講師:浜松市長 鈴木 康友 氏 演題:「浜松市政報告」
【講演概要】 浜松は健康寿命(厚生労働省 調査)が男女とも三期連続 政令 指定 都市で第一位、 幸福度ランキング(日本総研分析)でも 総合ランキング一位を記録した。財政状況 で は 12 年間行財政改革に 取り組み、市債残高を計画的に削減 し、 経営感覚を伴った 戦略的な資産経営にいち早く移行してきた。そのため老朽化インフラ問題が 浮上しながらも、浜松の経営は日本のトップクラス となっている 。 過疎地域や膨大なインフラを抱え、国土縮図型の浜松の経営が成功すれば、 それは日本のモデルになるだろう。 区の再編について先の住民投票の結果は、 地域経営と混同されてしまったことで誤解も多かったと感じている。 自治体戦略 2040 構想研究会でも、柔軟で効率的な運営を検討している。 浜松市の規模なら2区または3区が理想 であり、それにより市民サービスが 低下することは無いと自信を持って いる。 引き続き スケジュール感をもって チャレンジしていく。 【多文化共生社会】 浜松は約25 年多文化共生に取り組み続け、特に子供たちの教育に力を入れ てきた。今では日本一共生が成功している町と評価され、外国人集住年会議の 取組みを世界に紹介 している 。それを機に欧州中心に文化的多様性を まちづくりに活かす都市間ネットワークにアジアの都市として初めて加盟した。 国として外国人材受け入れが急速に進む中、浜松では多言語対応の相談窓口を拡充し、 外国人人材を中小企業に活用する人材雇用促進に力を入れている。 【地方創生】 地域活性化とは人口減少に負けない持続可能な都市経営だと考える。 今後も産業の育成が必須 となる 。 そのため「イノベーション・ベンチャー支援」では、自動車産業のキーワード 「 C・A・S・E 」を踏まえ次世代自動車センターを開設 した 。 浜松ベンチャー連合を作りビジネスしやすい環境づくりに取り組んでいる。 さらにサテライトオフィスを整備し市外からも起業家を呼び込み、 産業創出に繋げる取り組みも行っている。 【農林業】 全国第7位の農業生産額を誇る浜松はまだまだ発展できると考え、 農業経営塾で農業を牽引するリーダーを育成 している 。 また林業ではFSC森林認証による天竜材のブランド化を推進 し、 全国で最も公共施設等にFSC認証材を使用している地域となっている。 浜松地域での利用はもちろん、東京オリンピック・パラリンピック関連施設、 名古屋城天守閣にも使用され、また今年度から海外輸出にも取り組んでいる。 【エネルギー政策】 東日本大震災後、電力の持続的かつ安定的確保のため新エネルギー推進事業本部を 設置 した 。太陽光発電では導入件数日本一を維持しているだけでなく、風力、 バイオマス、新技術創出などにも取り組み、低炭素なスマートシティ構築を 目指している 。 【シティプロモーション】 日本航空や世界トップシェフとの連携で浜松パワーフードを紹介したり、 ダンスエンタテインメントとタイアップ したり、さまざまな プロジェクトを推進 している 。 ラグビーワールドカップに向けヘリコプターチャーターサービスも企画中。 大河ドラマ「いだてん」にはいよいよ浜松出身・田畑政治氏が本格登場 する 。 ますます 「 日本一!元気な町 」 を目指 す。 引き続き 皆様のご理解とご支援をお願いする。
2019年6月17日(月)21世紀倶楽部総会記念講演会
講師:浜松市長
鈴木 康友 氏
演題:「浜松市政報告」
【講演概要】
浜松は健康寿命(厚生労働省 調査)が男女とも三期連続
政令 指定 都市で第一位、 幸福度ランキング(日本総研分析)でも
総合ランキング一位を記録した。財政状況 で は 12 年間行財政改革に
取り組み、市債残高を計画的に削減 し、 経営感覚を伴った
戦略的な資産経営にいち早く移行してきた。そのため老朽化インフラ問題が
浮上しながらも、浜松の経営は日本のトップクラス となっている 。
過疎地域や膨大なインフラを抱え、国土縮図型の浜松の経営が成功すれば、
それは日本のモデルになるだろう。 区の再編について先の住民投票の結果は、
地域経営と混同されてしまったことで誤解も多かったと感じている。
自治体戦略 2040 構想研究会でも、柔軟で効率的な運営を検討している。
浜松市の規模なら2区または3区が理想 であり、それにより市民サービスが
低下することは無いと自信を持って いる。
引き続き スケジュール感をもって チャレンジしていく。
【多文化共生社会】
浜松は約25 年多文化共生に取り組み続け、特に子供たちの教育に力を入れ
てきた。今では日本一共生が成功している町と評価され、外国人集住年会議の
取組みを世界に紹介 している 。それを機に欧州中心に文化的多様性を
まちづくりに活かす都市間ネットワークにアジアの都市として初めて加盟した。
国として外国人材受け入れが急速に進む中、浜松では多言語対応の相談窓口を拡充し、
外国人人材を中小企業に活用する人材雇用促進に力を入れている。
【地方創生】
地域活性化とは人口減少に負けない持続可能な都市経営だと考える。
今後も産業の育成が必須 となる 。
そのため「イノベーション・ベンチャー支援」では、自動車産業のキーワード
「 C・A・S・E 」を踏まえ次世代自動車センターを開設 した 。
浜松ベンチャー連合を作りビジネスしやすい環境づくりに取り組んでいる。
さらにサテライトオフィスを整備し市外からも起業家を呼び込み、
産業創出に繋げる取り組みも行っている。
【農林業】
全国第7位の農業生産額を誇る浜松はまだまだ発展できると考え、
農業経営塾で農業を牽引するリーダーを育成 している 。
また林業ではFSC森林認証による天竜材のブランド化を推進 し、
全国で最も公共施設等にFSC認証材を使用している地域となっている。
浜松地域での利用はもちろん、東京オリンピック・パラリンピック関連施設、
名古屋城天守閣にも使用され、また今年度から海外輸出にも取り組んでいる。
【エネルギー政策】
東日本大震災後、電力の持続的かつ安定的確保のため新エネルギー推進事業本部を
設置 した 。太陽光発電では導入件数日本一を維持しているだけでなく、風力、
バイオマス、新技術創出などにも取り組み、低炭素なスマートシティ構築を
目指している 。
【シティプロモーション】
日本航空や世界トップシェフとの連携で浜松パワーフードを紹介したり、
ダンスエンタテインメントとタイアップ したり、さまざまな
プロジェクトを推進 している 。
ラグビーワールドカップに向けヘリコプターチャーターサービスも企画中。
大河ドラマ「いだてん」にはいよいよ浜松出身・田畑政治氏が本格登場 する 。
ますます 「 日本一!元気な町 」 を目指
す。 引き続き 皆様のご理解とご支援をお願いする。