
浜松市長 中野祐介 氏 前湖西市長 影山剛士 氏
『選ばれるまち・浜松の実現に向けて』
【座談会概要】
国勢調査の速報値で浜松市の人口は5年前に比べて25000人減。マイナス3.2%は全国平均より高い。こんなに住みやすいところが、なぜ? 座談会は中野浜松市長と浜松市広域連携アドバイザーを務める影山前湖西市長のテンポの良い対話で次のように進められた。
事前アンケートより①「若者が残りたいと思うまちづくりの鍵は?」 進学などで外に出た人が、最終的に浜松に戻りたいと思えるようなことを子どもの頃から植えつける。高校生を対象に浜松の魅力を知ってもらうための合同企業説明会「ジョブ・エキスポ浜松」を実施。中学生に対しては、地域の社長さんたちが中学校で講演をする「社長の特別授業」を展開。世界に冠たる技術力や世界シェアを持つ商品がたくさんあるのに、地元の人は案外知らない。浜松の良さ、素晴らしさに気づいていないこともある。それを子どものうちから知ってもらう。
事前アンケートより②「市長が思い描く中心市街地の理想とは?」 中心市街地はまちの顔。ここが輝いて人が集うことでさらに好循環をつくる。今、駅の近くに企業や大学が集まる流れがある。それを応援し加速化させるのが行政の役目。松菱跡地は行政の土地ではないので自由が利かないが、ここも民間の力で有効活用しなくては損、と思えるような流れにしたい。
事前アンケートより③「文化芸術にもう少し力を入れてほしい」 浜松出身者が2人代表に入っている今回のサッカーワールドカップで朝5時からのマインシュロスでのパブリックビューイングが完売だったのも、スポーツの持つ力。来年は第13回国際ピアノコンクール、今年は国際オペラコンクールで「音楽のまち・浜松」はだいぶ根付いてきたが、美術はまだ弱い。浜松市美術館は県内の公立美術館としては最初にできたのだが50年が経過し、新しく作る構想をこれからしていく。徳川家ゆかりの文化財を浜松に、という話もぜひ受け入れたい。
事前アンケートより④「県営野球場の建設はどうなるのか」 県の財政状況もあり、民間投資の可能性を探ろうとしている。2028年までに方向性を決め、その後は10年くらいかかる見通し。それまでは浜松球場の延命を図り、陸上競技場もしっかり整備しなくてはいけない。
そのほか、浜松には魅力的な進学先がないから若者が出て行くという意見があるが、そんなことはないと知ってもらうために、大学の先生方に集まってもらってプラットフォームを立ち上げる。静大と浜松医大の統合も推進。そして、モノづくりの現場はAIに取って代わられることばかりではないのが強みなので、そこを支える人材を育成する高等教育機関がほしい。
さらに、中心市街地への賃貸型のオフィスビル建設に対して最大1棟10億円の補助金を出すという全国でも珍しい施策について。浜松はオフィスの空室率が極めて小さく、進出を断念する会社が続いていた。モノづくりを支えるDXやAIを得意とする企業などに進出していただき、地元企業とのコラボによって新たな商品、産業を作り上げていくような見通しができればと思っている。今後も、浜松のシビックプライドは「やらまいか」。常に挑戦し、成長し続けるまち・浜松をこれからもつくっていきたい。









21世紀倶楽部7月例会&8月例会のお知らせ
7月例会は、将棋棋士九段の青野照市氏をお招きし、「藤井聡太の才能と大山康晴の持続力」をテーマにご講演をいただきます。
藤井聡太の持つ才能が、他の棋士とどう違うのか。大山康晴が何故69歳で亡くなるまでトップのA級を保てたのかを解明する内容となります。
日時は7月24日(金)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。
8月例会は、静岡県知事の鈴木康友氏をお招きし、「幸福度日本一の静岡県」を目指して(仮題)をテーマにご講演をいただきます。
日時は8月27日(木)午後6時から
会場は浜松プレスタワー17階静岡新聞ホールです。