マイドリーム ~夢をあきらめない~ 講師 バレーV リーグ女子 2 部「ブレス浜松」 ゼネラルマネジャー 大林素子 氏 【トークショー概要】 1967年生まれ。中学生でバレーボールを始め、高校3年生で日本 代表入りし1994年まで日立、その後、日本人初のプロバレーボー ル選手としてイタリア・セリエAでプレー。帰国後アトランタ五輪 に出場などを経て1997年に現役終了。 引退後はスポーツキャスター、タレントとしてテレビや舞台に 出演。レーシングチームの監督として耐久レース参戦も経験した。 現在は女子バレーボールクラブチーム(V2女子)「ブレス浜松」 のゼネラルマネジャーの役目も担い、毎週浜松を訪れる生活を送 っている。 「ブレス浜松」はまだ知名度は低いが、これから上位に上がろう と頑張っているチーム。バレーボール界では企業チームが多い中、 ブレス浜松は純粋に地元の応援者(パートナー)に支えられている 市民クラブ。地域が盛り上げる唯一無二なチームとして新たなチ ーム像を発信していきたいと考えている。2024年からSVリーグと いう新たなリーグがスタートし、ライセンスを取得できるかどう かは4月に決定する。皆さまに「ブレス浜松」を知ってもらい、 応援署名を集めているので、多くの方にチームをバックアップし ていただきたい。 私は、幼い頃から大きすぎる身長のことでからかわれ、大きな コンプレックスを抱えていた。引きこもりになり「死んでしまえ ば楽になる」と考えたこともあった。そうしたときテレビで「ア タックナンバーワン」を見て「オリンピックに出場し、いじめた 人たちを見返してやろう」と中学生でバレーボールを始めた。し かし練習は辛く自分の努力は先送り。新人戦の試合で、自分のミ スによってチームは敗けてしまった。落ち込んでいると「練習し ていないのだから落ち込む資格はない」と監督に言われたとき、 初めて「努力しなければ身にならない」と気づいた。 次の日から一日も休まず練習に参加。技術とスピードがアップ することでどんどん楽しくなっていった。憧れの選手が所属する 日立バレーボールチームが、自宅近くにあったことから「将来日 立に入りオリンピックに出場したい」と監督に手紙を書いたこと をきっかけに、日立の中学生チームで練習を積み、高校3年でワー ルドカップ、21歳でオリンピックに出場することができた。いじ めや練習の辛さを自らが受け入れ、それを踏み台にしたからこそ オリンピックの夢をかなえることができた。現在も仕事で大変な こともあるが、過去の辛さを思えば耐えられる。逆境を乗り越え た人は強いと思う。 その後の女優や歌手活動もオファーが無くとも私は諦めない。 自分から行動すればチャンスは訪れる。チャレンジできる年齢は 限られるのだから、できるときにやっておかなくては人生がもっ たいないと考えているからだ。 現在も新曲『前を向いて』のPVを自主制作中。浜松のさまざま な場所で撮影しブレス浜松の選手たちも登場している。皆さんに は是非「ブレス浜松」の練習を体育館へ見にきてほしい。新年1月 にはホームゲームもあるので、これから選手たちが成長していく 姿を見守り、応援していただけたら嬉しい。
2023年12月20日(水)21 世紀倶楽部月例セミナー
マイドリーム ~夢をあきらめない~
講師 バレーV リーグ女子 2 部「ブレス浜松」
ゼネラルマネジャー 大林素子 氏
【トークショー概要】
1967年生まれ。中学生でバレーボールを始め、高校3年生で日本
代表入りし1994年まで日立、その後、日本人初のプロバレーボー
ル選手としてイタリア・セリエAでプレー。帰国後アトランタ五輪
に出場などを経て1997年に現役終了。
引退後はスポーツキャスター、タレントとしてテレビや舞台に
出演。レーシングチームの監督として耐久レース参戦も経験した。
現在は女子バレーボールクラブチーム(V2女子)「ブレス浜松」
のゼネラルマネジャーの役目も担い、毎週浜松を訪れる生活を送
っている。
「ブレス浜松」はまだ知名度は低いが、これから上位に上がろう
と頑張っているチーム。バレーボール界では企業チームが多い中、
ブレス浜松は純粋に地元の応援者(パートナー)に支えられている
市民クラブ。地域が盛り上げる唯一無二なチームとして新たなチ
ーム像を発信していきたいと考えている。2024年からSVリーグと
いう新たなリーグがスタートし、ライセンスを取得できるかどう
かは4月に決定する。皆さまに「ブレス浜松」を知ってもらい、
応援署名を集めているので、多くの方にチームをバックアップし
ていただきたい。
私は、幼い頃から大きすぎる身長のことでからかわれ、大きな
コンプレックスを抱えていた。引きこもりになり「死んでしまえ
ば楽になる」と考えたこともあった。そうしたときテレビで「ア
タックナンバーワン」を見て「オリンピックに出場し、いじめた
人たちを見返してやろう」と中学生でバレーボールを始めた。し
かし練習は辛く自分の努力は先送り。新人戦の試合で、自分のミ
スによってチームは敗けてしまった。落ち込んでいると「練習し
ていないのだから落ち込む資格はない」と監督に言われたとき、
初めて「努力しなければ身にならない」と気づいた。
次の日から一日も休まず練習に参加。技術とスピードがアップ
することでどんどん楽しくなっていった。憧れの選手が所属する
日立バレーボールチームが、自宅近くにあったことから「将来日
立に入りオリンピックに出場したい」と監督に手紙を書いたこと
をきっかけに、日立の中学生チームで練習を積み、高校3年でワー
ルドカップ、21歳でオリンピックに出場することができた。いじ
めや練習の辛さを自らが受け入れ、それを踏み台にしたからこそ
オリンピックの夢をかなえることができた。現在も仕事で大変な
こともあるが、過去の辛さを思えば耐えられる。逆境を乗り越え
た人は強いと思う。
その後の女優や歌手活動もオファーが無くとも私は諦めない。
自分から行動すればチャンスは訪れる。チャレンジできる年齢は
限られるのだから、できるときにやっておかなくては人生がもっ
たいないと考えているからだ。
現在も新曲『前を向いて』のPVを自主制作中。浜松のさまざま
な場所で撮影しブレス浜松の選手たちも登場している。皆さんに
は是非「ブレス浜松」の練習を体育館へ見にきてほしい。新年1月
にはホームゲームもあるので、これから選手たちが成長していく
姿を見守り、応援していただけたら嬉しい。