日時:2021年8月 5日 16:15 投稿者:pt21c

講師:株式会社オフィスH2O 代表取締役 平光敬和氏
演題:コロナ禍の夏の NIGHTMARE
~あなたの会社の経営者が経営力を発揮できない訳~
【講演概要】
「あなたの会社の経営者が経営力を発揮できない訳」と刺激的な
サブテーマを付けた。日本企業の多くは、優秀な課長や部長など
が内部昇格しトップになることが多い。しかし課長や部長に求め
られる役割と経営者に求められる役割は全く異なる。課長・部長
時代に優秀だったという思いは、経営者としてはかえって邪魔に
なることが少なくない。
経営者に求められるのは決められたことをどう実現するかでは
なく「何をするかを決定すること」。決定後は自力でなく、経営
幹部や中間管理者、さらにさまざまな階層を経て顧客接点層に実
現してもらうことになる。
経営本には「将来への構想力。抽象的な概念やコンセプトを具
体的な会社の施策にして実現可能なものにしていく」と書かれて
いるが、一番必要なのは「根気よく自らの想いを社員さんに伝え
続けること」かもしれない。
経営者になる前に、経営者に必要な要素能力を身に付けている
人などいない。だから経営者は必死に学び続けていくことにな
る。特に現在は変化のスピードが凄まじく、世界観も人間観も経
済の仕組みも総替わりすることも起こる。少し油断すれば、昨日
までの経営の仕組みが役に立たないこともある。経営者は心身共
に健全・健康で、学び続ける知性と姿勢を持ち続けることが必要
だ。そしてたとえ失敗しても、PDCA/Plan(計画)・Do(実行)
・Check(評価)・Action(改善)を繰り返し、経営者自身が学び
成長し続けること。つまり「経営者は勉強し続けるしかないのだ、
それが経営者の資格要件である」というのが本日の結論になろう
か。
経営者予備群の皆さんにもお願いしたいことがある。それは
「経営者を全力で応援してあげてほしい」。最初は期待はずれ
だったとしても、批判だけで終わるのではなく、経営者目線で
自分と自分の仕事を見つめてほしい。「経営者が必死に勉強す
ること」と「経営者予備群の人が経営者目線で仕事と自分をみ
つめていくこと」。この2つがセットになって初めて会社経営
は回り始め継続していくことができる。
現在のコロナ禍の非常時に私が思うことは、「今こそ一人ひと
りが自分で考え、自分で答えを出し責任を負うことが大事」と
いうこと。何も考えず周りと同じ行動をし、それがうまくいか
ないと責任を他人に押し付け非難する繰り返しでは未来は無い。
私たち人間は社交性を武器に、多様性によってイノベーション
を続けてきた。「自分はどう思うのか、なぜそう思うのか、違
う意見の人はなぜそう考えるのか」をそれぞれ考える時ではな
いだろうか。
今後さらに女性や若者が実力を発揮できる仕組みづくりを構築
し、社会を変えていくことが必要だと感じる。60歳以上の私たち
は今後大変な状況が起こっても、未来を担っていく女性・若者た
ちへのスポンサーシップを発揮し、いかに力を注いでいけるかを
考えよう。そして日本そしてすばらしい地球を創るために応援し
ていこう。
※推薦書『多様性の科学/マシュー・サイド著』『希望の未来
への招待状/マーヤ・ゲーペル著』


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