楽の世界と出逢い、楽しんでもらうことが

私たちの使命と考え、常設展示や特別展示の他、コンサートや講座、講演会、ワークシ

ョップなどを数多く開催している。

 インドネシアの立派な三大楽器が保管されていたり、韓国の楽器が一通り揃えられ

ていたり、電子楽器の展示コーナーを世界で初めて展示したり、またベートーベンや

シューベルトなどが生きていた時代に使用していたのと同タイプのピアノで、演奏会

を行っている楽器博物館は他には無い。また、楽器を観る・聴くはもちろん、自分で

楽器を鳴らすことができる体験ルームがあることも大変注目されている。さらに市内

の小学校に楽器を持ち込んで紹介する移動楽器博物館は 7〜8 年前から行っている活

動。これは将来、楽器博物館に就職したり、最来場したりしてくれる人を地道に育て

ることに繋がっている。

 「音楽の都」の象徴とも言われるウィーンは、音楽のみならず、美術や演劇、文学

などすべてが揃っているからこそ成り立っている。日本では、昨今の経済状況の中」、

文化面への資金が真っ先に削除される傾向にあるが、それでは「音楽の都」の実現は

不可能。美しく、優れた様々な文化を盛り上げてこそ、人々が元気になり、経済が活

性化されるのではないだろうか。

 これまで、館内リニューアルや展示内容のソフトの充実、CDや著書製作などは、

博物館スタッフ自らが手掛け、少ない事業費の中で試行錯誤しながら運営してきた。

今後はさらに常設内容を整備し、新たに浜松が誇ってきた楽器産業の歴史をしっかり

と紹介していきたい。そのためには入館料収入の増収が目標。行政、企業、個人の皆

さんと力を合わせて、浜松への更なる集客を目指したい。「花夏の楽器博物館は世界

一」!そう胸を張って誇れる施設であることを再認識してPRをお願いしたい。

日時:2011年1月31日 11:34 投稿者:pt21c

21世紀倶楽部 月例セミナーレポート

2011年1月21日(金)  「経済の展望と課題」講師 川添敬氏(日本銀行静岡支店長)

【講演内容概要】

 日本全体の経済状況を見ると、2010年7〜9月は、エコカー補助金の打ち切りや

たばこ増税による駆け込み需要、猛暑効果の影響などがありできすぎに近い高成長を

見せた。その後は反動によるマイナスが予想されながらも、全体的に「回復」と判断

している。製造業全体が頭を下げているため、製造業の多い静岡県では、「海外景気

が順調に回復するか」「円高の先行きは、どう輸出に関連してくるか」と不透明感が

強いのも事実だが、個人消費での持ち直しが顕著なこともあり、経済変動全体を平均

してみれば、静岡県も前向きと判断している。

 では今後の先行きはどうか、まず世界状況を見ると、IMF統計の実績と予測による

成長率を見ると、2010年は4.8%の成長率、2011年10月時点で4.2%の予測を立てて

いた。力強く成長する中国などの途上国と比べると、大きな差を感じるかもそれな

いが世界経済のこれまでの歴史から見ると、4%は決して悪い数字ではない。日本は

輸出から回復が始まり、製造業の業績が上がり、そこから設備投資をしたり、賃金・

雇用アップしたりすることで消費が増え、住宅投資や関連産業が向上するという、自

律的経済回復のメカニズムを持っている。2007〜2008年に比べて、現在は確実にキャ

ッシュリッチな(手持ちの金の多い)法人は増えており、いつでも設備投資を始めら

れる状況にきている。

 日本銀行では、金利の上げ下げで金融政策を行うのが通常だが、金利ゼロの今は、

低金利を長期に継続させたり、上乗せ金利を縮めたりなど、いくつかのあわせ技で対

策を行う非伝統的な金融対策を行っている。またETFやJ-REITの買い入れなども、こ

れまでにない異例の措置といえる。さらに為替介入では、今回1回だけに絞って行っ

たことは効果が高かったと思う。以前、何度か続けて介入を行ったことがあったが、

すると介入を予想してマネーゲーム取引が膨らんでしまうため、なかなか効果が出に

くかった。今回は上手に介入したと個人的に考えている。

 中国、アメリカ、日本における通貨安競争といわれているが、「景気が過熱すれば金

融引き締めを行うため金利が上昇する」「金利が上がっているところに、低いところか

ら金が流れる」など、逃れられない「経済の力」によって、各国それぞれが難しい状

況を抱えながら対応していることを念頭に入れて見てほしいと思う。

 

日時:2010年12月24日 11:25 投稿者:pt21c

2010年12月16日(木)  

12月例会「大例会」

会場:静岡新聞ホール(プレスタワー17階)

 

今年最後の例会となる12月例会は、【大例会】と題して21世紀倶楽部忘年会を開催。プレスタワー17階の静岡新聞ホールに倶楽部メンバーをはじめ関連ビジターが数多く集まり、今年一年を振り返るとともに今後の展望を語り合った。

ステージではベリーダンスグループ『カエネーション』が、アメリカンスタイルのベリーダンスを披露。4人の息の合ったダンスに会場から大きな拍手がおくられた。恒例のジュビロ磐田選手の来場では、ハンス・オフト元監督とファン・ソンス選手が登場。オフト元監督は「懐かしい地域に来ることができて感激している。ジュビロがナビスコ杯で優勝できてとても嬉しい」と話し、ファン・ソンス選手も「これから試合で活躍していきたい」と意気込みを語った。引き続き二人はサイン会に臨み、参加者一人一人と握手を交わし、気さくに写真撮影に応じていた。

終盤のお楽しみ抽選会は、ジュビログッズをはじめ、各企業などから提供された品々が全員に配られ、会場がおおいに盛り上がった。

 

 

プレスタワー17階からの夜景                 抽選会 景品の数々

日時:2010年11月30日 12:30 投稿者:pt21c

20 11 年11 月19 日(金)

「 取材余話  」

講師: 安東能明 氏 (小説家 )

【講演内容概要】

浜松市天竜区二俣町生まれ。浜松市職員だった私は、15年前35歳の冬、突然、小説を書いてみようと思い立ち、広辞苑とパソコンを入手して書き始めた。

1995年、初めて本になった『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞「優秀賞」を受賞した。出版予定の1月20日を楽しみにしていたが、その3日前に阪神大震災が起こり、国内中はもちろん私自身もショックを受けた。この本の題名は控えるべきとなり、宣伝が自粛されるハプニングからのスタートとなった。

2001年に出版された『漂流トラック』は、物流事情を取材するためトラックに載せてもらい、ときにはヒッチハイクをしながら全国を巡った。長距離走行で出かけるときには運転手たちが、船旅のように「航海に出る」という言葉を使うことも知った。

2002年出版の『15秒』は、15秒ずつ時間がずれることで事件が起こる内容。日本の標準時を作る施設を取材し、時間の作り方に興味を持ったことが小説のきっかけとなった。アインシュタインの相対性理論では「高速ほど時間が遅くなる」と言われるが、実際、飛行機に載せた時計は地上の時計より遅れることが証明されていることも知った。

2007年出版の『水没』を書く際は、ロンドンやパリで取材したり、各会社やデザイナーを取材したりして情報収集した。たいへんお世話になった方を、小説内では悪人として登場させなくてはならないことも(笑)。このように小説は人と出会い、さまざまな情報を提供して頂くことで次第に仕上がっていく。

2005年4月から静岡新聞に『突破屋』が連載、今年7月から9月までは夕刊「窓辺」欄を執筆させていただく機会を得た。今後もお引き立て頂き、12月16日発刊予定の『聖域捜査』など、ぜひ本を手にとって読んでほしい。

日時:2010年10月29日 16:10 投稿者:pt21c

 

【講演内容概要】



1980年代後半からグローバリゼーション化が進み、新興国が急成長した。地

球温暖化など環境問題がクローズアップされ、少子高齢化も進んだ。世界はリーマ

ンショックによる世界同時不況対策として、環境分野への投資を位置づけたことか

ら、自然エネルギーへ大きく転換した。つまり現在は未曾有の大変化時代であり、

こうした時に「イノベーション(技術革新)」が起こっている。

世界産業革命の歴史を振り返ると、蒸気機関車と軽工業が起こった1760年代

の第一次産業革命、電気・石油による重化学工業が起こった1860年代の第二次

産業革命、そして石油燃料を脱し、再生可能エネルギーへ転換した今回がそれに続

く産業革命期といえる。浜松地域の発展を比較すると、江戸時代に綿織物の生産が

盛んだったことから自動織機が生まれ、その後、石炭や石油の科学燃料を元に機械

金属工業が発展し、現在の自動車産業へと移行した。世界が200年かけて発展し

た歴史を、浜松が100年ほどで追い越す発展を遂げたことは評価が高い。しかし

現在の工業統計による製造品出荷額や有効求人倍率などを見ると、静岡県西部の数

字が、かつてないほど低迷しているのが気がかり。

今後、浜松が持続的に発展するにはどうすべきか。ひとつに森林が多い地域の特

徴を生かすことが考えられる。川上である農山村と川下の都市部の両立をヒントに、

森林経営が成り立たないだろうか。また光やバイオ技術を応用することで、農林水

産業の活性化やエコタウン形成に結びつく可能性も高い。現在、基幹産業である自

動車関連産業が直面しているピンチは、環境変化に進化適応することで新たなもの

づくりに結びつくチャンスともいえる。森林資源を活用しながら、省エネ、蓄エネ、

創エネによる浜松独自のエコライフを提案することで、ニュービジネスが誕生する

のではと思っている。

さらに街は人々の往来があってこそ活性化する。技術を外へ放出するだけでなく、

地元の産業や文化を生かした観光・交流を推進し、集客都市を形成することが今後

の浜松の課題ではないだろうか。景気低迷に気分は落ち込みがちになるが、起業家

精神でチャレンジし、切磋琢磨し、共生都市創りを進めていくことが大切だろう。

 

日時:2010年9月29日 15:28 投稿者:pt21c

2010年9月21日(火)

「南アフリカW杯と日本サッカー」」

講師:久保暁生氏(フォトグラファー)、聞き手:澤木久雄氏(SBSアナウンサー)

【講演内容概要】

2010FIFA ワールドカップ南アフリカ大会には、総重量38 kgの機材を持ち込んで取材

にのぞんだ。キャノンの400 ミリカメラをメーンに使用した。通常、国内では1試合

300 枚ほど撮影しているが、ワールドカップでは600~700 枚を撮影した。

試合を撮影するためには、撮影許可を取り、ビブスをもらい、試合ごとに決められ

たカメラマン人数に入らなければならない。自分は通信社に次ぐ優先権があったため、

比較的良い場所で撮影できた。ワールドカップでの初ショットは、8万人が入るスタ

ジアムを魚眼レンズで撮影。あらかじめ「こんなショットを」と考えていたものだ。

ワールドカップ開幕間際は、正直誰もが日本チームに対して期待をしていなかった。

しかし合宿所や試合会場で、目標に向かい努力している日本選手の姿は時間を追うご

とに大きく見え、強豪カメルーンに勝利してからはより一層、チームが一丸となって

成長している様子を感じることができた。

スポーツ写真はすべてにいえることだと思うが、プレースタイルで選手を判断し、

常に動きを予測してシャッターをきる。デンマーク戦での遠藤のフリーキックは、カ

メラマンたちの予想をはるかに上回る美しいゴールだった。決勝トーナメント出場を

決めたときには、誰を被写体にするか迷ったが、自分は岡田監督を選択。スタジアム

に向かって頭を下げている姿だった。長谷部キャプテンは空を見上げ何かを叫んでい

た。あとで記者から聞いた話だが、それは亡くなった大好きな祖父に向かって報告を

していた姿だったようだ。

最後に惜しくもPK をはずしたシーン。駒野選手を他の選手達が支え励ます姿は「今

回のワールドカップの日本チームの姿」として、見る観客を納得させてくれた。スポ

ーツは負けから学ぶこと、悔しさから得られることがたくさんある。今回のワールド

カップは日本チームが次のステージへ向かう大きなステップになったと思う。

自分自身もプロスポーツカメラマンとして、スポーツの持つ偉大な力、魅力をさら

にもっとさまざまな人たちに紹介していけたらと思っている。いい写真が撮れれば、

それに比例してチームの成績は良くなっていく。今のジュビロがその状態にあると思

う。これからのジュビロを期待している。

日時:2010年9月29日 15:19 投稿者:pt21c

2010年9月16日(木)

民主党代表選後の今秋政局の行方

講師:歳川隆雄氏(インサイドライン編集長)

 【講演内容概要(敬称略)】

菅直人が小沢一郎に圧勝して再選した今回の民主党代表選挙の最大の特色は、党

内世論と国民世論に違いが無かったということ。田中角栄から学んだ小沢なら「何

か手を打っているに違いない」と政治関係者に深く刷り込まれた「小沢神話」はも

ろくも崩れた。これはある意味、日本にも民主主義が残っていたといえるだろう。

今後の注目は幹事長、財務委員長、さらに国会対策委員長の座に誰が就くかとい

うこと。幹事長や財務委員長は政党交付金や立法事務委託費として党に提供される

約200 億もの金を事実上支配できるキーポスト。国会対策委員長は与野党間の国会

実務の責任者ポスト。「ミスタークリーン」と異名を持つ岡田克也幹事長が誕生する

ということは、人海戦術に資金を使い続けてきたのではと、疑惑を持たれている小

沢勢力に真っ向から対抗していることは言うまでもない。今後、権力闘争の対立が

より精鋭化するのは確実だろう。しかし10 月には検察審査会の最終審査があり、小

沢氏の政治と金の問題は依然続いている。今回の選挙で世論の前には「数が力」と

いう手法が太刀打ちできないと知った小沢派議員たちは、時間経過とともに離反者

が増加するだろうと予想できる。

確かに菅総理大臣はリーダーシップに欠ける、発言がぶれるなどと批判されてい

るが、安定政権になる可能性を十分に秘めている。それは野党とのパイプ。歴史を

さかのぼり1998 年未曾有の金融危機の際、小渕政権下で金融再生法案を成立させ危

機を回避させた与野党若手リーダーたちの人間関係は今なお連綿と続いている。谷

垣禎一と仙石由人、石原伸晃と枝野幸男など互いの交流は深い。もちろん与野党間

で対立する案件はあるにしても、現在ともに最優先すべきが予算関連であるという

共通認識は高く、今後の話し合いがスムーズに進められることが予想される。

さらに来年1 月召集の通常国会の冒頭では具体的なパーシャル連合が顕在化する

とみられる。また、今後インフラ輸出促進委員会も設置され、インフラを海外へ輸

出するナショナルプロジェクトが現実化している。こうした場で活躍する40 代50

代の若手議員は多才な人材が多く、やがて彼らが表舞台で活躍できる時代が着実に

訪れる。そこへ繋ぐためのトランジッションが現在の菅総理の役割ではないか。未

来への可能性を視野に入れて菅政権の今後を見ていこう。


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