日時:2025年7月31日 15:51 投稿者:pt21c

※山田大記さん写真.jpg7月例会俯瞰写真 (2).jpg

【講演概要】

●人を動かすリーダーシップ/サッカー界の特徴は、判断・評価を下すサイクルの短さ、個性豊かな選手のマネジメント、毎週結果を求められること、再現性が低いこと。そこで、リーダーに求められる素養は、思考の瞬発力、さまざまな選手に対する感情のマネジメント、言葉だけではない伝える力、ストレス・プレッシャーの中で余裕を持つことのできる精神力、「結果が全て」の外圧の中で自分たちの在り方を貫ける信念、だと考える。

 具体的なエピソード。「ドイツでの挫折」ジュビロが初めてJ2に降格して半年後にドイツ・カールスルーエSCからオファー。最後のチャンスと考え移籍。出だしは好調だったが、その後2年は結果を出せず苦しむ。自分の自信、能力は全て日本の整えられた条件だから発揮できたと気づいた。自分の弱さ、脆さを知って、相手の痛みがわかり、寄り添えるようになる。その後、チームのメンバーと向き合う時も、自分から見えるその人の姿が、その人の全てではないと意識するようになった。完璧なリーダーはいらない。一貫性を持ち、自分のありのままを高めていくことがメンバーからの信頼につながると思い、キャプテンを務めてきた。

 「現役最後のPK」ジュビロ磐田から契約満了の通告を受けた時はすごくショッキングで苛立ったが、夢をかなえるために一番大事なことは人のせいにしないことだと、常々講演などで子どもたちに話していた。だから自分の力が足りなかったのだと受け入れ、大好きなチームでやれる時間を感謝の気持ちで味わいたいと思った。引退が決まった後、ホームでの最終戦、負けたら降格が決まる試合の最終盤という極限の状態で、足を痛めたジャーメイン選手にPKのキッカーを頼まれた時も、ここで外して非難されても、誰かに責任を押し付けて終わるのだけはやめようとキッカーを務め、決めることができた。サッカー人生全般を通して思ったのは、在り方は選べるということ。成果を出すためには、自分がコントロールできるもの、プロセスや在り方を大切にするということが大事だと感じている。

●ダウン症の息子と共に歩む/2020年に生まれた長男はダウン症だった。それを聞いた直後は未来が閉ざされた気持ちになったが、「かわいい孫と出会わせてくれてありがとう」「みんなで育てていけばいいよ」という両親の言葉に支えられ、何よりかわいい息子との触れ合いに幸せを感じるし、本人がとても幸せに過ごしているので、ダウン症に対してネガティブなものは何も連想しなくなった。周りから差別や偏見を受けることも1回もなかったが、それは差別や偏見は「おかしい」と声を上げた先人たちのおかげ。自分もそういう思いを引き継いでいきたい。障がいを持つ人やマイノリティの人が生きやすい社会は、そうではない人も生きやすいはず。そのような思いから「Challenge to インクルーシブ in 浜松」というイベントに実行委員として関わっている。偏見は悪意からではなく無知から生まれると思う。スポーツを中心に時間、空間、体験を共有するこのイベントを通して、多くのことを感じ取ってほしい。多様化する社会にあって、誰もが自分らしく生きられる浜松を共に作っていきましょう。

日時:2025年7月31日 15:34 投稿者:pt21c

8月の例会は、東海大学と静岡県立大学の客員教授で日本地震予知学
会会長の長尾年恭氏を講師にお迎えし、「防災の日を前に・南海トラ
フ地震と富士山噴火を考える」をテーマにご講演いただきます。
南海トラフ地震についての最新情報と富士山噴火との関連性などに
ついての内容となります。

日時は8月27日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

9月の例会は、元静岡理工科大学教授で、藤枝市の羽佐間研究所所長
の増田和三氏を講師にお迎えし、「静岡での宇宙・航空産業のポテン
シャルについて」(仮題)をテーマにご講演いただきます。
特に浜松地域は無人航空機開発の分野で実績を持つ企業もあり、無人
航空機の今後を展望するうえで興味深い内容となります。

日時は9月24日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

日時:2025年7月22日 15:20 投稿者:pt21c

誠に勝手ながら
8月9日(土)から8月17日(日)にかけて
夏季の長期休業とさせていただきます。

休業期間中の会場ご予約等のご用件は、
Eメール 21c-club@shizuokaonline.com
までお知らせください。
休み明けの18日(月)以降ご返事いたします。
             21世紀倶楽部

日時:2025年7月15日 15:11 投稿者:pt21c

市政報告「元気なまち・浜松へ」
講師 浜松市長 中野祐介氏   【講演概要】

 今年2025年は昭和100年、戦後80年。浜松市にとっても12市町村の合併から20周年という節目の年。2007年には政令指定都市になった。現在の浜松市の最大の課題は人口の減少。浜松は魅力あふれるまちで、人口の減少は本来あるべき姿ではない。その理由の一つは、子どもが生まれないこと。2023年の出生数は4,561人で10年前より約3割減少。婚姻数も10年前は4,000組以上だったが、2023年には2,928組でやはり3割減少。婚姻数の減少が出生数減少の大きな要因だと思う。もう一つの理由は、市域外とりわけ東京圏への人の流出。東京圏への社会移動をグラフ化すると、15歳から29歳の世代は圧倒的に転出超過になっている。人口減を食い止め、成長するまちに変えるためには、この二つを中心に対策しなくてはいけない。ワークライフバランスを実現できる安定した仕事、社会全体で支える子育て、安心安全に暮らせる魅力あふれるまち。そのような「まち・ひと・しごとの創生」を進めることが「元気なまち・浜松」を作る唯一の方法である。
 今年は浜松市の新しい10ヵ年計画、総合計画基本計画が始動。「ウェルビーイング」という視点を取り入れ、まちづくりの基本理念のもと、分野横断的に施策を実施するという計画で、当初予算、一般会計4,160億円規模という過去最大の予算を計上した。基本計画分野として、産業経済、こども・教育、安全・安心・快適、環境・くらし、健康・福祉、文化・スポーツ、地方自治の7つに分けて施策を取りまとめている。
 産業経済の分野では、海外展開事業化可能性調査費助成事業をスタート。そして浜松・インド経済交流推進事業。インド工科大学ハイデラバード校(IITH)と連携し、秋にはリクルート活動に行く。農林水産業については、他産業との連携による付加価値向上の取り組みを支援、天竜美林のカーボンクレジット創出モデル事業、漁獲が減っている浜名湖アサリの総合対策事業。こども・子育てでは、ワンストップで支えられる仕組みづくり。浜松市は「こどもまんなか応援サポーター」宣言をしている。こどもの権利擁護環境整備、放課後児童会の拡充、デジタルを活用した不登校支援を進めていきたい。
 安全・安心については、遠州鉄道(株)と公共交通維持についての研究、盛土の対策、浜松環状線の4車線化、水道管路・施設の耐震化などを計画的に実施。文化・スポーツについては、西図書館が一条スマートタウンに移転し、多様なニーズに対応した図書館としてオープン。30年を経過したアクトシティは順次改修。大ホールは次の浜松国際ピアノコンクール後に休館に入り、音楽の都にふさわしいホールとしてリニューアルする予定。スポーツについても、浜松アリーナをリニューアルする。
 浜松は全国でもまれな県庁所在地ではない政令指定都市。浜松の皆さんが一丸となって「やらまいか」の精神で、再び元気な浜松を作ろう!と盛り上げていただければと思っている。

日時:2025年7月15日 14:05 投稿者:pt21c

7月の例会は、去年12月現役選手を引退したジュビロ磐田CROの
山田大記氏を講師にお迎えし、お互いの人権と尊厳を尊重し合いなが
ら生きてゆく社会「インクルーシブ社会」を実現する活動についてと、
ジュビロ磐田でキャプテンを務めた経験から学んだリーダシップ
についての2つのテーマでご講演いただきます。

日時は7月24日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。

8月の例会は、東海大学と静岡県立大学の客員教授で日本地震予知学
会会長の長尾年恭氏を講師にお迎えし、「防災の日を前に・南海トラ
フ地震と富士山噴火を考える」をテーマにご講演いただきます。
南海トラフ地震についての最新情報と富士山噴火との関連性などに
ついての内容となります。

日時は8月27日(水)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。


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